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タグ: イギリス

イギリス特集

ELECTRIC LIGHT ORCHESTRA / Discovery

ELECTRIC LIGHT ORCHESTRA / Discovery 1979 UK
ELECTRIC LIGHT ORCHESTRAの8thアルバムDiscoveryのレビュー。
ELECTRIC LIGHT ORCHESTRA / Discovery1. Shine a little love
2. Confusion
3. Need her love
4. The diary of Horace Wimp
5. Last train to London
6. Midnight blue
7. On the run
8. Wishing
9. Don't bring me down



このアルバムより、正式メンバーだったヴァイオリンとチェロの3人がライブのみのメンバーに降格となり、ジェフ・リン(Vo/G/Key)、ペヴ・ベヴァン(Dr)、リチャード・タンディ(Key)、ケリー・グロウカット(B)の4人編成に。

レコーディングでは従来通りルイス・クラークのアレンジ・指揮の下オーケストラも使用されているが、サウンド的にはストリングス・セクションが若干控え目になり、その分シンセや#4,#6で聴かれるヴォコーダーといった新しい機材が進出。しかし、そこはさすが天才ジェフ・リン。ストリングスと電子楽器を巧みに融合させて極上のポップ・ワールドを展開。
シングル・ヒットした#1,#5,#9のように、ディスコ・ビートを上手に取り入れて大衆の耳に広く届ける、時代の空気を敏感に嗅ぎ取ったプロデューサー的手腕も見事。
シンセを多用したエレクトロニック・ポップ風な#4,#7、胸キュン・メロディのバラード#3,#6,#8、など脇を固める楽曲群もBEATLES由来の英国的ポップ・テイスト溢れるメロディの佳曲で占めた高品質ポップ・アルバム。


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タグリスト: プログレ  イギリス  1970年代 

 

投稿者: 2014-05-16-Fri

IQ / The Road Of Bones

英国のプログレッシブ・ロック・バンドIQの前作Frequency以来5年振りとなる10thアルバムThe Road Of Bones。


IQ / The Road Of Bones 2014 UK
IQ / The Road Of Bones1. From The Outside In
2. The Road Of Bones
3. Without Walls
4. Ocean
5. Until The End


クールでスリリングなムードのヴァースから突き抜けるサビへの移行が鮮烈。ヘヴィなミディアム・テンポの#1。
ピアノやシロフォンをアクセントに柔らかなパッド系シンセをバックにした序盤~中盤、続く最後の2分半は荘厳なシンセストリングスとヘヴィなドラムがリードする深遠なパートへと展開するタイトルトラック#2。
軽いサンプル・ビートの上を浮遊するパッド系シンセが柔らかく包むバラード、ヘヴィな中間の歌唱パート、アコギやシンセを絡めた静謐パート、テンポアップしてのインスト・パートなど、変拍子も忍ばせながら目まぐるしく展開していく19分超のプログレ超大作#3。
トリッキーなリズム・セクションのひっかかりを持つ柔和なバラード・ナンバー#4。
ヘヴィネスとミステリアスが支配するプログレッシブなパートから、キャッチーかつメロディアスなボーカル・パートへ移行、シンフォニックな大団円を経て静かに幕を降ろす12分の大作#5。

さすがIQ、スタイルを確立させた者だけが持つ威厳


特に冒頭3曲において、シリアスでヘヴィなパートからメロディアスで開放的なサビへの転換がドラマティックに決まっている。
アナログ・シンセやオルガン系、ストリングスなどオーソドックスながらツボを押さえたキーボードの音色、ヘヴィなビートと華麗なロールを叩き出すドラム、安定したピーター・ニコルスの歌唱と、スタイルを確立させた者だけが持つ威厳すら感じさせる重厚なサウンドが全編を覆う名作。

IQ - The Road Of Bones





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タグリスト: プログレ  イギリス  2010年代  シンフォニック 

 

投稿者: 2014-05-06-Tue

MIKE OLDFIELD / Discovery

MIKE OLDFIELD / Discovery 1984 UK
マイク・オールドフィールドの9thアルバムDiscoveryのレビュー。

MIKE OLDFIELD / Discovery1. To France
2. Poison Arrows
3. Crystal Gazing
4. Tricks of the Light
5. Discovery
6. Talk About Your Life
7. Saved by a Bell
8. The Lake


MIKE OLDFIELD / Discover全曲紹介


マギー・ライリーの素晴らしい歌唱、ケルトの香りを漂わせるどこか郷愁を誘うメイン・メロディ、マンドリンのトレモロも効いている#1。
バリー・パーマー歌唱、神秘的な静とパワフルな動を織り交ぜた#2。
クールな中にもキャッチーなサビが印象的なマギー・ライリー歌唱の#3。
自身のメロディアスなギターソロをフィーチュア、マギーとバリーのデュエットを聴かせるアップテンポの#4。
バリー・パーマーのハスキーなシャウトをヘヴィなバッキングで支えるロック・チューン#5。
#1のメイン・メロディを引用しつつ浮遊感あるバッキングでムーディに仕上げた#6。
センチメンタルなメロディのファンタジックなパートから壮大なサビに展開する#7。
12分超のインストゥルメンタル・ナンバー#8。

商業性と芸術性の両立


シンガーにバリー・パーマーとマギー・ライリー、共同プロデューサーにサイモン・フィリップス(Dr)を迎え、ドラム以外を全て自身が演奏。ギターやベース、フェアライトに加え、ローランドのアナログ・ギターシンセGR-300も使用されている。前作収録のMoonlight Shadowのヒットに気を良くしたヴァージン・レコードによる、同様なポップ作品の制作をというプレッシャーに応えた作品。
ポップな#1~7と、サンプリングしたマギー・ライリーのスキャットをシーケンサーで走らせるなど実験的要素も含むドラマティックな大作#8を共存させ、レコード会社の要求と自身の芸術性の折り合いを高次元で実現。


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タグリスト: プログレ  イギリス  1980年代  女性ボーカル  シンフォニック 

 

投稿者: 2014-05-05-Mon

JUDY DYBLE / Flow and Change

FAIRPORT CONVENTIONやTRADER HORNEで活躍した女性シンガー ジュディ・ダイブル(Vo)のソロ・アルバムFlow and Change


JUDY DYBLE / Flow and Change 2013 UK
JUDY DYBLE / Flow and Change 2013 UK1. Black Dog Dreams
2. Featherdancing
3. Beautiful Child
4. Crowbaby
5. Driftaway
6. Head Full of Stars
7. Silence
8. Letters
9. Wintersong
10. The Sisterhood of Ruralists


妖しさとドリーミーなムードの対比がおもしろい、SEやスライド・ギターが幽玄な空気を醸し出すフォーク・ロック#1。
管弦セクションがクラシカルで厳かな彩りを加える#2。
ストリングスとピアノのバックに控え目なボーカルが乗る、孫娘に捧げられたセンチメンタルなナンバー#3。
ダルシマーのシーケンス・フレーズからクリーンなエレキ・ギターのアルペジオに移行する、エレクトリック・フォークな趣きの#4。
弦楽セクションをバックにした穏やかなフォーク#5。
少量加えた翳りが心地良いフックとなっている、穏やかだが幾分ポップス寄りなジュリアンヌ・リーガンとの共作#6。
途中でドラムも加わるがパーカッション的なプレイで楽曲の世界観をキープしている、ピアノと弦楽セクションをバックにした静謐な#7。
オーボエが加わる終盤のインスト・パートではドラミングもプロレッシブなアプローチを見せる、男性ボーカルとのデュエットを聴かせるエレクトリック・フォーク#8。
ピアノと管弦セクションをバックにした端正なバラード#9。
アコギのパートにはトラッドの薫り漂う部分も見られる、管弦セクションとエレキ/アコギのギターが様々に表情を変えながらも静かに紡ぐ11分超の大作#10。

ジュディの儚げな美声が映える穏やかなフォーク・ロック


ロバート・フリップやイアン・マクドナルドらの参加で話題となった前作Talking with Strangersから4年ぶりのリリースとなるFlow and Change。
一部に混沌プログレ・パートも存在した前作から打って変わって、管弦を多用した格調高いアレンジがジュディ・ダイブルの儚げな歌声に絶妙にマッチした穏やかなフォーク・ロック。
地味ではあるが、時にはこういう音楽に安らぎを求めたい時もありますね。

Judy Dyble -The Sisterhood of Ruralists





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タグリスト: プログレ  女性ボーカル  フォーク  2010年代  イギリス 

 

投稿者: 2014-05-01-Thu

FROST / The Rockfield Files

英国の現代型プログレッシブ・ロック・バンドFROSTのスタジオライブ The Rockfield Files。


FROST / The Rockfield Files 2013 UK
FROST / The Rockfield Files1. Hyperventilate
2. Heartstrings
3. Black Light Machine
4. Dear Dead Days
5. Pocket Sun
6. Milliontown
7. Lantern
8. Black Light Machine


オーディエンス無しなのでライブならではの臨場感は希薄ながら、録音やミックスの良さもあってFROSTらしい音の密度とスリリングなアンサンブルが楽しめる好盤。アレンジをスタジオ盤とは変えている部分もあるが、それがまた新鮮でカッコ良く、改めて楽曲自体の素晴らしさを認識させられる。
ジェム・ゴドフライ(Key/Vo)の弾くキーボードは基本的に最新のデジタル・シンセで、70年代回顧型プログレ・バンド達の好むヴィンテージな音色とは一線を画したソリッドなものなのだが、スタイリッシュなFROSTの音楽性に非常にマッチしている。例えば、ジョン・ミッチェル(G/Vo)が所属するもう一つのバンドIT BITESのジョン・ベックが90年代の良さを漂わせる変幻自在のキラキラ・トーンで楽曲をデコレーションするのとはまた違った方向性で、もっとグイグイと自ら楽曲を牽引する感じなのが新しい。

新作への期待を高める新曲


#2は新曲。BEATLESやELOを微かに香らせる英国ポップらしいキャッチーなメロディを抜群のセンスによるアレンジでプログレッシブに仕上げた中々の名曲。ポリリズムの中、トリッキーなドラミングが印象的なインスト・パートがプログレッシブで、ポップな歌唱パートと良い意味でのギャップを生み出している。
今回はアコースティック・セッションとして収録されたメロウなもう一つの新曲#7と合わせて、2014年リリース予定の新作アルバムに期待が高まります。


Frost : Promo - The Rockfield Files DVD/CD 2013





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タグリスト: イギリス  プログレ  2010年代  シンフォニック 

 

投稿者: 2014-04-30-Wed

PANIC ROOM / Incarnate

PANIC ROOM / Incarnate 2014 UK
英国ウェールズの女性ボーカル・シンフォPANIC ROOMの4thアルバムIncarnateのレビュー。

PANIC ROOM / Incarnate1. Velocity
2. Start The Sound
3. Incarnate
4. Nothing New
5. Waterfall
6. Into Temptation
7. All That We Are
8. Searching
9. Close The Door
10. Dust


PANIC ROOM / Incarnate収録曲紹介


ブルーズ・ロック・タイプのギター・リフがリードするミディアム・スローの叙情ナンバー#1。
ストリングスのピチカートによるアルペジオがENYAを想起させる、清涼感のあるポップなナンバー#2。
3音からなるシンプルなアルペジオのリフをベースに、エキゾチックな要素などモーダルな響きを絡めて展開するミステリアスな#3。様々な場面転換がフックとなっている、アルバム中で最もアイディアに満ちた楽曲。
クリーン・トーンのギター・リフとリムショットで淡々と進行するバラード#4。脱退したオリジナル・メンバーのポール・デイヴィスに代わって参加のアダム・オサリバン(G)が渋いギター・ソロを聴かせる。
SUPERTRAMP風のパーカッシブなエレピ(ウーリッツァーか?)がリードするキャッチーな#5。ドラミングもエレピに呼応してタム中心から徐々にスネアを増やして行く良く練ったアレンジとなっている。
モーダルな響きが神秘的なムードを醸成する#6。
メランコリックなロッカバラード#7。ウィスパー気味な序盤から熱唱の大サビまで、アン=マリー・ヘルダー(Vo)のレンジの広いエモーショナルな歌唱が堪能できる。
何となく80年代ポップ風なムードとハーモニカのソロが胸キュンな、軽快なリズムに乗った哀愁チューン#8。
仄かに叙情を織り込んだ広がりのあるサウンドのバラード#9。
深遠でミステリアスなムードの#10。

音楽性が若干変化し、アン=マリーの存在感が増す


ハード・ロック寄りの派手でエッジの立ったプレイが特徴だったポール・デイヴィスと比較すると、アダム・オサリバンは堅実ながらもやや地味なプレイ・スタイル。
ストリングス・セクション、ポール・デイヴィスによるハードなダイナミズムなどで楽曲をドラマティックに彩った前作のダークさや叙情は後退し、全体的にシンプルで透明感が増した印象。 その結果、PANIC ROOM唯一にして絶対的なセールス・ポイントであるアン=マリー・ヘルダーの歌唱がよりフィーチュアされ、#7などの叙情ナンバーでの扇情力は勿論、#2や#5などの伸びやかでキャッチーなナンバーにおいても彼女の歌声と歌唱の普遍的な魅力が引き出されている。

Incarnate - Official Promo Video





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タグリスト: プログレ  イギリス  女性ボーカル  2010年代  シンフォニック 

 

投稿者: 2014-04-18-Fri

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