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ヨーロッパ特集

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投稿者: -----------

DAWN / Darker

メロトロンやヴィンテージ・シンセが唸る!スイスのヴィンテージ・シンフォ・プログDAWNの2ndアルバムDarker。


DAWN / Darker 2014 SWITZERLAND
DAWN / Darker1. Yesterday's Sorrow
2. Cold
3. Darker
4. Lullabies for Guterflies
5. 8945
6. Out of Control
7. Lost Anger
8. Endless


メロトロンにエレピ、オルガン、モーグ風シンセなど、派手さは無いが的を得たプレイのキーボードが70年代英国の薫りを運んでくる。そんなDAWNの素晴らしいサウンドを支えているギターがまた良い。
折角のヴィンテージ・サウンドをメタル・エッジなギターが台無しにするバンドもいる中、当アルバムDarkerで聴けるギター・サウンドは適度に歪んだオーソドックスなもので、オルガンと巧みに絡み合うアレンジの#2のリフ、ユニゾンで迫る#3など、キーボードと共に立体的なアンサンブルを構築している。

ドラマティックな#5や#8においてすら泣きや明暗の表現では決してレンジを突き抜けるようなことは無く、ほどほどに止まっている様はまるで70年代英国のB級バンド。先人達の場合、それが手探りの中新しいものを生み出そうともがいた結果の限界であったのに対し、DAWNの場合は先人達の養分を吸い取ったうえで余力を残した絶妙なさじ加減である点が異なっている。アバウトなインプロビゼーションとしか聴こえない#5中間部のノイジーなパートですら周到さが伺えるのだ。
大仰なギミックや目まぐるしい曲展開に頼らずに淡々と、場面ごとの精緻なアレンジにより緩急を描ききるセンスが秀逸ということなのだろう。

まるでSPRINGのようなメロトロン・フルート、グリッサンドがイカすロック・オルガン、ミニマルで構築的な#4、幽玄なムードを醸成する#3でのアコギのカビ臭い空気感など、ヴィンテージ系バンドの中でも一歩抜きん出た本物感がDAWNにはある。

DAWN - NEW ALBUM - teaser 2014




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タグリスト: プログレ  2010年代  メロトロン  ヨーロッパ 

 

投稿者: 2014-06-06-Fri

SYNDONE / Odysseas

キーボード、ヴィブラフォン、ボーカルの3人に、ゲストでマルコ・ミンネマン(Dr)、ジョン・ハケット(Fl)が参加した、イタリアのプログレッシブ・ロック・バンドSYNDONEの5thアルバムOdysseas。


SYNDONE / Odysseas 2014 ITALY
SYNDONE / Odysseas1. Invocazione Alla Musa
2. Il Tempo Che Non Ho
3. Focus
4. Penelope
5. Circe
6. Ade
7. Poseidon
8. Nemesis
9. La Grande Bouffe
10. Eros & Thanatos
11. Vento Avverso
12. Ελευθερια / Freedom
13. Daimones



7拍子のクールなジャズ・ロック風インストゥルメンタル・ナンバー#1。
アコギをバックにおおらかなボーカルをフィーチュアした地中海ムードから一転してクラシカルな叙情パートを内包する#2。
イアン・ギラン並みにシャウトするボーカル、リフをシンセで奏でるミスマッチ感がおもしろいブルーズ・ロック#3。
エキゾチックな妖しさと神秘的な美しさを持つピアノ・バラード#4。
発振と変調が強烈なシンセ・ソロをフィーチュア、各種キーボードが活躍する5拍子のジャズ・ロック小品5。
ストリングス・セクションが映画音楽のようなムードで迫るボーカル・パートとジャズ・ロックなインスト・パートからなる#6。
ダーティなオルガンがリードするインストゥルメンタル#7。
ポルタメントの効いたシンセ・ソロをフィーチュアした7拍子のリフにボーカルが乗った歌モノ#8。
静かな序盤から様々な展開でクールに燃えるインスト・パートに移行する#9。
ディストーション・ギターのようなシンセのパワーコードが鮮烈な#10。
#2のメイン・メロディを厳かにストリングス・セクションが奏でるイントロから、少々フェイクさせながら情感たっぷりに歌い上げるバラードへ展開する#11。
静かな中にもパーカッシブなヴィブラフォンによるソロ#12。
#2を引き継いだ地中海ムードにアルバムのラストならではの感傷的な叙情を加えた感動のエンディング曲#13。

ギターレスの編成で多彩なテイストをゴッタ煮でまとめあげた熱いアルバム。
この熱さと高度なテクニックに裏打ちされたタイトで緻密なアンサンブルは、暑苦しいボーカルも併せてイタリアン・プログレ正統といえる。


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タグリスト: プログレ  ヨーロッパ  ジャズ・ロック  2010年代 

 

投稿者: 2014-06-01-Sun

FREQUENCY DRIFT / Over

ドイツのプログレッシブ・ロック・バンドFREQUENCY DRIFTの5thアルバムOver。


FREQUENCY DRIFT / Over 2014 GERMANY
FREQUENCY DRIFT / Over1. Run
2. Once
3. Adrift
4. Them
5. Sagittarius A*
6. Suspended
7. Wave
8. Wander
9. Driven
10. Release
11. Memory
12. Disappeared


チェロで幕を開けハープをバックにしたメランコリックなボーカル・パートへ移行、もの悲しいデュクラーなるたて笛の静謐や轟音ギターが唸るヘヴィなインスト・パートを含む#1。
イントロの枯れた味わいのギターによるトレモロから既にメランコリック度満点。清楚なIsa Fallenbacher嬢の歌唱がサビで左右CHに振り分けられで幽玄に迫るロマンティックな#2。
ハープの叙情的なイントロから一転してAgathe Labus嬢の妖艶な歌唱パートへと続く前半部、後半のインスト・パートはハープ、デュクラー、フルートの叙情をフィーチュアした#3。
2人の女性シンガーがそれぞれ好対照な持ち味を出すサビがおもしろい#4。終盤にSEで日本語の鉄道駅構内アナウンスが飛び出してハッとする場面も。
スペイシーなシンセのサウンドスケープ、コンテンポラリーなタッチのボーカル・パート、7拍子のハープ・ソロなどを6分弱に収めた美しいナンバー#5。
Isa Fallenbacher嬢のエンジェリック・ヴォイスがフィーチュアされた耽美なボーカル・パートとフルートがアグレッシブに吹き鳴らされるヘヴィなインスト・パートを対比させた#6。
ハープとボーカルのユニゾンにチェロが加わりメランコリックな陰影を増す#7。
マリンバのシークエンスをアクセントにIsa Fallenbacher嬢のセルフ・ハーモニーが甘美な味わいの#8。
Isa Fallenbacher嬢のクリアな歌声を活かしたキャッチーな歌唱、コルグのWavedrumと思しきパーカッション・ソロ、ハープシコードのクラシカルなソロなど予測不能に展開する#9。
Agathe Labus嬢が歌う静かな中にも官能的なダークネスから、エキゾチックなムードも湛えた不思議なインスト・パートへ移行する#10。
重厚なストリングス・セクション、キャッチーなボーカル・パート、ザクザクしたギターをバックに舞い踊るフルート、7拍子のプログレ然としたシンセ・ソロなどアイディア満載の10分の大作#11。
ハープ、ピアノ、チェロなどで優しく奏でられるバックに切々とした歌唱が乗るもの悲しいバラード#12。

耽美でキャッチーな女性ボーカル・プログレ


厳かなハープ、クラシカルなストリングス・セクション、浮遊感のあるシンセやエレクトロニカ、メタルの面影を残すギターなどが融合。そこにイノセントなIsa Fallenbacherとジャズの素養があるAgathe Labus(#3、#4、#10)の2人の女性ボーカルが乗り、気品と妖しさ、デジタルな無機質さやアンビエントが渾然一体となったユニークなサウンド。大仰なドラマティックさは無いが、耽美なムードにゴシックの薫りも漂う。
緻密でテクニカルなアンサンブルに支えられたボーカル・パートはメロディアスで取っつき易く、メランコリックな風情にアンニュイな女性ボーカル、エレクトロニカという部分でPAATOSファンにもおすすめ。

Frequency Drift: Run (taken from new album "OVER")





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タグリスト: プログレ  2010年代  ヨーロッパ  女性ボーカル  シンフォニック 

 

投稿者: 2014-05-24-Sat

PRISCILLA HERNANDEZ / The Underliving

PRISCILLA HERNANDEZ / The Underliving 2011 SPAIN
スペインのシンガー・ソングライター兼イラストレーター プリシラ・エルナンデスの2ndアルバムThe Underlivingのレビュー。

PRISCILLA HERNANDEZ / The Underliving1. In the Mist
2. The Underliving
3. Feel the Thrill
4. Through the Long Way
5. Don't be Sad
6. In my Mind's Eye
7. Off the Lane
8. Storm
9. The Aftermath
10. The Wind Song
11. Ode to the Silence
12. Northern Lights
13. Morning Light
14. At the Dream's Door
15. One Last Hope


ダークでゴシカルな女性ボーカル作品


音楽性、イラスト、そして自身のコスプレまで全てがファンタジックでゴシック。
神話や伝説などの文学作品、ホラーやファンタジー映画、そしてスタジオジブリ作品からの影響を自らの作品に投影。
ストリングスにハープやイリアン・パイプ系のオーガニックな楽器から、シンセやデジタル・シーケンスのビートも一つの世界観の中で巧みに融合。
音楽に限って言えば、アンビエントな質感とウィスパーから情念ヴォイスまで様々な声を多層で重ねた音像はダークなエンヤといったところ。

繊細で美しくも妖しいベストトラックの#1を筆頭に、シンセを使用してニュー・ウェーブ風なゴシック感を漂わせる#3、軽快なビートに一瞬明るい表情を見せるメロディが切ない#4、風のSEが不気味な#10、心が洗われるかのような聖なるムードを持つ#11、などファンタジーに浸れる秀作が目白押し。

Priscilla Hernandez - In the Mist





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タグリスト: 女性ボーカル  シンフォニック  2010年代  ゴシック  ヨーロッパ   

 

投稿者: 2014-05-02-Fri

THE WATCH / Tracks from the Alps

THE WATCH / Tracks from the Alps 2014 ITALY
イタリアのプログレッシブ・ロック・バンドTHE WATCHの6thアルバムTracks from the Alpsのレビュー。
今回もGENESISの楽曲#4をカヴァー。

THE WATCH / Tracks from the Alps1. A.T.L.A.S.
2. The Cheating Mountain
3. Devil's Bridge
4. Going Out to Get you
5. Once In a Lifetime
6. On Your Own
7. The Last Mile


ガブリエル期GENESISの正統フォロワーTHE WATCH


効果的に使用されるメロトロンやシンセがサウンドに占める割合、起伏や明暗などの楽曲展開等、ピーター・ガブリエル期GENESISの音楽的要素を緻密に研究しつくし我が物としたところが、THE WATCHの特長。このアルバムTracks from the Alpsにおいても、楽曲の印象を大きく左右するポイントであるボーカル・スタイルとギター(サウンドとフレージング)が、もはやピーター・ガブリエルとスティーヴ・ハケットにしか聴こえないくらいにGENESIS化が進行。
マイナーな楽曲にスポットを当てるカヴァーにもリスペクトが感じられ、ガブリエル期GENESISの正統フォロワーとして、より一層レベルアップしている。

元祖の意匠を借りつつも練られたオリジナル曲はハイクオリティ


静かなオープニングからスリリングな5拍子への移行、効果的なメロトロン、冒頭のボーカル・メロディを変奏するシンフォニックなシンセ、終盤の叙情パートなど、ドラマティックな起伏とフック満載の#1。
良く練られたコード進行とキャッチーなパートを持つ#2。
冒頭に雪を踏みしめるSEを配したミステリアスな序盤から躍動感あるパートへ展開。様々な表情を見せるシンフォニックなインスト・パートも聴き所な#3。
メロトロンとフルートが効いている、神秘的な中に叙情を織り込んだ#4。
レトロな音色のリフやバッキング、突如3拍子に拍子チェンジしてのクラシカルなソロとオルガンが活躍する#5。
ギターのアルペジオを中心に進行する静謐な前半からシンフォニックな後半に移行する#6。
フルートとギターのアルペジオの醸し出す叙情、静動のダイナミクス、メロトロンの白玉、、ドラマティックな展開など理想的なプログレ・チューン#7。

オリジナル曲は、単に古い素材を模倣して並び替えたのでは無く、GENESISの新曲としても違和感無く許容できるだけの楽曲クオリティがある。そこにTHE WATCHの凄みを感じる。


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タグリスト: プログレ  ヨーロッパ  シンフォニック  メロトロン  2010年代 

 

投稿者: 2014-04-20-Sun

SARASTRO BLAKE / New Progmantics

SARASTRO BLAKE / New Progmantics 2013 ITALY
イタリアのプログレッシブ・ロック・バンドMOGADORのメンバーが中心のプロジェクトSARASTRO BLAKEのNew Progmanticsのレビュー。
リック・ウェイクマンやリチャード・シンクレア、デイヴ・ローソン、ビリー・シャーウッドなどがゲスト参加。

SARASTRO BLAKE / New Progmantics1. The Lady of Shalott
2. Clare's Song
3. Scotland, the Place
4. Sonnet 116
5 .Stanzas for Music
a. They Say That Hope Is Happiness
b. On the Bust of Helen by Canova
c. Reflect the Nature
6. Prelude to the Highlands
7. My Heart's in the Highlands
8. Remember
9. Flaming June
10. Beyond
11. Solitary Bench


ヴァイオリンやフルートのクラシカルな響きとメロトロンやオルガンが優雅に融合、アルバムのカラーを象徴するロマンティックな#1。
爽やかなボーカル・メロディが印象的な#2。フォーク・タッチの歌唱パートとギター・ソロでのテクニカルなドラミングなど後半のインスト・パートとの対比も良い感じ。
アコギとオルガン、エレピで優しく奏でる序盤から徐々に盛り上がる#3。シンセのオブリガードやコーラスなど程よく隙を埋めるアレンジが絶妙。
アコギをバックに2人の女性ボーカルが魅惑のハーモニーを聴かせるフォーク・ナンバー#4。シンプルな楽曲ながら、ボーカル2人の微妙なキャラの違いやほんのりした叙情等味わい深い佳曲。
リック・ウェイクマンが煌びやかなピアノで客演した#5。中盤からは展開が予測不能なインスト・パートに移行、リックのピアノをフィーチュアした場面も用意されています。
クラシカルな中に地中海の明朗さや陰影も交えたクラシック・ギターのソロ小品#6。
アマンダ・レーマンの可憐な歌唱をフィーチュアしたクラシカルなフォーク#7。
リチャード・シンクレアのジェントルな歌唱とまろやかなベースを活かしたCARAVAN風な#8。
ロマンティックなムードにアクセントとなるスペイシーなギターのオブリガードが効いた#9。
ゆったりとした3連のリズムが心地良い。 ナイトラウンジ風なムードを漂わせる#10。
名残惜しい叙情を醸す#11。

英国風ロマンティックなプログレッシブ・ロックを志向しつつ、出自を物語るイタリア的でメロディアスな暖かさがブレンドされ、落ち着いて楽しめる名作に仕上がっています。
SARASTRO BLAKEのレビュー へ


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タグリスト: 2010年代  ヨーロッパ  プログレ  女性ボーカル 

 

投稿者: 2014-03-18-Tue

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