SEARCH


ARTISTS


アルバム検索


人気のレビュー


RSS


ARCHIVES


>

GAZPACHOのレビュー

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
フォローもよろしくお願いします!
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 

投稿者: -----------

GAZPACHO / March of Ghosts

ノルウェーのアート・ロック・バンドGAZPACHOの7thアルバムMarch of Ghosts。


GAZPACHO / March of Ghosts 2012 NORWAY
GAZPACHO / March of Ghosts1. Monument
2. Hell Freezes Over I
3. Hell Freezes Over II
4. Black Lily
5. Gold Star
6. Hell Freezes Over III
7. Mary Celeste
8. What Did I Do?
9. Golem
10. The Dumb
11. Hell Freezes Over IV



航海史上最大の謎とされる漂流船メアリー・セレスト号の船員をはじめ、第一次世界大戦の退役軍人など様々なキャラクターの幽霊のストーリーを描いた各楽曲を束ねたコンセプト・アルバム。

幻想的なパッド系シンセにチェロを交えジワジワとファンタジックな空気を満たしていく序曲的な#1。
アルバム中に何度か顔を出すアルペジオのリフレインがトリップ感を醸し出す#2。
GENESISを彷彿させる冒頭の12弦アコギによるアルペジオ、イーリアンパイプを使用したケルト風のパートが印象的な#3。
欧風メランコリーを感じさせるヴァースから、情念が静かに燃える感動のサビに展開する#4。絶妙なオブリガードを挿入する悲哀に満ちたヴァイオリンが効いている。
#4を引き継いだトラッド風アコギ・パート、ゴシック・メタル風のサビ、ホルンをバックにした民謡風パートなど、各種要素を自然に溶け込ませた#5。
ストリングスとボーカル・パートが切なくも暖かい#6。
仄暗いムードで淡々と紡がれた#7。終盤は一転して、うっすらと狂気と邪気を織り交ぜた民謡風パートでアッパーに展開。
儚げなコーラス、ピアノ、ヴァイオリンが葬送曲のようなメランコリーを織り成す#8。
静かな前半から若干は激しさを帯びた後半に移行する#9。南洋風あるいは中近東風ともとれる無国籍な琴の響きにハッとさせられます。
オーラスの#11に向けての序章のような#10。
ヘヴィなバッキングで#2のボーカル・メロディをリプライズする#11。ドラマティックな盛り上がりを見せつつ、ラストはアルバム冒頭の幻想的なシンセで余韻を残したエンディングを演出。

パートI~IVのHell Freezes Overを要所に配置。さらに、時に前後の楽曲がシームレスに繋がってアルバム全体通して決して熱くならず儚げでかつ幽玄なムードで統一。そんな中、#3,#7,#9など、エキゾチックな要素が印象的なフックとなっている。
また、#1のアルペジオをさりげなくリフレインさせた#4,#11。同じボーカル・メロディを幽玄なバッキングの#2、ヘヴィなバッキングの#11で対比させたりと、定番な手法ながらなかなか巧み。


GAZPACHO / March of Ghostsをアマゾンで買う

フォローもよろしくお願いします!
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

タグリスト: プログレ  北欧  2010年代  コンセプト・アルバム 

 

投稿者: 2013-01-12-Sat

GAZPACHO / Demon

ノルウェーの暗鬱シンフォ・バンドGAZPACHOの8thアルバムDemon。


GAZPACHO / Demon 2014 NORWAY
GAZPACHO / Demon1. I've Been Walking Part 1
2. The Wizard of Altai Mountains
3. I've Been Walking Part 2
4. Death Room



ピアノと浮遊するシンセを中心に静かに進行する中、時折ハード・エッジなギターのパワーコードが鳴り響き、平坦になりがちな展開にダイナミズムを付加するメランコリックでファンタジックな#1。
中近東エスニック風味なメロディやタンゴ・パートの挿入、欧州的叙情を漂わせるアコーディオンなどの小技も効果的に使用し、全4曲というアルバム全体の流れに起伏を付けている小品#2。
こもったピアノとハミングによるメイン・テーマを反復し進行する繊細な前半からハードなタッチの後半へ移行するAパート、#1のパワーコードをリプライズさせたBパートで構成された、よりメロディに焦点を当てた#3。
琴のような音色のバンジョーによる7拍子のシーケンスにヴァイオリンの妖しげなオブリガードが絡むパート1、パート1を引き継ぎつつ枯れたギターやヴァイオリンによるフックを加えたパート2、ヘヴィネスを加えて静と動のレンジを広げたパート3により構成された#4。

儚げなボーカルと霧のようなパッド系又はストリングス・シンセを基調に、繊細で耽美なパートを中心に丁寧に紡いでいく。ダークな中にも暖かみを帯びたサウンドなのは、バンジョーやアコーディオン、ヴァイオリンといったオーガニックな楽器群の効果的な使用によるもの。
音圧ありきの昨今の音楽とは対極の、音を出すのではなく出さないことで存在感を高めるという逆説的なアイディアがおもしろい。


GAZPACHO / Demonをアマゾンで買う

フォローもよろしくお願いします!
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

タグリスト: プログレ  2010年代  北欧  シンフォニック 

 

投稿者: 2014-07-13-Sun

 | ホーム | 


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。