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タグ: シンフォニック

シンフォニック特集

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投稿者: -----------

GAZPACHO / Demon

ノルウェーの暗鬱シンフォ・バンドGAZPACHOの8thアルバムDemon。


GAZPACHO / Demon 2014 NORWAY
GAZPACHO / Demon1. I've Been Walking Part 1
2. The Wizard of Altai Mountains
3. I've Been Walking Part 2
4. Death Room



ピアノと浮遊するシンセを中心に静かに進行する中、時折ハード・エッジなギターのパワーコードが鳴り響き、平坦になりがちな展開にダイナミズムを付加するメランコリックでファンタジックな#1。
中近東エスニック風味なメロディやタンゴ・パートの挿入、欧州的叙情を漂わせるアコーディオンなどの小技も効果的に使用し、全4曲というアルバム全体の流れに起伏を付けている小品#2。
こもったピアノとハミングによるメイン・テーマを反復し進行する繊細な前半からハードなタッチの後半へ移行するAパート、#1のパワーコードをリプライズさせたBパートで構成された、よりメロディに焦点を当てた#3。
琴のような音色のバンジョーによる7拍子のシーケンスにヴァイオリンの妖しげなオブリガードが絡むパート1、パート1を引き継ぎつつ枯れたギターやヴァイオリンによるフックを加えたパート2、ヘヴィネスを加えて静と動のレンジを広げたパート3により構成された#4。

儚げなボーカルと霧のようなパッド系又はストリングス・シンセを基調に、繊細で耽美なパートを中心に丁寧に紡いでいく。ダークな中にも暖かみを帯びたサウンドなのは、バンジョーやアコーディオン、ヴァイオリンといったオーガニックな楽器群の効果的な使用によるもの。
音圧ありきの昨今の音楽とは対極の、音を出すのではなく出さないことで存在感を高めるという逆説的なアイディアがおもしろい。


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タグリスト: プログレ  2010年代  北欧  シンフォニック 

 

投稿者: 2014-07-13-Sun

WOBBLER / Rites at Dawn

ヴィンテージ楽器のみで勝負するノルウェーのプログレッシブ・ロック・バンド WOBBLERの3rdアルバムRites at Dawn。


WOBBLER / Rites at Dawn 2011 NORWAY
WOBBLER /Rites at Dawn1. Ludic
2. La Bealtaine
3. In Orbit
4. This Past Presence
5. A Faerie's Play
6. The River
7. Lucid Dreams



神秘的なイントロダクションの#1。
硬質でクールな7拍子リフに絡むメロトロン、YESの躍動感やGENTLE GIANT風コーラスなど70年代プログレの薫りを纏いつつ、各楽器が緻密に絡みつくアレンジとタイトな演奏力に現代的なインテリジェンスとテクニックも感じさせる#2。
ドライブするベース、シンセとギターのハーモニー、エレピやオルガン、シンセなど場面ごとに異なる多彩な鍵盤など、アンサンブルの妙を緩急と静動の起伏を付けた絶妙の展開で活かした12分超のプログレ大作#3。
アコギの7拍子アルペジオにフルートやメロトロンが絡む幽玄なパート、ピアノがリードするクールなジャズ風リフ、軋んだメロトロンがANGLAGARDやANEKDOTENを彷彿させる北欧的慟哭激情メランコリー・パートなど、異質な要素を巧みに切り替えるドラマティックな#4。
トレモロ効果を持つ骨董楽器マクソフォンを使用した静かなイントロからメロトロンが唸る疾走パートに移行する#5。
ギター、ベース、サックスによる怒涛のユニゾン、メロトロンがむせび泣くメロウなパート、開放感あるテーマ・メロディ及びドラマティックなサビを持つ感動的な#6。
グロッケンをフィーチュアした神秘的なアウトロで#1に繋がる#7。

様々に展開しながらもやりっ放しで終わらず、きっちりと落とし所を用意した考え抜かれたアレンジ、それを可能にするプレイヤーの技量、ヴィンテージ・キーボードを活かしたダイナミクスある楽曲展開が魅力的なヴィンテージ・タイプのプログレ。
ボーカルはジョン・アンダーソン風なところもあるが、平坦で無機質なため表現力という部分では若干マイナスも、そのB級感が故の70年代っぽさで逆に奏功している。


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タグリスト: プログレ  2010年代  北欧  メロトロン  シンフォニック 

 

投稿者: 2014-07-06-Sun

TOMAS BODIN / Sonic Boulevard

FLOWER KINGSのキーボーディスト トマス・ボディンの3rdソロアルバムSonic Boulevard。


TOMAS BODIN / Sonic Boulevard 2003 SWEDEN
TOMAS BODIN / Sonic Boulevard1. Prayer
2. Hero from Cloud City
3. Back to the African Garden
4. Picture
5. Walkabout
6. Horses from Zaad
7. Beautiful Mind
8. Happy Frog
9. Morning Will Come
10. Night Will Fall



当初はネット経由のみの販売を考えていたというが、僚友ロイネ・ストルトにデモを聴かせた所、正式にCDでリリースすべきだ!と励まされ完成したらしい。
ということで、その気にさせた責任を取るべくロイネ・ストルトもギターで参加の他、いつものFLOWER KINGS人脈に菅やパーカッションもゲストで加えての制作となった。

本家FLOWER KINGSにも共通するポジティブな桃源郷シンフォニック路線のサウンドは、今や保証付きのクオリティ。
前作はリズム隊以外は自分のキーボードだけという編成の関係で気負いもあったのか、埋め尽くされたキーボード・サウンドに多少の息苦しさも感じさせたが、今回はギターやサックスの存在がオーガニックな空気感をもたらしており、サウンド全体もリラックス且つバンドっぽくなっていて好印象です。
やはりこの人はチームの中でこそ活きる人なんでしょう。
#7 にFLOWER KINGS のSimple Song(Flower Power #2)のフレーズを引用したりする遊び心も良い感じ。


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タグリスト: プログレ  北欧  2000年代  シンフォニック 

 

投稿者: 2014-06-26-Thu

NICK MAGNUS / N'Monix

元スティーヴ・ハケット・バンドのキーボーディスト ニック・マグナスの5thアルバムN'monix。


NICK MAGNUS / N'Monix 2014 UK
NICK MAGNUS / N'Monix1. The Ending Of The Open Sky
2. Lift The Memory
3. In The Stillness Of Time
4. Starlit Motion
5. Reptilian
6. The Witness
7. The Skies Give Meaning


メロトロンも絡むミステリアスなイントロから、英国らしいヒネリの効いたメロディの歌唱パートに移行する#1。ピーター・ガブリエルが歌うとハマりそうなところを、トニー・パターソン(Vo)が技量は少々物足りないが何とか雰囲気は出している。
厳かなストリングスをバックにケイト・ファバー(Vo)の超美麗ソプラノをフィーチュア、終盤はクワイヤで壮大に盛り上がる#2。
ブラス・セクションのファンファーレとマーチのリズムに乗ったイントロから7拍子の歌唱パートへ、さらにGENESIS風の陰影を付けて展開する#3。
パーカッシブなエレピがリードし、ニック・マグナス自身が歌う#4。
ピート・ヒックス(Vo)の明朗な歌声がマッチした、ポップな中にも洒落た起伏でドラマ性を持たせた#5。伸びやかで構築度の高い間奏と、よりエモーショナルでクリケット奏法などトリッキーな技も忍ばせた後奏でスティーヴ・ハケット(G)が魅力たっぷりに聴かせる。
天性の叙情声シンガー ティム・ボウネス(Vo)が歌う湿り気を帯びた#6。ロブ・タウンゼント(Sax)のサックス・ソロ、スティーヴ・ハケットのギター・ソロが哀愁を駆り立てる。
神秘的なクワイヤとスティーヴ・ハケットのギターによる美しいコラボレーション#7。
ジェイムズ・リーヴス(Vo)が歌う、仄かな叙情を交えた優美なファンタジック・チューン#8。

GENESISのファンタジック面を担っていたスティーヴ・ハケットとの長年の仕事から吸収したと思われる上品で翳りを交えた英国風メロディが冴える、英国の良心を体現したかのような上品でファンタジックな作品。
スティーヴ・ハケットをはじめとしたゲスト陣の丁寧なプロの仕事も印象的。


Nick Magnus - Eminent Victorians






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タグリスト: プログレ  イギリス  2010年代  シンフォニック  メロトロン  女性ボーカル 

 

投稿者: 2014-06-14-Sat

KAUKASUS / I

元ANGLAGARDのマティアス・オルソン(Dr)がWHITE WILLOWの盟友Ketil Einarsen(Fl)、OPIUM CARTELに参加のRhys Marsh(Vo/G)と結成したプログレ・プロジェクトKAUKASUSの1stアルバムI。


KAUKASUS / I 2014 SWEDEN/NORWAY
KAUKASUS / I1. The Ending Of The Open Sky
2. Lift The Memory
3. In The Stillness Of Time
4. Starlit Motion
5. Reptilian
6. The Witness
7. The Skies Give Meaning


ダークなグルーヴに妖しいフルートが吹き荒ぶ#1。
Rhys Marshの深いヴィブラートが効いた、メランコリックな中にもヘヴィなパッションがある#2。
リズム・マシンに乗せたマイルドなヴァースから変拍子を交えた生ドラムが登場するサビに移行するゴシック・ムードの#3。
ディレイを掛けたシンセのシーケンス・フレーズが雲海のような浮遊感を演出、その上をズ太いシンセやフルートが舞うトリップ感満点のインストゥルメンタル#4。
クールなボーカル・ラインを持つ歌モノからメロトロンやフルートが折り重なってゾクゾクさせる7拍子の妖しいインスト・パートに移行する#5。
スティール・ギターと寂寥感あるフルートが北欧の暗い冬のような印象のメランコリックな#6。
耽美なサウンドスケープをバリトン・ギター等の重低音が切り裂く、ヌーヴォ・メタル期KING CRIMSONを想起させる#7。

メロトロン、ローズ、タウラス、VCS3などヴィンテージ楽器を使用しつつ、その音楽性は実験的な要素を含む現在進行形のプログレ。
ANGLAGARD風暗黒シンフォにOPIUM CARTELのゴシック、ポスト・ロックなど様々なバックグラウンドが顔を覗かせるが、哀愁あるRhys Marshの声のトーンがムードを引き締め、アルバムの統一感をもたらしている。
オーガニックな熱情を感じさせるボーカルやフルート、ドラミングに、無機的で冷気漂うシンセやサウンドスケープを融合。ダークな中にも暖かさを感じさせる仄かな叙情が北欧的で良い感じ。

Kaukasus 'Lift The Memory'




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タグリスト: プログレ  北欧  メロトロン  2010年代  シンフォニック 

 

投稿者: 2014-06-08-Sun

FREQUENCY DRIFT / Over

ドイツのプログレッシブ・ロック・バンドFREQUENCY DRIFTの5thアルバムOver。


FREQUENCY DRIFT / Over 2014 GERMANY
FREQUENCY DRIFT / Over1. Run
2. Once
3. Adrift
4. Them
5. Sagittarius A*
6. Suspended
7. Wave
8. Wander
9. Driven
10. Release
11. Memory
12. Disappeared


チェロで幕を開けハープをバックにしたメランコリックなボーカル・パートへ移行、もの悲しいデュクラーなるたて笛の静謐や轟音ギターが唸るヘヴィなインスト・パートを含む#1。
イントロの枯れた味わいのギターによるトレモロから既にメランコリック度満点。清楚なIsa Fallenbacher嬢の歌唱がサビで左右CHに振り分けられで幽玄に迫るロマンティックな#2。
ハープの叙情的なイントロから一転してAgathe Labus嬢の妖艶な歌唱パートへと続く前半部、後半のインスト・パートはハープ、デュクラー、フルートの叙情をフィーチュアした#3。
2人の女性シンガーがそれぞれ好対照な持ち味を出すサビがおもしろい#4。終盤にSEで日本語の鉄道駅構内アナウンスが飛び出してハッとする場面も。
スペイシーなシンセのサウンドスケープ、コンテンポラリーなタッチのボーカル・パート、7拍子のハープ・ソロなどを6分弱に収めた美しいナンバー#5。
Isa Fallenbacher嬢のエンジェリック・ヴォイスがフィーチュアされた耽美なボーカル・パートとフルートがアグレッシブに吹き鳴らされるヘヴィなインスト・パートを対比させた#6。
ハープとボーカルのユニゾンにチェロが加わりメランコリックな陰影を増す#7。
マリンバのシークエンスをアクセントにIsa Fallenbacher嬢のセルフ・ハーモニーが甘美な味わいの#8。
Isa Fallenbacher嬢のクリアな歌声を活かしたキャッチーな歌唱、コルグのWavedrumと思しきパーカッション・ソロ、ハープシコードのクラシカルなソロなど予測不能に展開する#9。
Agathe Labus嬢が歌う静かな中にも官能的なダークネスから、エキゾチックなムードも湛えた不思議なインスト・パートへ移行する#10。
重厚なストリングス・セクション、キャッチーなボーカル・パート、ザクザクしたギターをバックに舞い踊るフルート、7拍子のプログレ然としたシンセ・ソロなどアイディア満載の10分の大作#11。
ハープ、ピアノ、チェロなどで優しく奏でられるバックに切々とした歌唱が乗るもの悲しいバラード#12。

耽美でキャッチーな女性ボーカル・プログレ


厳かなハープ、クラシカルなストリングス・セクション、浮遊感のあるシンセやエレクトロニカ、メタルの面影を残すギターなどが融合。そこにイノセントなIsa Fallenbacherとジャズの素養があるAgathe Labus(#3、#4、#10)の2人の女性ボーカルが乗り、気品と妖しさ、デジタルな無機質さやアンビエントが渾然一体となったユニークなサウンド。大仰なドラマティックさは無いが、耽美なムードにゴシックの薫りも漂う。
緻密でテクニカルなアンサンブルに支えられたボーカル・パートはメロディアスで取っつき易く、メランコリックな風情にアンニュイな女性ボーカル、エレクトロニカという部分でPAATOSファンにもおすすめ。

Frequency Drift: Run (taken from new album "OVER")





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タグリスト: プログレ  2010年代  ヨーロッパ  女性ボーカル  シンフォニック 

 

投稿者: 2014-05-24-Sat

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