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CARAVANのレビュー

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投稿者: -----------

CARAVAN / Caravan

CARAVAN / Caravan 1968  UK
CARAVAN / Caravan1. Place of My Own
2. Ride
3. Policeman
4. Love Song With Flute
5. Cecil Rons
6. Magic Man
7. Grandma's Lawn
8. Where But For Caravan Would I?


WILD FROWERSから派生した初期カンタベリー・ミュージックのバンドSOFT MACHINEとCARAVAN。このCARAVANの1stは、時折コード進行にSOFT MACHINE的クールなジャズ・テイストを漂わせつつも、全体的な印象は時代を反映したサイケ・ポップという感じ。CARAVAN特有のどこか牧歌的で叙情的な美しいメロディも既に聴かれます。パイ・ヘイスティングス(G/B/Vo)の素直なヴォーカルが楽曲の陰影を際立たせる#1では、チープなローリー社製と思しきオルガンによるシングルノート中心のソロもこの時点では未だファズも未使用ながら、ワウを活用したオーガニックな音色コントローによるフレージングが胸を打ちます。インド的モーダルな#2やサイケ・ムード満載の#5でも活躍するこのオルガン。デイヴィッド・シンクレア(Org)のテクニックに走り過ぎない、あくまでも楽曲ありきの姿勢が好印象です。長尺(と言っても9分)のラスト#8ではドラマティックな起伏を持つ楽曲構成力も発揮しており、デビュー作でこの完成度はさすがタダ者じゃありません。




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タグリスト: プログレ  カンタベリー  ジャズ・ロック  イギリス  1960年代 

 

投稿者: 2009-08-01-Sat

CARAVAN / If I Could Do It All Over Again I'd Do It All Over You

CARAVAN / If I Could Do It All Over Again I'd Do It All Over You 1970 UK
CARAVAN / If I Could Do It All Over Again I'd Do It All Over You1. If I Could Do It All Over Again, I'd Do It All Over You
2. And I Wish I Were Stoned/Don't Worry
3. As I Feel I Die
4. With an Ear to the Ground You Can Make It/Martinian/Only Cox/Reprise
5. Hello, Hello
6. Asforteri
7. Can't Be Long Now/Francoise/For Richard/Warlock
8. Limits


カンタベリー・ミュージックの代表的バンドCARAVANの1970年2ndアルバムIf I Could Do It All Over Again I'd Do It All Over You。
パイ・ヘイスティングス(G/Vo)の飄々としたボーカルがユーモラスなリフに乗る#1や、リチャード・シンクレア(B/Vo)の優しい歌声が英国の気品を感じさせる#2,#5 などでは変拍子を自然に消化、耳障りの良いメロディの影では緻密なアレンジが施されており、既に大物の風格すら感じさせます。ムーディな序盤から始まり、畳み掛ける中盤と一旦落とす叙情パートとの緩急が痺れる#3も、メロディ、タイトな演奏、エキサイティングなオルガン・ソロが渾然一体の名曲です。組曲#7ではブラザー・ジェイムズ(Fl/Sax)が寂寥感を煽るフルートとマイルドなサックスでデイブ・シンクレア(Org/P/harpsichord)と熱いインプロビゼーションを展開しミュージシャン・シップの高さも感じさせます。仄かに漂うサイケなムードの中、3rdの頃のSOFT MACHINEのようなクールなジャズ・ロック テイストと持ち前の叙情性が融合。デイブ・シンクレアの単音ファズ・オルガンもいよいよ全開の名盤です。

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タグリスト: プログレ  カンタベリー  ジャズ・ロック  イギリス  1970年代  変拍子 

 

投稿者: 2009-08-10-Mon

CARAVAN / In the Land of Grey and Pink

CARAVAN / In the Land of Grey and Pink 1971 UK
CARAVAN / In the Land of Grey and Pink1. Golf Girl
2. Winter Wine
3. Love To Love You (And Tonight Pigs Will Fly)
4. In The Land Of Gray And Pink
5. Nine Feet Underground


カンタベリー・ミュージックの至宝CARAVANの3rdアルバムIn the Land of Grey and Pink。
リチャード・シンクレアの朴訥としたボーカルと少々ひねくれつつも牧歌的なサイケ&フォークでなごませつつ、デイヴ・シンクレアによるファズ・オルガンが強烈な個性を放っています。リリカルなアコギで始まり怒涛のオルガン・ソロを含む7分超の#2や名曲と名高い22分超の#5ではファズ以外にも通常のトーン、ワウをかませたようなトーン等オルガンだけでも何音色も使い分けて若干ジャズ・テイストな長尺曲のインプロビゼーションをスリリングに且つ一気に聴かせます。腕が確かなメンツによるタイトな演奏に加えて、アルバム全編通して程良くマイルドに仕上がった音像なのでゆったり寛いで聴くのにちょうど良い感じですね。英国カンタベリー地方を描いたタイトル通りのジャケも良いです。




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タグリスト: カンタベリー  プログレ  ジャズ・ロック  イギリス  1970年代  名盤 

 

投稿者: 2009-08-29-Sat

CARAVAN / Waterloo Lily

CARAVAN / Waterloo Lily 1972 UK
CARAVAN / Waterloo Lily1. Waterloo Lily
2. Nothing At All / It's Coming Soon / Nothing At All
3. Songs & Signs
4. Aristocracy
5. The Love In Your Eye / To Catch Me A Brother / Subsultus / Debouchement / Tilbury Kecks
6. The World Is Yours


カンタベリーの名バンドCARAVANの4thアルバムWaterloo Lily。
脱退したデイヴ・シンクレアの後任に、ピアノが得意なスティーヴ・ミラー(P/Org)が加入。#5後半のソロをはじめ、随所にエレピによる洒落たプレイを聴かせています。
そのスティーブ・ミラーが前任者を彷彿させるファズ・オルガンのソロを披露する、リチャード・シンクレア(B/Vo)がボーカルを取る#1。グルーヴィなインプロビゼーション主体の前後半パートに挿入された、中間部のピアノによるジャジーなプレイがアクセントとなったインストゥルメント・ナンバー#2。お得意の牧歌的とも言えるボーカル・メロディが仄かにジャジーなインスト部と融合したCARAVANならではのナンバー#3。リチャード・シンクレアのメロディアスなベースが印象的なキャッチーなボーカル・ナンバー#4。この#3、#4ではパイ・ヘイスティングス(G/Vo)のジェントルなボーカルがPOPな曲調をより引き立てています。ストリング・セクションを取り入れた組曲#5の美しい叙情ナンバーThe Love In Your Eyeではオーボエの物悲しい響きが胸を打ちます。続くインプロビゼーション・パートのTo Catch Me A Brotherでは、ゲストのジミー・ヘイスティングスによるフルートのメロディアスかつテンションの高いソロが圧巻です。ラストの#6もヘイスティングスの優しいボーカルが映えるキャッチーなナンバー。
次作でまたもやメンバー・チェンジが起こる為結果的に今作のみの編成で制作されたアルバムですが、従来のCARAVANらしさを継承しつつも、#5の実験的な試みに前進する意欲も感じさせる作品となっています。

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タグリスト: プログレ  カンタベリー  ジャズ・ロック  イギリス  1970年代  シンフォニック 

 

投稿者: 2010-01-09-Sat

CARAVAN / For Girls Who Grow Plump in the Night

CARAVAN / For Girls Who Grow Plump in the Night 1973 UK
CARAVAN / For Girls Who Grow Plump in the Night1. Memory Lain, Hugh / Headloss
2. Hoedown
3. Surprise, Surprise
4. C'thlu Tmu
5. The Dog, The Dog, He's At It Again
6. Be Alright/Chance of A Lifetime
7. L'Auberge Du Sanglier / A Hunting We Shall Go / Pengola / Backwards / A Hunting We Shall Go(Reprise)


カンタベリーの名バンドCARAVANの5thアルバムFor Girls Who Grow Plump in the Night。
デイヴ・シンクレア(Key)が復帰したものの、作曲・歌唱の一翼を担っていたリチャード・シンクレア(B/Vo)が脱退し、ほぼ全曲を書き上げたパイ・ヘイスティングス(G/Vo)のまさに独壇場。前作のジャズ・テイストはかなり後退し、クールでキャッチーなポップ・テイストが爆発しております。しかし、単に軽いだけのポップに陥らないのがCARAVANの凄い所。従来のオルガンに加え、当時最先端のARPやDAVOLI等シンセサイザーが随所に導入されフックとなりながらも、一方では新加入したピーター・ジェフリー・リチャードソン(Viola)のヴィオラがオーガニックな気品をプラスしバランスを取ってる感じです。
ギター・リフがリードするソリッドなポップ・ロックに管楽器隊をバックにしたフルートの叙情パートが融合した前半と、サビの一瞬の叙情が堪らないシャッフル・ナンバーによる組曲#1。7拍子をセンス良く料理した、ギターのハギレ良いカッティングによるポップ・チューン#2。くすんだエレピとリチャード・コフラン(Dr)の軽快なフィルが印象的で爽やかに仕上がった#3。ミステリアスなリフに乗った#4。シンセとヴィオラが巧く溶け合って、優しいムードを醸し出すメロディアスな#5。エレクトリック・チェロのリフがリードする前半とコンガに乗ったムーディな後半からなる組曲#6。そして前作でも試みられたオーケストラの導入をより進めた#7では、英国ロックではお馴染みのマーティン・フォード指揮のオーケストラとバンドが融合し、シンフォニックでドラマティックなサウンドを完成させております。

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タグリスト: プログレ  カンタベリー  イギリス  1970年代  変拍子  シンフォニック 

 

投稿者: 2010-03-03-Wed

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