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投稿者: -----------

LANDBERK / One Man Tell's Another

スウェーデンのプログレッシブ・ロック・バンドLANDBERKの2ndアルバムOne Man Tell's Another。


LANDBERK / One Man Tell's Another 1994 SWEDEN
OPETH / Pale Communion1. Time
2. Kontiki
3. Mirror man
4. You are
5. Rememberence
6. Valentinsong
7. Tell



仄かに歪ませたギターのカッティングがリードし、幽玄なグルーヴにメロトロンも絡む#1。
7/8拍子のオルガン・シークエンスが心地よいズレを生み出し、レイネ・フィスケ(G)の独特のタッチによる繊細かつ荒々しいギターが暴発寸前の狂気を滲ませる屈折チューン#2。
枯れたギターがリードし霧のようなメロトロンが叙情を加味する、クールさとメランコリーが同居した#3。全体的なムードはレイネ・フィスケとステファン・ディムレ(B)が後に結成するPAATOSに繋がるものがある。
イントロや各部に挿入されるギターによる7拍子のアルペジオをアクセントに、淡々としながらも妖しく叙情も交えて進行する#4。
幽玄なメロトロンをバックにギターのアルペジオとパーカッションの反復がトリップ感を生み出す#5。
沈み込む3拍子のバラードからリズム隊が合流して淡々としたジャジーなムードへ移行、繊細なタッチのギターが寂寥感を醸成する#6。
これまで控え目だったメロトロンが唸りをあげる(それでもまだ控え目)シンフォニックな#7。フィードバックやハウリング・ノイズまでをも巧みにコントロールした狂気のギター・ソロと端正でメロディアスなメロトロンの白玉とのギャップが強烈。

全編スウェーデン語で歌われた1stアルバムで見られた土着の妖しさとハード・ロック的な激しさは後退し、コンテンポラリーで静かな音像に移行。
そんな中、枯れたトーンと独特の微妙なタッチにより繊細な寂寥感から暴虐の狂気までを演じ分けるレイネ・フィスケのギターが孤高の輝きを放つ北欧暗黒シンフォ。決して多くを弾くことは無いものの、雄弁に各曲のカラーを表現する独創的なフレージング(とノイズ)が耳を捉えて離さない。



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タグリスト: プログレ  北欧  1990年代  メロトロン 

 

投稿者: 2015-06-22-Mon

OPETH / Pale Communion

スウェーデンのプログレッシブ・メタル・バンドOPETHの11thアルバムPale Communion。


OPETH / Pale Communion 2014 SWEDEN
OPETH / Pale Communion1. Eternal Rains Will Come
2. Cusp of Eternity
3. Moon Above, Sun Below
4. Elysian Woes
5. Goblin
6. River
7. Voice of Treason
8. Faith in Others



単音リフやダーティな音色のバッキングを奏でるオルガン、静かなピアノ、エンディングを神々しく飾るメロトロンなど、キーボードが場面転換をリードするOPETHではこれまでに無いテイストのオープニング・ナンバー#1。
ペダルポイント風単音リフに無国籍エスニックなメロディのサビが印象的な#2。
ミステリアスなパート、幽玄アコギ・パートなど様々に展開、後半はOPETHらしい邪悪な音使いのリフと叙情メロディのサビを巧みに融合した10分超の#3。
冷気漂うメロトロンの白玉にゾクゾクするダークなフォーク・チューン#4。
パーカッシブなエレピやオルガンなどキーボードが活躍するグルーヴィなインストゥルメンタル#5。
爽やかなフォークから始まり、2人のギタリストのバトル~メロディアスなツインリード、ヘヴィなリフにメロトロンと要素が盛りだくさんの#6。
ミステリアスなストリングスのリフがリードする深遠パートとヘヴィなリフのパートの対比で聴かせる#7。
KING CRIMSONのStarlessを想起させる、悲哀感たっぷりのストリングスをバックにミカエル・オーカーフェルト(G/Vo)のエモーショナルな歌唱が乗るドラマティックな叙情ナンバー#8。

デス・ヴォイスを一切排除して70年代王道ロックのテイストに接近した前作Heritageの路線を推し進め、より耽美でマニアックな領域に。
不条理・無慈悲なアグレッションから静謐・神秘的な側面までがこれまでのOPETHの幅広い音楽性だとすると、Pale Communionではレンジの幅はそのままに軸足をより静謐・神秘方面に傾けさらにそこに70年代ヴァーティゴ系のくすんだオルガン・ロック風味を加味した作風。また、これまでも曲中で経過的には使用されていたメジャー・コードを楽曲の印象を決めるラストで使用するなど、斬新とも言える変化が見て取れる。アルバムの基準を測る上で重要なオープニング・チューン#1のボーカル第一声がメロウなコーラスというのも意表を突いており、ミカエル・オーカーフェルトからすると「してやったり」というところだろう。
ペル・ヴィバリの頃よりも歪み度を幾分下げたヨアキム・スヴァルベリ(Key)のオルガンは、グリッサンドを多用するロックでダイナミックな前任者よりもむしろCRESSIDA寄りと言っても良いくらい堅実かつ多彩なプレイ・スタイルで音楽性の変化に対応。
ミックスはかつてのOPETH作品でも制作に関わった、ユニットSTORM CORROSIONでのミカエルの僚友スティーヴン・ウィルソンが担当。KING CRIMSONやYESなどのリミックス・ワークを通じてプログレ界レジェンド達の奥儀に触れたスティーヴンの起用も今作の方向性にマッチしている。
ジャケット・アートは勿論トラヴィス・スミス

Opeth - Cusp Of Eternity





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タグリスト: プログレ  ヘヴィ・メタル  北欧  2010年代  メロトロン  トラヴィス・スミス 

 

投稿者: 2014-08-22-Fri

YES / Heaven & Earth

シンガーにアメリカのプログレ・バンドGLASS HAMMERのジョン・デイヴィソン(Vo)を迎えたYESの21stアルバムHeaven & Earth。


YES / Heaven & Earth 2014 UK
YES / Heaven & Earth1. Believe Again
2. The Game
3. Step Beyond
4. To Ascend
5. In A World Of Our Own
6. Light Of The Ages
7. It Was All We Knew
8. Subway Walls



スティーヴ・ハウ(G)によるボリューム奏法のテーマ・メロディにジェフ・ダウンズ(Key)らしい軽やかなシンセのバッキングが続く緩いポップ・チューン#1。歌の出だしがジョン・アンダーソン風メロディで一瞬オッとなる。インスト・パートのキメ・フレーズを弾くスティーヴ・ハウのトーンが、抑えたというよりは弱々しく聴こえるのは老いたルックスの先入観があるからだろうか。自身が脱退したASIAが若いギタリストを加えて溌剌とした音像のアルバムをリリースしたばかりなのでどうしても対比が目立ってしまう。
イントロのサスティナーを使用したスムーズなフレーズが耳を惹く、穏やかでキャッチーな#2。
シンセによる朗らかなメロディのシーケンス・パターンがリードする#3。
フォーク・タッチのバラード#4。
3連なのに弾む感じが無い、気だるいムードの#5。
スティーヴ・ハウのスライド・ギターが陰影を付ける#6。
リフレインが童謡のような緩いメロディのポップ・ソング#7。
緊張と緩和のドラマティックな対比や変拍子のアクセントなど、ファンが求めるプログレッシブなYESを体現した#8。ジェフ・ダウンズらしいクラシカルなシンセのオーケストレーションや叙情性も含め、アルバム随一の佳曲だがエンディングは淡泊。

呼吸不全でバンドを離れた前任者のブノワ・デイヴィッド同様、ジョン・デイヴィソンもYESフォロワー・バンドを出自とするだけに声質はジョン・アンダーソンに似ているが、本家特有の無垢なニュアンスまでは出し切れておらず全体的に表現力不足。それをバンドも認識した上であえてそうしたのか、それとも単にアイディア不足なのか、明るいムードで統一された楽曲群には神秘性や奥深さが不足し、凡庸なメロディのポップスに止まっている。
YESというバンドの個性のひとつである、各パートのせめぎあいと収束によるアンサンブルの妙も、#8で微かに感じられる程度。ほとんどの楽曲で単なる歌モノのバック・バンドと化してしまっているのが痛い。#6あたりはアレンジ次第でもう少し深みが出たと思う。特にリズム隊の覇気の無さが致命的ですらある。

往年の傑作と比較するのは酷としても、前作がDRAMA期YESを継承した良作だっただけに、連綿と続くバンドの歴史上位置付けが難しいアルバムになってしまった。こうして現役バンドとして新作をリリースするクリエイティブな姿勢は賞賛に値するが・・・。


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タグリスト: プログレ  イギリス  2010年代  ポップ 

 

投稿者: 2014-07-28-Mon

GAZPACHO / Demon

ノルウェーの暗鬱シンフォ・バンドGAZPACHOの8thアルバムDemon。


GAZPACHO / Demon 2014 NORWAY
GAZPACHO / Demon1. I've Been Walking Part 1
2. The Wizard of Altai Mountains
3. I've Been Walking Part 2
4. Death Room



ピアノと浮遊するシンセを中心に静かに進行する中、時折ハード・エッジなギターのパワーコードが鳴り響き、平坦になりがちな展開にダイナミズムを付加するメランコリックでファンタジックな#1。
中近東エスニック風味なメロディやタンゴ・パートの挿入、欧州的叙情を漂わせるアコーディオンなどの小技も効果的に使用し、全4曲というアルバム全体の流れに起伏を付けている小品#2。
こもったピアノとハミングによるメイン・テーマを反復し進行する繊細な前半からハードなタッチの後半へ移行するAパート、#1のパワーコードをリプライズさせたBパートで構成された、よりメロディに焦点を当てた#3。
琴のような音色のバンジョーによる7拍子のシーケンスにヴァイオリンの妖しげなオブリガードが絡むパート1、パート1を引き継ぎつつ枯れたギターやヴァイオリンによるフックを加えたパート2、ヘヴィネスを加えて静と動のレンジを広げたパート3により構成された#4。

儚げなボーカルと霧のようなパッド系又はストリングス・シンセを基調に、繊細で耽美なパートを中心に丁寧に紡いでいく。ダークな中にも暖かみを帯びたサウンドなのは、バンジョーやアコーディオン、ヴァイオリンといったオーガニックな楽器群の効果的な使用によるもの。
音圧ありきの昨今の音楽とは対極の、音を出すのではなく出さないことで存在感を高めるという逆説的なアイディアがおもしろい。


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タグリスト: プログレ  2010年代  北欧  シンフォニック 

 

投稿者: 2014-07-13-Sun

WOBBLER / Rites at Dawn

ヴィンテージ楽器のみで勝負するノルウェーのプログレッシブ・ロック・バンド WOBBLERの3rdアルバムRites at Dawn。


WOBBLER / Rites at Dawn 2011 NORWAY
WOBBLER /Rites at Dawn1. Ludic
2. La Bealtaine
3. In Orbit
4. This Past Presence
5. A Faerie's Play
6. The River
7. Lucid Dreams



神秘的なイントロダクションの#1。
硬質でクールな7拍子リフに絡むメロトロン、YESの躍動感やGENTLE GIANT風コーラスなど70年代プログレの薫りを纏いつつ、各楽器が緻密に絡みつくアレンジとタイトな演奏力に現代的なインテリジェンスとテクニックも感じさせる#2。
ドライブするベース、シンセとギターのハーモニー、エレピやオルガン、シンセなど場面ごとに異なる多彩な鍵盤など、アンサンブルの妙を緩急と静動の起伏を付けた絶妙の展開で活かした12分超のプログレ大作#3。
アコギの7拍子アルペジオにフルートやメロトロンが絡む幽玄なパート、ピアノがリードするクールなジャズ風リフ、軋んだメロトロンがANGLAGARDやANEKDOTENを彷彿させる北欧的慟哭激情メランコリー・パートなど、異質な要素を巧みに切り替えるドラマティックな#4。
トレモロ効果を持つ骨董楽器マクソフォンを使用した静かなイントロからメロトロンが唸る疾走パートに移行する#5。
ギター、ベース、サックスによる怒涛のユニゾン、メロトロンがむせび泣くメロウなパート、開放感あるテーマ・メロディ及びドラマティックなサビを持つ感動的な#6。
グロッケンをフィーチュアした神秘的なアウトロで#1に繋がる#7。

様々に展開しながらもやりっ放しで終わらず、きっちりと落とし所を用意した考え抜かれたアレンジ、それを可能にするプレイヤーの技量、ヴィンテージ・キーボードを活かしたダイナミクスある楽曲展開が魅力的なヴィンテージ・タイプのプログレ。
ボーカルはジョン・アンダーソン風なところもあるが、平坦で無機質なため表現力という部分では若干マイナスも、そのB級感が故の70年代っぽさで逆に奏功している。


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タグリスト: プログレ  2010年代  北欧  メロトロン  シンフォニック 

 

投稿者: 2014-07-06-Sun

TOMAS BODIN / Sonic Boulevard

FLOWER KINGSのキーボーディスト トマス・ボディンの3rdソロアルバムSonic Boulevard。


TOMAS BODIN / Sonic Boulevard 2003 SWEDEN
TOMAS BODIN / Sonic Boulevard1. Prayer
2. Hero from Cloud City
3. Back to the African Garden
4. Picture
5. Walkabout
6. Horses from Zaad
7. Beautiful Mind
8. Happy Frog
9. Morning Will Come
10. Night Will Fall



当初はネット経由のみの販売を考えていたというが、僚友ロイネ・ストルトにデモを聴かせた所、正式にCDでリリースすべきだ!と励まされ完成したらしい。
ということで、その気にさせた責任を取るべくロイネ・ストルトもギターで参加の他、いつものFLOWER KINGS人脈に菅やパーカッションもゲストで加えての制作となった。

本家FLOWER KINGSにも共通するポジティブな桃源郷シンフォニック路線のサウンドは、今や保証付きのクオリティ。
前作はリズム隊以外は自分のキーボードだけという編成の関係で気負いもあったのか、埋め尽くされたキーボード・サウンドに多少の息苦しさも感じさせたが、今回はギターやサックスの存在がオーガニックな空気感をもたらしており、サウンド全体もリラックス且つバンドっぽくなっていて好印象です。
やはりこの人はチームの中でこそ活きる人なんでしょう。
#7 にFLOWER KINGS のSimple Song(Flower Power #2)のフレーズを引用したりする遊び心も良い感じ。


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タグリスト: プログレ  北欧  2000年代  シンフォニック 

 

投稿者: 2014-06-26-Thu

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