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タグ: ギター・ヒーロー

ギター・ヒーロー特集

GIRL / Wasted Youth

GIRL / Wasted Youth 1982 UK
GIRL / Wasted Youth1. Thru The Twilight
2. Old Dogs
3. Ice In The Blood
4. Wasted Youth
5. Standard Romance
6. Nice 'n' Nasty
7. McKitty's Back
8. 19
9. Overnight Angels
10. Sweet Kids


単純なリフで押し捲るバンドが多かったNWOBHM期のバンド群の中でも、独特の翳りを持ったサウンドで異彩を放っていたGIRLの2nd。
ドラマーがデイヴ・ゲイナーからピート・バーナクル(Dr)に交代した他は1st同様のメンツ。

シャープで生々しいカッティングが印象的な#1。
ダークな中に叙情性を感じさせる#2。
単音リフとカッティングで役割分担したギターのアンサンブルが#3
ヘヴィでクールな#4。
NWOBHM時代の典型的リフをベースにキャッチーなサビに展開する#5。ギター・ソロではフィル・コリン(G)の壮絶な早弾きが楽しめます。
ホンキー・トンク・ピアノを加えたアレンジのロックン・ロール・ナンバー#6。
ムーディなパートから緊張感あるカッコ良いハード・ロックへ展開、マシンガン・ピッキングが唸りを上げるフィルのソロをフィーチュアした#7。
フィルのアーミングを使用したインテンスなソロが印象的な、キャッチーなサビのヘヴィなロックン・ロール#8。
ツイン・リードのハーモニーを挿入したノリノリのシャッフル・ナンバー#9。
アップテンポのハード・ロックン・ロール#10。

美形のフィリップ・ルイス(Vo)を前面に押したて、この頃はフサフサだったフィル・コリンも化粧を施したりと、グラマラスなルックスが話題だったGIRLではありますが、音楽性はギミック一切無しの硬派なハード・ロック。1stでは退廃的なムードを漂わせたり幅広い音楽性も感じさせていましたが、この2ndではロックン・ロール系が3曲も収録されており、よりストレートでキャッチーな方向に向かっていたようです。
フィル・コリンはこの後DEF LEPPARDに加入し世界的に成功。フィリップ・ルイスはバーニー・トーメとの活動の後、アメリカに渡りL.A.GUNSでデビューします。
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タグリスト: ハード・ロック  ヘヴィ・メタル  イギリス  1980年代  ギター・ヒーロー 

 

投稿者: 2010-08-21-Sat

THIN LIZZY / Thunder and Lightning

THIN LIZZY / Thunder and Lightning 1983 Ireland
THIN LIZZY / Thunder and Lightning1. Thunder And Lightning
2. This Is The One
3. The Sun Goes Down
4. The Holy War
5. Cold Sweat
6. Someday She Is Going To Hit Back
7. Baby Please Don't Go
8. Bad Habits
9. Heart Attack


アイルランドのハード・ロック・バンドTHIN LIZZYの12thにしてラスト・アルバム。
前作RENEGADEを最後に脱退したスノーウィー・ホワイトに代わり、元TYGERS OF PAN TANGのジョン・サイクス(G)を起用。既にバンドの解散がアナウンスされており、かなりの注目度の中でのリリースとなりました。
大抜擢されたジョンはフィルの寵愛もあってか、あくまでもTHIN LIZZYというバンドのフォーマットを尊重しつつも伸び伸びと大活躍。ソング・ライティングでは#5のみながらプレイとサウンドで大きく貢献し、NWOBHMブームにあやかったバンドのヘヴィ・メタル路線を支えています。

ザクザクした単音リフと攻撃的なバッキングにフィル・ライノット(B/Vo)のマシンガン・ボーカルが乗るメタリックなオープニング・チューン#1。ソロではオーソドックスなスコット・ゴーハム(G)、ダーレン・ワートン(Key)のシンセ・ソロ、早弾きやピッキング・ハーモニクスを多用した鮮烈なジョンのソロをフィーチュア。新たな血を導入したTHIN LIZZYの名詞代わりの会心の一撃となりました。
前ノリで#1の勢いを引き継ぐ哀愁のサビを持つ#2。スコット=右CH、ジョン=左CHとパンニングされたギター・ソロでは、フレージングやトーンにそれぞれの個性が滲み出たギター・バトルが楽しめます。
ブライアン・ダウニー(Dr)のリム・ショットが淡々と刻むリズムに、クリーンなギターとシンセがムーディなバッキングを加える叙情ナンバー#3。ロングトーンを活かした官能的なギター・ソロはジョンでしょうか。あのTYGERS OF PAN TANGのジョンが随分大人なプレイをするもんだ、と当時は感心したものです。
ツイン・リードでの小刻みなハーモニーと緩急を使い分けたドラマティックなジョンのギター・ソロが印象的な、カッコ良いハード・ロック#4。
ジョンとフィルが共作したHM/HRの定番、5度重音リフがリードする#5。バッキング時のアグレッシブなグリッサンドやソロでのライト・ハンド奏法など、自分の曲ということもありジョンが好き放題やっちゃってます。
典型的なTHIN LIZZYパターンの楽曲に、おそらくダーレン・ワートンの持ち込んだものと思われる洒落たコード進行や変拍子がプラスされ、コンテンポラリーに仕上がったハード・ロック#6。ジョンのスムーズなフレージングもハマってます。
アイディアの引き出しが豊富なジョンのギター・ソロをフィーチュアした、THIN LIZZYらしさが色濃く残る哀愁のシャッフル・ナンバー#7。
スコットのメロディアスなギター・ソロをフィーチュアした、スコットとフィルの共作によるキャッチーな#8。
途中からハモるツイン・リードがゾクゾクするハード・ロック#9。

従来のTHIN LIZZYらしさにジョン・サイクスやダーレン・ワートンといった若い才能のもたらした新機軸が加わり、このメンツでしか成し得ない上質なハード・ロックが展開されています。ラスト・アルバムという付加価値を差し引いても、このアルバムが高品質な事に疑いは無く、THIN LIZZYが、というかフィルが最後の意地を見せつけた感じがしますね。
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タグリスト: ハード・ロック  イギリス  1980年代  ギター・ヒーロー 

 

投稿者: 2010-08-17-Tue

RAINBOW / Difficult to Cure

RAINBOW / Difficult to Cure 1981 UK
RAINBOW / Difficult to Cure1. I Surrender
2. Spotlight Kid
3. No Release
4. Magic
5. Maybe Next Time
6. Can't Happen Here
7. Freedom Fighter
8. Midtown Tunnel Vision
9. Difficult To Cure (Beethoven's Ninth)


RAINBOWの5th。
脱退したコージー・パウエルの後任にボブ・ロンディネリ(Dr)が加入。後年の関係者インタビューによると、レコーディング中には一時新ボーカリスト ジョー・リン・ターナー(Vo)と前任のグラハム・ボネット(Vo)が同時に在籍するという異常な状況にもなっていたようですが、グラハムがバンドを離れたことで事態は収拾。ジョー、ボブの新加入組とリッチー・ブラックモア(G)、ロジャー・グローバー(B)、ドン・エイリー(Key)の既存メンバーによって制作されました。

前作に続いて元ARGENTのラス・バラード作曲の#1やブライアン・モーラン作曲の#4など、外部ライターのポップな楽曲を採用してますますアメリカ市場進出を狙った本作において、#2のような様式美ハード・ロックからブルージーな#8まで、甘い声質でいながら幅広く歌えるジョーの起用が大当たり。又、#1や#4にしても単に甘ったるいポップスに陥るのでは無く、リッチーの個性を活かしたクラシカルな気品やヨーロッパ的叙情が微かに従来のRAINBOWサウンドとの繋がりを感じさせ、作品としては非常にバラエティに富んだ印象的なアルバムに仕上がってます。
中でもハイライトは名曲ハード・ロック#2。
リフ主体の心地良いドライブ感、クラシカルなフレーズを繰り返すインスト部というRAINBOWの王道様式美にキャッチーな歌メロが加わった時点で既に満足なのに、そこにさらに当時最新鋭のシンセサイザー ヤマハCS-80のリボンコントローラーとポルタメントを駆使したドンによるスリリングなソロが最高のスパイスとして効いています。個人的にはロック界のシンセ・ソロ ベスト3に入ってますね。
ドンによるシンフォニックでクラシカルなアレンジをベースに、美しいボトルネック奏法やエモーショナルなソロでリッチーの独壇場と化した素晴らしい叙情チューン#5、ベートーベンの第九をアレンジした楽しい#9などインストゥルメンタル曲も充実。
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タグリスト: ハード・ロック  イギリス  1980年代  ギター・ヒーロー 

 

投稿者: 2010-08-12-Thu

THE MICHAEL SCHENKER GROUP / Assault Attack

THE MICHAEL SCHENKER GROUP / Assault Attack 1982 GERMANY
THE MICHAEL SCHENKER GROUP / Assault Attack1. Assault Attack
2. Rock You To The Ground
3. Dancer
4. Samurai
5. Desert Song
6. Broken Promises
7. Searching For A Reason
8. Ulcer


MICHAEL SCHENKER GROUPの3rd。邦題は黙示録。
大物メンバーからなるスーパー・グループへの変貌を画策したマネージメントの策謀によりデイリー・バーデン(Vo)が脱退、コージー・パウエル(Dr)の推薦もあり後釜に元RAINBOWのグラハム・ボネット(Vo)を引っ張ってきたものの今度はそのコージーが抜けクリス・グレン(B)の紹介でテッド・マッケンナ(Dr)が加入、マイケル・シェンカー(G)の理解者ポール・レイモンド(Key)まで脱退と混乱を極める中制作。そんなバンド状態にマイケルが精神的安定感を欠いたからか、グラハムの歌唱が相変わらず暑苦しいからか、或いはその両方からか、アルバム全体にピリピリとした異常な程のテンションが漲っています。

いきなり緊張感全開でグラハムがパワフルな歌唱を聴かせるマイナー調ハード・ロック#1。中間部のクラシカルなミュート気味の3連アルペジオ部にもどこか危ういムードが。
ブルーズ・ロックの体裁でいながら、首の青筋まで想像できるグラハムの熱唱と、マイケルのハーモニー・フレーズをはじめとするクラシカルなメロディアス・プレイによって全くブルーズ色を感じさせないヘヴィ・ロック・チューン#2。
ポップな意匠の裏に緊張感を感じさせつつもキャッチーに仕上がった#3。
硬質でヘヴィなバッキング・リフに独特な和音感覚のグラハムによるセルフ・ハーモナイズ歌唱が乗るヘヴィ・ロック#4。
ルート音Eをベースにした重音リフに中間部の欧州叙情を加えた#5。緊張感を煽る白玉シンセはゲストのトミー・アイアー(Key)がプレイ。明らかに前任のポール・レイモンドとは異なるセンスです。
空間を活かしたリフにグラハムの息づかいも露な歌唱が乗り、オールド・スクールなグルーヴを醸し出す#6。
マイケル得意のミディアム・テンポ3連でのマイナー・ハード・ロック#7。
細かくスウィングした3連グルーヴを余裕で叩き出すテッド・マッケンナ&クリス・グレンの素晴らしいバッキングに支えられ、マイケルが縦横無尽のフレージングを聴かせるクールなインストゥルメンタル#8。

キーボードのデコレーションが減少し、さながらマイケルVSグラハムのサシ勝負のようなムードの中、前作での魂を開放したかのような伸びやかなフレージングとは打って変わり、美しくも危険な薫り漂うマイケルの鬼気迫るプレイが聴き所です。
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タグリスト: ハード・ロック  ヘヴィ・メタル  ヨーロッパ  1980年代  ギター・ヒーロー 

 

投稿者: 2010-07-26-Mon

THE MICHAEL SCHENKER GROUP / M.S.G

THE MICHAEL SCHENKER GROUP / M.S.G 1981 GERMANY
THE MICHAEL SCHENKER GROUP / The Michael Schenker Group1. Ready To Rock
2. Attack Of The Mad Axeman
3. On And On
4. Let Sleeping Dogs Lie
5. But I Want More
6. Never Trust A Stranger
7. Looking For Love
8. Secondary Motion


ゲイリー・バーデン(Vo)、コージー・パウエル(Dr)、クリス・グレン(B)、ポール・レイモンド(Key)というメンツでの正式なバンド構成となってのマイケル・シェンカー(G)というかMSGの2nd。

何といってもコージ・パウエル!
#1のドコドコいうフレーズ1発で、ストレートで何の変哲も無いハード・ロックが威厳あるものに。#1のラストから間髪置かず始まるのがカッコ良いドラマティックなメロディアス・ハード・ロック#2でもマイケルの哀愁メロディに絶妙なフィルで応えるコージー。4拍目ウラのハイハットも”らしい”です。
そしてUFO時代の盟友ポール・レイモンド。いかにも”仕事でやってます”的なソツの無いドン・エイリーも良かったが、やはりマイケルの全てを知り尽くした彼の的確なフレージングやトーン選択がバンドとしてのケミストリーを感じさせてナイスです。
冒頭の霧のようなパッド系トーン、ヴァースでの緊張感を煽るオルガン、サビでのハープシコードの厳かな響きが、コージーのドラミング、マイケルのリフと絡んでこのメンツでしか成し得ないドラマを生み出している#3。勿論マイケルのプレイも最高。艶のあるトーンで印象的なメロディを紡ぎつつ、プレイタイム4:00過ぎのチョーキング時に微妙にワウの加減を変えて少々マイルドに変化させるトーン・コントロールとそのトーンに合わせたスムーズなフレージングでのエモーションが素晴らしいです。
叙情とコージーのドラミングに触発されたかのようなクールでヘヴィな側面が融合した#4。
映画のサウンド・トラックのようなムーディなシンセ・サウンドに繊細なアルペジオとコーラスが絡み静かに幕を開ける#5。バンドインしてからのソリッドなハード・ロックとのギャップで意表を突きつつ、曲中でも叙情とハード・ロックで起伏をつけた巧みな構成がニクイです。ポール・レイモンドのクワイヤやパッド系シンセも楽曲のムード作りに大きく貢献しています。
ピアノとストリングスがリードするバラードも単に甘く終わらず、エモーショナルな泣きから開放的でスケールの大きな展開にもっていく#6。
コージーのツーバス、シンセのオブリガード、そしてマイケルのソリッドなバッキングとエモーショナルなギター・ソロで紡ぎ上げたメロディアス・ハード・ロックの名曲#7。むせび泣くダブル・チョーキングが悶絶必至です。
ゲイリーの抑えたファルセット歌唱によるセンチメンタルなサビがグっと来る#8。

正式なバンドとしてのバックボーンとポール・レイモンドという理解者を得てマイケルの精神状態も安定していたからか、プレイ面では神がかり的なトリ肌ものフレーズを連発。又、作曲面では意外性のあるメロディや起伏あるドラマ性など様々なアイディアに溢れたフックが満載の大名盤。
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投稿者: 2010-07-25-Sun

THE MICHAEL SCHENKER GROUP / The Michael Schenker Group

THE MICHAEL SCHENKER GROUP / The Michael Schenker Group 1980 GERMANY
THE MICHAEL SCHENKER GROUP / The Michael Schenker Group1. Armed and Ready
2. Cry For The Nations
3. Victim Of Illusion
4. Bijou Pleasurette
5. Feels Like A Good Thing
6. Into The Arena
7. Looking Out From Nowhere
8. Tales of Mystery
9. Lost Horizons


英国のハード・ロック・バンドUFOから失踪したドイツ人ギタリスト マイケル・シェンカー(G)の1stソロ。
バックを固めるメンツは後々腐れ縁のような付き合いとなるゲイリー・バーデン(Vo)を筆頭に、ドン・エイリー(Key)、モ・フォスター(B)、サイモン・フィリップス(Dr)というかなりセッション的性格の濃い、しかし腕は確かな面々。
主役のマイケルの攻撃的で奔放、そして時に構築的で官能的な素晴らしいギター・ワークが味わえるギター・アルバムの逸品。で、ありながら、トイ・ピアノのような音色で奏でられる冒頭のメロディからマイナー・キーのメロディアス・ハード・ロックに展開する#2や、長らくスポーツ番組等でのBGMの定番となった勇壮かつクラシカルな泣きのメロディが凝縮されたインストゥルメンタル#6、ドラマティックなエピック・チューン#9など、ストレートなハード・ロック以外にもバラエティに富んだ名曲が楽しめるHR/HM史に残る名盤でもあります。
UFO時代よりさらにストイックなハード・ロック色を強めた#1やその曲中のバッキング・パターンがメインリフに昇格した#3など、メタリックなイメージの楽曲がNWOBHMブームの影響もあってメタル・ファンの支持を集めると共に、クラシカルな欧州叙情を醸し出すインストゥルメンタル#4、当時みんな弾いたギターキッズのアンセム#6、アコギと繊細なエレキのボトルネック奏法で哀愁のメロディを奏でる#8など、無条件に心を打つ美しいメロディの存在がそれまでHR/HMとは無関係の一般人をも巻き込んだ一種の”現象”を起こしました。フライングⅤやワウ・ペダル=クライ・ベイビーもバカ売れ。購入したワウのポットに噛み合わせるギザギザの位置をずらして(すんません、説明かなり端折ってます)マイケル風トーンの研究に勤しんだりもしましたね。
精神的に問題有りといわれていたマイケルが治療を受けるかのような暗喩に満ちたジャケット・アートはヒプノシス。
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タグリスト: ハード・ロック  ヘヴィ・メタル  ヒプノシス  ギター・ヒーロー  ヨーロッパ  1980年代 

 

投稿者: 2010-07-24-Sat

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