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タグ: コンセプト・アルバム

コンセプト・アルバム特集

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MAGENTA / The Twenty Seven Club

MAGENTA / The Twenty Seven Club 2013 UK
MAGENTAの6thアルバムTwenty Seven Clubのレビュー。
ケルティック・シンフォの傑作KOMPENDIUMでも手腕を発揮したロブ・リードの才能はまだまだ尽きる事の無いようで、本家MAGENTAの新作においてもドラマティックなシンフォニック・ロックを展開している。
アルバム・タイトルは27歳で他界したミュージシャン達の総称で、収録された各曲もそれぞれが故人をテーマにしたものになっており、あまりにもストレートな楽曲タイトルや#2でのクライベイビー、#6でのアコギのスライドギターなど故人のプレイのオマージュにもニヤリとさせられる。

MAGENTA / The Twenty Seven Club1. The Lizard King
2. Ladyland Blues
3. Pearl
4. Stoned
5. The Gift
6. The Devil at the Crossroads


ミステリアスな中近東ムードで幕を開ける#1(ジム・モリソン)。曲調が様々な表情を見せて変貌していき、軽やかな雰囲気のパートを盛り込みながら叙情的に盛り上げる展開の妙が楽しめる。タイトルは爬虫類に関心があったジム・モリソンにちなんで2013年に命名された4000万年前に生息していた巨大トカゲに由来している。
ワウを掛けたギターが主導し、ストリングス・セクションも絡め躍動感あるパートからダークなパートなどを経て大団円を迎える#2。(ジミ・ヘンドリックス)
悲しくくぐもったエレピがリードするバラード#3(ジャニス・ジョプリン)。
シンセが全編で活躍、静動の起伏を付けながら展開し、終盤の切ない叙情が胸に突き刺さる#4。(ブライアン・ジョーンズ)
ゆったりとしたテンポでスケール感あるアレンジで聴かせる#5。(カート・コバーン)後半はスライド・ギターの泣きにストリングス・セクションを絡め怒涛の叙情で畳み掛ける。
転調による場面転換で進行、オマージュとしてアコギのスライドがあしらわれたパートを持つ#6(ロバート・ジョンソン)。

テーマがテーマなだけにハッピーな感じは無いものの、故人の生前の活躍を髣髴させる躍動感あるパートや、魂を鎮めるような叙情パートなど才人ロブ・リードのストーリー・テラー振りにまたしてもやられたという感じ。
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タグリスト: プログレ  イギリス  2010年代  女性ボーカル  シンフォニック  コンセプト・アルバム 

 

投稿者: 2014-03-19-Wed

THE TANGENT / Le Sacre Du Travail

THE TANGENT / Le Sacre Du Travail 2013 UK
アンディ・ティリソン(Key/Vo)率いるプログレッシブ・ロックバンドTHE TANGENTの7thアルバムLe Sacre Du Travailのレビュー。
盟友テオ・トラヴィス(Fl/Sax/Cl)以外のメンバーを一新。ヨナス・レインゴールド(B)、ジャッコ・ジャクスジク(G)、ギャヴィン・ハリソン(Dr)に加え、BIG BIG TRAINのデイヴィッド・ラングドン(Vo)も参加。
タイトルは、ストラヴィンスキーの春の祭典(The Rite Of Spring)をもじったThe Rite Of Workをフランス語にしたもののようだ。

THE TANGENT / Le Sacre Du Travail1. 1st movement: Coming Up On The Hour (Overture)
2. 2nd movement: Morning Journey & The Arrival
3. 3rd movement: Afternoon Malaise
4. 4th movement: A Voyage Through Rush Hour
5. 5th movement: Evening TV


ティンパニ連打から管と木琴によるシーケンス・フレーズが続くオーケストラのようなオープニングに意表を衝かれつつも、ファンファーレのようなシンセ、メロウなサックスがいつものTANGENTのムードを漂わせる序曲#1。
管が織り成す厳かな雰囲気のイントロから、中間部でのデイヴィッド・ラングドンが歌うIT BITESみたいなムードが漂うキャッチーなパート、メランコリックなパート、カンタベリー風ジャズロック・パート、そして勿論シンセが唸るプログレ・パートなど、緩急・静動と場面転換で22分超を紡ぐ大作#2。
再び趣を変えた管主体のシーケンス・フレーズを冒頭に配置、ジャム風ドラム・パートから一気にプログレ・ワールドに突入する#3。インスト・パートでは、クロスオーバーやフュージョンといった表現がぴったりなレトロで新鮮なヴァイヴを醸し出している。
#1のシーケンスをピアノでリプライズしたものから壮大なパートまで盛り込んだ3分のインスト小品#4。
オルガンの軽快なリフに乗ってズ太いシンセが突き抜ける、爽快でキャッチーなプログレ・チューン#5。

従来のカンタベリー風味シンフォをベースに、クラシックのような楽章形式で各曲を関連させながらも際立たせ、全体としてよりスケールの大きなロック・オーケストラとも言える作風に。
プログレ然とした迸るシンセからフルート等の静謐な詩情まで、幅広い表情を確かなテクニックと味わい深い演奏で聴かせつつ、マニアックな部分とキャッチーなメロディも混在させる卓越したセンス。
現在、最も高品質なプログレ作品を生み出すバンド。
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タグリスト: プログレ  イギリス  2010年代  シンフォニック  コンセプト・アルバム 

 

投稿者: 2013-08-14-Wed

STEVEN WILSON / The Raven That Refused To Sing

STEVEN WILSON / The Raven That Refused To Sing 2013 UK
スティーヴン・ウィルソンの3rdアルバムThe Raven That Refused to Singのレビュー。
このところ、KING CRIMSONを皮切りに、ELPやJETHRO TULLなどの旧作リマスターの仕事でも評価を上げ、自らの作品でパフォームするだけでなく新旧プログレ界の架け橋としての存在感も増す、現在のプログレ界で最も多忙で重要な人物であるスティーヴン・ウィルソン。
ニック・ベッグス(B)、マルコ・ミンネマン(Dr)、テオ・トラヴィス(Sax/Fl)等、錚々たるメンツを集めてレーコーディングされた本作は、プロデュースをアラン・パーソンズに委ねた万全の体制。

STEVEN WILSON / The Raven That Refused To Sing1. Luminol
2. Drive Home
3. The Holy Drinker
4. The Pin Drop
5. The Watchmaker
6. The Raven That Refused To Sing


疾走感のもたらすソリッドなスリルと静かなパートでのフルートやメロトロンの幽玄な叙情の2面性を持つ#1。
ストリングスも絡め、メロディアスで美しくメランコリックな#2。E-BOWを掛けたギターのフィンガリングのみと思しき滑らかなソロが曲にマッチして胸を熱くします。
各人のソロとそれに呼応するドラムやオルガンのバック陣によるジャムをフィーチュアした冒頭2分、ボーカル・パートでのロックの王道リック、そして王道リックから深遠なパートに移行する意外な展開など、並みのバンドやアーティストなら数曲分に相当するアイディアを贅沢に詰め込んだ#3。
ミステリアスなムードの中、静と動の起伏を巧くつけた#4。
心に染み入る弾き語りパートやメロトロンやスキャットが加わるインスト・パートなど、アコギのアルペジオをフィーチュ アした前半から、フルートやクロマチックなフレーズが印象的なギター、サックスによるソロ・パートを挟み、ピアノのアルペジオがリードするボーカル・パートを経てダークに盛り上がる終盤へと展開するプログレッシブ・チューン#5。
ひたすら美しくそしてシンフォニックにもなる、ダークでファンタジックな#6。

ユニゾンやキメがハマった時のカタルシスなどバンドならではのアンサンブルの妙を感じさせる場面も多々あり、内省的な印象の強かったこれまでのソロ作とはまた違った味わい。
スティーヴン・ウィルソン自身、「音楽の旅」ができるアルバムを聴いて育った、とインタビューで語っていたが、本作はまさにその音楽の旅に浸れる傑作。
レジェンドに触れて得た様々な奥義を吸収、咀嚼してスティーヴン・ウィルソンとしてのフィルターを通して表現した、刺激的でいて懐かしくもある素晴らしい作品に仕上がってます。




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タグリスト: プログレ  イギリス  2010年代  シンフォニック  メロトロン  コンセプト・アルバム 

 

投稿者: 2013-06-29-Sat

PINK FLOYD / Animals

PINK FLOYD / Animals 1977 UK
PINK FLOYD / Animals1. Pigs On The Wing 1
2. Dogs
3. Pigs (Three Different Ones)
4. Sheep
5. Pigs On The Wing 2


英国のプログレッシッブ・ロック・バンドPINK FLOYDの1977年作品Animals。
楽曲のタイトルに動物を冠し、豚=資本家、犬=ビジネスマン、羊=労働者といった比喩で社会を風刺したコンセプト・アルバム

それまでのアルバム中に必ず存在していた牧歌的な曲調の楽曲が姿を消し、シリアスでダークな印象が全編を覆っている。
そんな中でもボーカル・パートは比較的キャチーで普遍的なロックとして充分楽しめる上、#2のスペイシーなシンセ・パート、ヴォコーダーを使用した#4のインスト・パートやドラマティックなギター・ソロなど、PINK FLOYDらしい持ち味を巧みに配して10分超の#2,#3,#4といった長尺曲を構成。
さらに、何かが起きそうな期待を抱かせる#2の冒頭、各曲に挿入された動物の鳴き声SE、トーキング・モジュレーターを使用した豚の鳴き声風ギター、3連に乗った躍動感あるギターのカッティングが気持ち良い#4など、強烈に印象に残るフックでの楽曲キャラ作りも相俟って、よく言えばバラエティに富み悪く言えば散漫な感じだったこれまでのアルバムとは一線を画すトータル性の高いアルバムとなった。

アルバムのトータル・コンセプトの重要な一部でもあるジャケット・アートは、イギリスのバターシー発電所の上空に豚の風船を飛ばして撮影したというヒプノシス作。


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タグリスト: プログレ  イギリス  1970年代  コンセプト・アルバム 

 

投稿者: 2013-05-04-Sat

COSMOGRAF / The Man Left In Space

COSMOGRAF / The Man Left In Space 2013 UK
COSMOGRAF / The Man Left In Space1. How Did I Get Here?
2. Aspire, Achieve
3. The Good Earth Behind Me
4. The Vacuum That I Fly Through
5. This Naked Endeavour
6. We Disconnect
7. Beautiful Treadmill
8. The Man Left In Space
9. When The Air Runs Out


ロビン・アームストロング(G/Key/Vo)による英国のプログレ・プロジェクトCOSMOGRAFの4thアルバムThe Man Left In Space。

SPOCK' BEARDのニック・ディヴァリージオやデイヴ・メロス、BIG BIG TRAINのグレッグ・スパウトン、元THE TANGENTのルーク・マシンなど、英米プログレ人脈のゲストを招いて制作。

イントロ的なSEの#1に続き、牧歌的な中にも英国ならではの蔭りとヒネリを滲ませたアコギのアルペジオから一転してLED ZEPPELINのような大きなグルーヴのヘヴィなギター・リフが飛び出しハッとさせられる#2。ローファイなマシン・ビートやさりげないオルガンのバッキングなど、PORCUPINE TREEあたりに倣ったのか70年代クラシックとコンテンポラリーなテイストを共存させたサウンド・デザインにもセンスを感じさせます。
パッド・シンセとギターによるサウンドスケープから、4人期のGENESISのようなシンフォニック・アンサンブルに展開するインストゥルメンタル・チューン#3。
枯れたギターが宇宙空間の寂寥感を感じさせるインストゥルメンタル・チューン#4。
前2曲の流れを汲んだSE中心のインストによる前半からドラマティックにボーカル・パートが登場する#5。
ダークで静かなボーカル・パートと鮮烈かつ流麗なルーク・マシンのギター・ソロを交互に配した#6。スウィープ・ピッキングなどの技を駆使しながらも、微妙なトーン・コントロールでエモーショナルな味わいを見せるルークの伸びやかなプレイが素晴らしい。
アコギとオルガンをバックにした切々とした歌唱、泣きのギター・ソロにグッとくる#8。
再びスペイシーな寂寥感を漂わせながらプログレ的なシンセ・ソロやミュージカル風な展開の妙を織り込みアナログ・レコードのスクラッチ・ノイズで幕を降ろす#9。

人生における成功と失敗についての探求をテーマに、ダークな色彩の中にもスリルや叙情を交えてアルバムを構成。
宇宙飛行士の交信音のようなSEが随所に挿入され、スペイシーなムードでコンセプト・アルバムとしての統一感を保ちながら音楽の旅に浸れます。




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タグリスト: プログレ  イギリス  2010年代  シンフォニック  コンセプト・アルバム 

 

投稿者: 2013-05-01-Wed

BIG BIG TRAIN / English Electric (Part Two)

BIG BIG TRAIN / English Electric (Part Two) 2013 UK
英国のプログレッシブ・ロック・バンド BIG BIG TRAINの8thアルバムEnglish Electric (Part Two)のレビュー。

BIG BIG TRAIN / English Electric (Part Two)1.East Coast Racer
2.Swan Hunter
3.Worked Out
4.Leopards
5.Keeper of Abbeys
6.The Permanent Way
7.Curator of Butterflies



BIG BIG TRAIN / English Electric (Part Two)全曲紹介


スリリングなパートとゆったりとした叙情パートの緩急がドラマティックな15分超の#1。後半、徐々に盛り上がる5拍子のリフレインが壮大なシンフォニック。美しいコーラスや甘美なストリングス、まろやかなブラス・セクションが英国らしい気品を湛えています。
柔らかな管が暖かく響く、センチメンタルな序盤から仄かな明るさを持つサビに移行する#2。
構築度の高いギター・ソロが印象に残る、GENESISの小品のような英国情緒を纏った#3。
どこかオリエンタルなムードに翳りを伴ったヒネリを加え、短い中にドラマを凝縮した#4。
バンジョーやフィドルによる軽快なフォークロア風味と叙情シンフォニックが融合した#5。
Part One 1曲目The First Rebreatherではボーカルやシンセによって奏でられたメロディを管弦の優しいタッチに趣を変えて挿入された#6。
静かなバラードからドマラティックに展開していく#7。アルバム2枚のラストを飾るに相応しい感動のリフレインが胸を熱くします。

前作のEnglish Electric (Part One)同様、蒸気機関車、造船業者、修道院の廃墟を保全する人、蝶の研究家など、近代~現代イギリスにまつわる実話や普通の人々をテーマにした楽曲で構成。管弦を導入した端正な音像と美しいメロディライン、ジェントルな歌唱から、それらの事象や人々にする優しい目線が感じられます。


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タグリスト: プログレ  イギリス  2010年代  シンフォニック  コンセプト・アルバム 

 

投稿者: 2013-05-01-Wed

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