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タグ: 1990年代

1990年代特集

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投稿者: -----------

LANDBERK / One Man Tell's Another

スウェーデンのプログレッシブ・ロック・バンドLANDBERKの2ndアルバムOne Man Tell's Another。


LANDBERK / One Man Tell's Another 1994 SWEDEN
OPETH / Pale Communion1. Time
2. Kontiki
3. Mirror man
4. You are
5. Rememberence
6. Valentinsong
7. Tell



仄かに歪ませたギターのカッティングがリードし、幽玄なグルーヴにメロトロンも絡む#1。
7/8拍子のオルガン・シークエンスが心地よいズレを生み出し、レイネ・フィスケ(G)の独特のタッチによる繊細かつ荒々しいギターが暴発寸前の狂気を滲ませる屈折チューン#2。
枯れたギターがリードし霧のようなメロトロンが叙情を加味する、クールさとメランコリーが同居した#3。全体的なムードはレイネ・フィスケとステファン・ディムレ(B)が後に結成するPAATOSに繋がるものがある。
イントロや各部に挿入されるギターによる7拍子のアルペジオをアクセントに、淡々としながらも妖しく叙情も交えて進行する#4。
幽玄なメロトロンをバックにギターのアルペジオとパーカッションの反復がトリップ感を生み出す#5。
沈み込む3拍子のバラードからリズム隊が合流して淡々としたジャジーなムードへ移行、繊細なタッチのギターが寂寥感を醸成する#6。
これまで控え目だったメロトロンが唸りをあげる(それでもまだ控え目)シンフォニックな#7。フィードバックやハウリング・ノイズまでをも巧みにコントロールした狂気のギター・ソロと端正でメロディアスなメロトロンの白玉とのギャップが強烈。

全編スウェーデン語で歌われた1stアルバムで見られた土着の妖しさとハード・ロック的な激しさは後退し、コンテンポラリーで静かな音像に移行。
そんな中、枯れたトーンと独特の微妙なタッチにより繊細な寂寥感から暴虐の狂気までを演じ分けるレイネ・フィスケのギターが孤高の輝きを放つ北欧暗黒シンフォ。決して多くを弾くことは無いものの、雄弁に各曲のカラーを表現する独創的なフレージング(とノイズ)が耳を捉えて離さない。



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タグリスト: プログレ  北欧  1990年代  メロトロン 

 

投稿者: 2015-06-22-Mon

DREAM THEATER / Metropolis PT2: Scenes From A Memory

DREAM THEATER / Metropolis PT2: Scenes From A Memory 1999 USA
DREAM THEATER / Metropolis PT2: Scenes From A Memory1. Regression
2. Overture 1928
3. Strange Deja Vu
4. Through My Words
5. Fatal Tragedy
6. Beyond This Life
7. Through Her Eyes
8. Home
9. The Dance of Eternity
10. One Last Time
11. The Spirit Carries On
12. Finally Free



DREAM THEATERの5thアルバムScenes From A Memory。

2ndアルバム収録曲で初来日公演のオープニングを飾ったプログレ・メタルの名曲Metropolis PART1に続くPART2を銘打った、悲劇と輪廻転生を描いたストーリー・アルバム。

イントロ的な#1からMetropolisの一節を挿入してフェードインしてくる#2のリフで既にワクワク感はMAX状態。大きな展開とテクニカルな素早いパッセージをバランス良く配した曲構成も見事なオープニング。
後にリプライズするピアノのアルペジオが印象的な#4から、新加入ジョーダン・ルーデス(Key)の超絶ソロが登場するダークな#5に移行するあたりから徐々に物語の深部へ。
メタリックな激しさとミステリアスな静寂が交互に押し寄せ、やがてメロディアスに昇華するドラマティックな#6。中間部のインスト・パートは、リフをバックにしたジョン・ペトルーシ(G)のソロ、目まぐるしく展開するシンセ・ソロ、ジョン・ペトルーシの鬼のような早弾きと息つくヒマも無いが、これだけ弾き倒されるとむしろ爽快。
ソウルフルな女性スキャットがアルバムの中間地点で良いアクセントとなった#7。ここはジャイムス・ラブリエ(Vo)の表現力豊かな歌唱も聴き所です。
熱にうなされるかのように息苦しくヘヴィな#8で物語はACT IIへ。ヘヴィネスからメロディアスに転換する意外性あるアレンジが秀逸。
ジョン・ミュング(B)によるフランジング効果の掛かった重いリフからプログレ・メタルらしい奇妙なリフに変化するインストゥルメンタルの#9。ホンキートンク・ピアノのソロがなかなか洒落ていて、ジョーダン・ルーデスの引き出しの多さを垣間見れます。
流れるように美しいピアノに導かれたバラード風の冒頭から、爽やかとも言えるくらいメロディアスなサビへ移行する#10。
#11はゴスペル風コーラスとジョン・ペトルーシの情感たっぷりなギター・ソロをフィーチュアした、普遍性を持ったメロディアスな名曲。
そして起伏あるドラマを締めくくるのが、アルバム全てを凝縮したかのようなドラマティックな12分超の感動大作#12。

随所にMetropolisの一部を登場させるニクい演出もさることながら、とにかく全曲の質が異常に高い。
場面転換してストーリーを紡ぎながらも各曲のキャラがちゃんと立っているのがもはや奇跡。
従来のテクニカルなプログレッシブ・メタルに、より一般受けするメロディアスな要素を加えつつ、それをさらにストーリー性を持たせてアルバム1枚を構築してしまうという偉業を成し遂げたロック史に残る名盤
このアルバムでDREAM THEATERは往年の名バンド達と肩を並べたと言っても良いのではないでしょうか。
ストーリーのラストは音だけでは不可解なので、タネ明かしされるライブDVDの鑑賞もお勧めします。


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タグリスト: プログレ  プログレッシブ・メタル  名盤  1990年代  アメリカ  コンセプト・アルバム 

 

投稿者: 2011-09-03-Sat

KING CRIMSON / Thrak

KING CRIMSON / Thrak 1995 UK
KING CRIMSON / Thrak1. Vrooom
2. Coda: Marine 475
3. Dinosaur
4. Walking On Air
5. B'Boom
6. Thrak
7. Inner Garden I
8. People
9. Radio I
10. One Time
11. Radio II
12. Inner Garden II
13. Sex Sleep Eat Drink Dream
14. Vrooom Vrooom
15. Vrooom Vrooom: Coda



90年代に復活したKING CRIMSONのスタジオ11thアルバムThrak。

ロバート・フリップ(G)、エイドリアン・ブリュー(G/Vo)、トニー・レヴィン(B/Stick)、トレイ・ガン(Stick)、ビル・ブラッフォード(Dr)、パット・マステロット(Dr)の6人によるダブル・トリオ編成という驚愕のラインナップ。

左右にパンニングされたダブル・トリオによる演奏で構築の中に混沌を内包した、Red期を彷彿させるメタリックなナンバー#1,#2。
ギター・シンセのストリングスに導かれ、メタリックなリフがリードするキャッチーなボーカル・ナンバー#3。
どこかオリエンタルなムードを漂わせたソフトでメロウな#4。
金属的なSEをバックにしたドラムスのデュオによるインストゥルメンタル#5。
ダブル・トリオが生み出すそれぞれのアクセントが、シンクロしたりズレたりと80年代CRIMSONのポリリズムを踏襲したかのようなヘヴィ・リフがリードする#6。
ダークでミステリアスなボーカル・チューン#7,#12。
キャッチーな中にもスリリングな要素を含むボーカル・チューン#8。
冷たい無機質なSE #9,#11。
まるでスティングのようなムードのアダルトでクールなメランコリック・チューン#10。
ダブル・トリオの混沌インスト・パートをフィーチュアしたファンキーな#13。
太陽と戦慄のアルバム構成をを踏襲した、#1に対する#14~#15による幕引き。

規律・鍛錬・反復・ポリリズムなど、お題目が先走った80年代CRIMSONと比較すると、自由に色々と試しているような作風。
メタリックな#1,#2,#3,#6,14、実験的な#5,#9,#11、キャッチーな歌モノ#4,#10とバラエティに富んだ内容の中に過去の遺産も巧く融合させ、KING CRIMSONの看板に恥じない作品を作り上げたところはさすが。
注目のダブル・トリオは、丁々発止のやり取りが楽しめるライブとは違って、音だけだと何か窮屈な中に混沌だけが残り、あまり機能していない気もしますが・・・

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タグリスト: プログレ  1990年代 

 

投稿者: 2011-05-22-Sun

WHITE WILLOW / Ex Tenebris

WHITE WILLOW / Ex Tenebris 1998 NORWAY
WHITE WILLOW / Ex Tenebris1. Leaving The House Of Thanatos
2. The Book Of Love
3. Soteriology
4. Helen And Simon Magus
5. Thirteen Days
6. A Strange Procession...
7. ...A Dance Of Shadows



ノルウェーのプログレッシブ・フォーク・バンドWHITE WILLOWの2ndアルバムEx Tenebris。

12弦アコギのアルペジオにシンセが絡む穏やかでドリーミーなイントロで始まる#1。残念なのはボーカルインしてからのメロディとヘボな男性ボーカル。ボーカルの空間処理もさほどされていないので粗が目立つ。楽曲はその後、シンフォニックなインスト・パートに展開するだけに惜しい。
こちらも男性ボーカルがメインながら、繊細なアコギのアルペジオと美麗な女性ボーカルのハーモニーに救われた感のある#2。フルートのソロやメロトロンの優しい装飾も良い感じです。
アコギとピアノで紡ぐメランコリックなメロディが胸を打つイントロから厳かなオルガンのパートを経て、清廉なソプラノ女性ボーカルが登場する神秘的で美しい#3。テイストは違いますが、RENAISSANCEのSistersを連想しました。
美しい女性ボーカルとピアノで綴る静かなフォークに、屈折した不条理インスト・パートを内包した9分超の大作#4。
アコギと女性ボーカルで切々と展開するメランコリックなフォーク#5。
バスドラのビートがトライバルなムードを醸し出す、オルガンやブ厚いパッド系シンセによるインスト#6。
少々屈折したインスト・パートとドリーミーな美声ボーカル・パートが対比した#7。ダークな中間部ではメロトロンが大活躍。

普遍的な美しいメロディの比率が高まり、新歌姫シルヴィア・エリクセン(Vo)の柔らかく透明感のある美声や聴かせ所をはっきりさせたアレンジと相まってバンドがスケールアップ。
特に#2,#3,#5あたりのコンパクトな楽曲は印象的なメロディが多くクオリティが高い。
後は男性ボーカルをやめて、時に冗長になる無意味なインスト・パートが整理されればメジャー級なんですが…。

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タグリスト: プログレ  1990年代  メロトロン  北欧  女性ボーカル 

 

投稿者: 2011-04-29-Fri

WHITE WILLOW / Ignis Fatuus

WHITE WILLOW / Ignis Fatuus 1995 NORWAY
WHITE WILLOW / Ignis Fatuus1. Snowfall
2. Lord Of Night
3. Song
4. Ingenting
5. The Withering Of The Boughs
6. Lines On An Autumnal Evening
7. Now In These Fairy Lands
8. Piletreet
9. Till He Arrives
10. Cryptomenysis
11. Signs
12. John Dees Lament



ノルウェーのプログレッシブ・フォーク・バンドWHITE WILLOWの1stアルバムIgnis Fatuus。
アコギやフルートによる静かなバッキングに清楚な女性ボーカルが乗り、シンセやメロトロンが幽玄な装飾を施すダークなフォークを展開しています。

冒頭の物悲しいアコギのアルペジオとハープシコードで心を鷲づかみ。続く美声ソプラノ女性ボーカルの登場で一気に引き込まれる#1。
美声ボーカルをフィーチュア、終盤のイリアン・パイプやシタールがエキゾチックなテイストの#2。
リコーダーを中心に北欧トラッド風メロディを展開する#3。
フルートとヴァイオリン、素朴な男性ボーカルの#4。
中間部のインスト・パートに土着フォークロア部を挿入したメロトロン白玉が儚げな#5。
アコギ、コントラバス、リコーダー、ハープシコードなど、場面ごとに推移する多彩な楽器による演奏に女性のソプラノ・スキャットが。フルートが絡む部分では初期KING CRIMSONのような神秘性も感じさせる#6。
ハープシコードの厳かな調べに可憐なボーカルが映える#7。後半のアコギのカッティングとシンセ・ソロの場面では明るいムードも。
アコギのアルペジオとメロトロンのフルートに美しいスキャットが乗る小品#8。
モーダルなボーカル・メロディが神秘的な中にもコンテンポラリーなムードを醸し出す#9。
不条理なコード進行とメジャー/マイナーの調性があいまいなメロディがフックとなった前半、若干ヘヴィなパートを経てスペイシーなシンセ・ソロに展開する後半からなる11分超の#10。
女性ボーカルが中音域で歌う暗鬱フォーク#11。
ディストーション・ギターが登場する中間部などで暗黒ゴシック路線を垣間見せる#12。

おそらく土着フォークに根ざしたものであろう独特の暗いメロディによるボーカル・パートに、メロトロンをバックにしたシンセのソロなど幻想的な展開を見せるインスト・パートが絡みユニークな世界を醸成。適度に各楽器が聴こえる、必要以上に分厚くなることの無いアレンジも良い感じです。
#4,#5,#12などでの男性ボーカルは意図があってのものだろうが、はっきり言って素人レベル。女性ボーカルで統一した方が良いと思うぞ。



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タグリスト: プログレ  女性ボーカル  1990年代  北欧  メロトロン 

 

投稿者: 2011-04-24-Sun

YES / The Ladder

YES / The Ladder 1999 UK
YES / The Ladder1. Homeworld (The Ladder)
2. It Will Be A Good Day (The River)
3. Lightning Strikes
4. Can I?
5. Face To Face
6. If Only I Knew
7. To Be Alive (He Yadda)
8. Finally
9. The Messenger
10. New Language
11. Nine Voices (Longwalker)


YESの16thアルバム The Ladder。
メンツはジョン・アンダーソン(Vo)、クリス・スクワイヤ(B)、スティーヴ・ハウ(G)、アラン・ホワイト(Dr)のクラシック・メンバーに、ビリー・シャーウッド(G)、イゴール・コロシェフ(Key)を加えた6人編成。

序盤のダークでアンニュイな部分ではどことなくレゲエっぽいグルーヴ。中間部の3連パートを経て徐々にプログレッシブ・ロックに移行し、終盤はシンセやオルガンが壮大に鳴り響くシンフォニック・ロックに展開する#1。
琴か三味線のような東洋的な楽器音が印象的なゆったりとしたナンバーの#2。優しく美しいメロディ、シンフォニックな盛り上がりなどコンパクトな中に旨味を凝縮。
ホーン・セクションを導入したトロピカル・ミュージックにアップテンポのタテ乗りアレンジを施したポップな#3。
パーカッションとスキャットのトライバルなムードをベースにしながらも、シンセの白玉やジョン・アンダーソンの美声により土着風にならず不思議な感触のインスト#4。
爽やかなギターのカッティングがリードする明るく開放的な#5。終盤に登場する、いかにもスティーヴ・ハウというギター・パートが短か過ぎて残念。
伸びやかで美しいボーカル・メロディが、ラップ・スティールやシンセの控えめながらも印象的なバッキングに溶け込んだキャッチーな#6。
なんとなく東洋風なメロディ、シタール風なサウンドなどエスニック要素をポップに昇華した#7。
ポップに飛ばす前半から、シンセ・ストリングスをバックにアコギ、ギター、ボーカルがゆったりとシンフォニックにメロディを奏でる後半に展開する#8。
ファンキーなベースのリフを軸に少々ダークに進行するも、壮大なコーラスを持つサビ前からはYESらしく開放的に進行する#9。
ウェイクマン風クラシカルなオルガンとミニマルなフレーズを繰り返すハウのギターのイントロ、バンド・インしての続く疾走パート、と序盤からスリリングな#10。ボーカル・パートは序盤こそ又もや南国風テイストを漂わせながらも、ミステリアスでダークなパートを経て、メロディが徐々に天高く上り詰めるような最高のサビを迎えるドラマティックな構成。個性的なアコギ・ソロ、メロトロンっぽい白玉など、中簡に配された器楽パートも充実。
パーカッションと雄大なコーラス・ワークがアフリカっぽいニュアンスを醸し出すコンパクトなナンバー#11。

全編通して非常にポップですが、ワールド・ミュージック風なスパイスも嫌味が無く、産業ロックという程のギラついたあざとさも無い、自然体の心地良さが楽しめるアルバム。長尺で起伏ある展開に往年のプログレ・テイストを想起させる#1や#10の出来も素晴らしいです。


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タグリスト: プログレ  イギリス  1990年代  シンフォニック 

 

投稿者: 2011-02-15-Tue

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