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投稿者: -----------

THE TANGENT / The Music That Died Alone

THE TANGENT / The Music That Died Alone 2003 UK etc
THE TANGENT / The Music That Died Alone1. In Darkest Dreams: Prelude- Time for You
2. In Darkest Dreams: Night Terrors
3. In Darkest Dreams: The Midnight Watershed
4. In Darkest Dreams: In Dark Dreams
5. In Darkest Dreams: The Half-Light Watershed
6. In Darkest Dreams: On Returning
7. In Darkest Dreams: A Sax in the Dark
8. In Darkest Dreams: Night Terrors (Reprise)
9. Canterbury Sequence: Cantermemorabilia
10. Canterbury Sequence: Chaos at the Greasy Spoon
11. Canterbury Sequence: Captain Mann(er)ing's Mandolin
12. Up-Hill from Here
13. Music That Died Alone: Serenade
14. Music That Died Alone: Playing on...
15. Music That Died Alone: Prehistory
16. Music That Died Alone: Reprise


PARALLEL OR 90DEGREESのアンディ・ティリソン(Key)のソロがバンド形態に発展したTHE TANGENTの1stアルバムThe Music That Died Alone。
FLOWER KINGSのロイネ・ストルト(G)、ヨナス・レインゴールド(B)、VAN DER GRAAF GENERATORのデイヴィッド・ジャクソン(Sax/Flu)らが参加。20分の組曲In Darkest Dreamsの冒頭、オルガンの1フレーズだけで既にKO。その後ズ太いシンセやネバリあるギターがユニゾンで合流、推進力抜群のリズム隊と共に畳み掛けると追い討ちをかけるようにサックスも参戦。
これはもうプログレ確信犯による一大絵巻だ!
メロディ、スリル、ファンタジー、オシャレでジャジーとおいしい要素がごった煮状態ながら、オリジナリティ、センス、テクニックを兼ね備えた歴戦のメンツによるアンサンブルが一切破綻することなく完璧な音世界を構築。それでいて小難しく無く、フレンドリーなとっつき易さも魅力です。2曲目?のカンタベリー・シーケンスではHatfield and the Northのカヴァーも登場。現代的なサウンドで再現しながらも憧景を隠そうともしない潔さが、逆に先人達へのリスペクトを感じさせて好感が持てます。おっと、デイヴィッド・ジャクソンさんは”先人達”に入りますが^^ちょっとルーズなボーカルやスキャットがカンタベリーな雰囲気満点。
#3のUp-Hill from Hereではドライブ感を演出するサックス、#4のMusic That Died AloneSaxでは美しいサビメロを増強するサックスとフルートが効いてます。
アンディが操る鍵盤は基本的に現代のデジタル機材を使用している模様。
クレジットによると、オルガンにRolandのVK-7、シンセはNovationやYamahaのSY85、その他ハモンドやメロトロン、ローズなどはサンプルやソフト・シンセのプラグインのようです。ま、出音が素晴らしければ全然OKですよ。こういった部分を曝け出してくれてるのも潔くて良いですね。

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タグリスト: プログレ  メロトロン  テクニカル  イギリス  北欧  変拍子  2000年代 

 

投稿者: 2009-09-01-Tue

THE TANGENT / The World That We Drive Through

THE TANGENT / The World That We Drive Through 2004 UK etc
THE TANGENT / The World That We Drive Through1.The Winning Game
2.Skipping The Distance
3.Photosynthesis
4.The World We Drive Through
5.A Gap In The Night


PARALLEL OR 90DEGREESのKey奏者アンディ・ティリソン(Key)とTHE FLOWER KINGSのロイネ・ストルト(G/Vo)の双頭プログレ・ユニットTHE TANGENTの2ndアルバムThe World That We Drive Through。
リズム隊はTHE FLOWER KINGS組のスウェーデン人で、いい味出しているサックス/フルートはPORCUPINE TREEのアルバムでも客演したりしている英国人テオ・トラヴィス。#2の終盤、フルートに絡むヴォーカル・パートがNATIONAL HEALTHのアマンダ・パーソンズを彷彿させてニヤリなSam Baineなる女性も英国人か?
大仰で派手なオープニング・チューンにHATFIELDのカヴァー、VDGGのデイヴィッド・ジャクソンのフリーキーなサックスなどプログレッシブな飛び道具満載だった1stと比べると地味な感じもしますが、その分落ち着きと奥行きが感じられてゆったりと楽しめますね。ジャジーな要素を加味したクールでアダルト・オリエンテッドなプログレって感じですかね。
勿論アグレッシブな変拍子&変態アンサンブルも登場しますが、スゴ腕ミュージシャン揃いなのでサラっと余裕で演っちゃってます。
アンディ・ティリソンは一部ヴィンテージシンセも弾いてますが、使用機材のほとんどが現代のデジタル・シンセ関係。
全編で多彩な音色とスリリングなグリスが印象的なオルガンはRolandのデジタルモデリング・オルガンVK-7(ハモンド同様に91個のヴァーチャル・トーンホイールを持つマニアックな名機)だし、YAMAHAのSY85とか 、メロトロンもM-Tronだしね。この手の音楽は鍵盤の音色次第で単なる懐古趣味に陥りがちですが、こういった最新機材のおかげか現代的なニュアンスが心地良いですね。アンサンブルの背景はデジタル機材が目立つ事無く担い、ロイネのネバっこいギターやマイルドなテオのサックスといったオーガニックな音色が表に立つ事で、サウンドが程よく馴染んでマイルドな大人の感触のトーンに仕上げている所がニクイです。
FLOWER KINGSっぽい#4の叙情や#5中盤でオルガンが単音でグイグイ来る所など随所においしいフックもまぶされてます。


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タグリスト: プログレ  イギリス  北欧  1990年代 

 

投稿者: 2010-04-30-Fri

THE TANGENT / A Place In The Queue

THE TANGENT / A Place In The Queue 2006 UK
THE TANGENT / A Place In The Queue1. In Earnest
2. Lost In London
3. DIY Surgery
4. GPS Culture
5. Follow Your Leaders
6. The Sun In My Eyes
7. A Place In The Queue


英国のプログレッシブ・ロック・バンドTHE TANGENTの3rdアルバムA Place In The Queue。
ロイネ・ストルト(G)が脱退し、アンディ・ティリソン(Key/Vo)とテオ・トラヴィス(Sax/Flu)による双頭バンドの様相を呈してきました。ロイネの苦味ばしった独特の歌声とネバリのギターが聴けないのは寂しいですが、その分アンディがやってくれてます。

ムーディな導入部にダイナミックなリフレイン、突き抜けるシンセ・ソロ、ギターによる叙情的なメロディなど盛りだくさんの要素で起伏ある展開を見せる20分超の大作#1。
軽く歪んだオルガンとフルートがリードする、キャッチーでマイルドなジャズ・ロックの#2。
テオ・トラヴィスがボーカルを取った、ド変態アバンギャルド・ジャズ・ロックの#3。
親しみやすくもクールなオルガンのリフレインがカンタベリー風だなぁと思っていたら、長いソロ・パートの終盤にHATFIELD AND THE NORTH風というか、HATFIELDのコーラス隊 ザ・ノーセッツ風な美しい女声コーラスも登場する#4。中盤ではKANSASのCarry on Wayward Sonのようなリフも飛び出します。
ロックなオルガンのリフ、ジャジーなボーカル・パート、ロカビリーのようなサビと展開し、エキサイティングなシンセ・ソロ、ヨナス・レインゴールド(B)の超絶ベース・ソロ、クリスター・ジョンソン(G)のエモーショナルなソロをフィーチャーした#5。
イントロのドラム・パターンと重厚なムードがUKのDanger Moneyを彷彿させる#7は、アダルトなムードのボーカル・パートや、シンセによるプログレ大会、渋い音使いのギター・ソロ等インスト・セクションによって紡がれた25分に及ぶ超大作。

などなど、リスペクトと遊び心を織り込んだプログレ風隠し味でニヤリとさせつつ、70年代ディスコ・ミュージックを完璧に再現しながら、アンディのとぼけた味わいのボーカルとのミスマッチが楽しい#6で楽しませたりと、聴き手のツボをガンガン突いてくるサービス精神がうれしいですね。

全編に漂う落ち着いた大人のムードも良い感じです。


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タグリスト: プログレ  イギリス  2000年代  シンフォニック 

 

投稿者: 2010-05-25-Tue

THE TANGENT / Not As Good As The Book

THE TANGENT / Not As Good As The Book 2008 UK
THE TANGENT / Not As Good As The BookDisc one - A Crisis in Mid-Life
1. A Crisis in Mid-Life
2. Lost in London 25 Years Later
3. The Ethernet
4. Celebrity Puree
5. Not as Good as the Book
6. A Sale of Two Souls
7. Bat Out of Basildon

Disc two - Throwing Metal at the Sky
1. Part One - Four Egos One War
2. Part Two - The Full Gamut


英国のプログレッシブ・ロック・バンドTHE TANGENTの4thアルバムNot As Good As The Book。
ミッドライフ・クライシスをテーマにしたDisc1と長尺組曲2曲から成るDisc2との2枚組。

鮮烈なシンセのテーマ・リフに4つ打ちバスドラがキャッチーな#1。オルガンのちょっとしたオブリガードやジャジーなパートでのアダルトなムードから、ジャッコ・ジャクスジク(G)のタッピングを用いたテクニカルなギター・ソロをフィーチュアしたインスト・パートなど、器楽的要素も満載。
テオ・トラヴィス(Sax/Fl)のフルートが醸す落ち着いた雰囲気で統一された、洒落たカンタベリー風ナンバー#2。
アンディ・ティリソン(Key/Vo)の流麗なピアノ・ソロ、ヘヴィなパートでのアンサンブルを持ち込み、スリリングに聴かせる起伏も。 静かな序盤から開放的に盛り上がるクライマックスまで終始リラックスしたムードが流れる#3。
サックスとオルガンがリードするイントロ、オルガンとベースのユニゾンによるミニマルなリフ、#5のイントロ的なクールな4分弱のインスト小品#4。
ズ太いシンセの単音メロディがプログレ然としていながらも、歌唱パートは弾むようなリズムに乗せてキャッチーに展開する#5。静かなパートでのアコギ、マンドリンを交えた叙情が英国っぽくて良い感じ。
幽玄なエレピにアコギ、フルートも加わった静のパートを中心に、少々ダークな動のパートを挿入した#6。
ギターのリフをベースにしたヘヴィなヴァースと、マイルドなサビの対比がおもしろい#7。
女性シンガーをゲストに招きつつ、アンディ、ガイ、ジャッコが各曲でリード・ボーカルをとるDisc2#1。
GENESISの小品のような英国っぽい優しさと翳りを含んだメロディを軸に展開するDisc2#2。インスト・パートは、エキゾチックあり、テンポ・チェンジありで、多彩に聴かせます。

アンディ・ティリソンの味のあるボーカルを筆頭に、各パートが奏でる音にも余裕や優しさが感じられる大人のロック。 聴きやすさの中に玄人を唸らせる職人芸を忍ばせた、さすがの作品。


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タグリスト: プログレ  イギリス  2000年代  シンフォニック 

 

投稿者: 2011-02-28-Mon

THE TANGENT / Down and Out in Paris and London

THE TANGENT / Down and Out in Paris and London 2009 UK
英国のプログレッシブ・ロック・バンドTHE TANGENTの5thアルバムDown and Out in Paris and Londonのレビュー。
アンディ・ティリソン(Kye/Vo)、テオ・トラヴィス(Sax/Fl)、ガイ・マニング(G)以外のメンバーは相変わらず落ち着かず、リズム隊の入れ替えで全員が英国人となった。

THE TANGENT / Down and Out in Paris and London1. Where Are They Now?
2. Paroxetine
3. Perdu Dans Paris
4. The Company Car
5. Everyman's Forgotten Monday
6. Canterbury Sequence Volume 2. Ethanol Hat Nail



ギターの叙情的なメロディにシンセやサックス、フルートが絡み、ミニマルなオルガンフレーズに至る濃厚なイントロを持つ#1。カンタベリー風なインストパートやテオ・トラヴィスのマイルドなプレイが耳を捕らえて離さない、洒落たAORタッチのプログレ・チューン。
ジャジィなボーカル・パートを中心としつつ、鮮烈なシンセがフックとなった#2。
テーマ・メロディのリフレインとソロによる躍動感あるインスト・パートを内包した、ゆったりとレイドバックした#3。
マイルドなボーカル・パート、若干ヘヴィなパート、唸るシンセと滴るメロトロンの5拍子のインスト・パート、と意表を衝く展開を見せる#4。
叙情的なボーカル・チューン#5。
NATIONAL HEALTHのThe Collapsoを想起させる食器を落とした効果音にニヤリとさせられる#6。オルガンやエレピで繰り返されるミニマルなリフレイン、軽快なリズム、まろやかなシンセ、等々カンタベリーのオマージュで構成。

大人な落ち着きが全編を覆う少々地味な印象の中、カンタベリーとシンフォニックプログレを融合させた独自路線が深化した佳作。

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タグリスト: プログレ  イギリス  2000年代  シンフォニック 

 

投稿者: 2011-12-16-Fri

THE TANGENT / Comm

THE TANGENT / Comm 2011 UK
THE TANGENT / Comm
1. The Wiki Man
2. The Mind's Eye
3. Shoot Them Down
4. Tech Support Guy
5. Titanic Calls Carpathia



英国のプログレッシブ・ロックバンドTHE TANGENTの6thアルバム Comm。

タイタニック号が客船カルパチア号に送った遭難信号から現代のウィキペディアまで、コミュニケーション手段の様々な側面をテーマとしたコンセプト・アルバム。元IT BITESのフランシス・ダナリーからの影響が見て取れる若干21歳のルーク・マシン(G)が加入し、老獪なアンディ・ティリソン(Key/Vo)やテオ・トラヴィス(Sax/Fl)らと互角のインタープレイを披露。THE TANGENTに新鮮な息吹を注入しています。

ズ太いシンセのリフで幕を開け、ギターによる叙情的なテーマ・メロディ、シンフォニックなパートやハードなパートを織り交ぜた20分超の組曲#1。オブリガードでのさりげないスウィープ奏法やトーン・コントロールが見事なアコギ・ソロをキメるルーク・マシン、オルガンにシンセと変幻自在のプレイを聴かせるアンディ・ティリソンのプレイなど聴き所だらけの名曲。
ダークなムードの#2。ホールズワースやフランシス・ダナリーの系譜に連なるルーク・マシンの超絶変態フレージングが鮮烈なアクセントとなりつつ、朴訥なアンディ・ティリソンの歌唱とマイルドなテオ・トラヴィスのサックスでTHE TANGENTのテイストにまとめられています。
ジョナサン・バレット(B)のスムーズなフレットレス・ベースをフィーチュアしたメロウな#3。抑えたギター・ソロ、レズリーの回転をコントロールしたオルガンやペーソス漂うサックスなど味わい深い演奏が染み入ります。
オルガンのミニマルなリフにフルートが絡むカンタベリー・タッチの#4。お約束のファズ・オルガン単音ソロも登場。
叙情的なボーカル・メロディを中心に、静と動のダイナミズムを活かした起伏に富んだアレンジで構成した組曲の#5。

各パートが様々に表情を変えながら紡ぐアンサンブルと、確かなテクニックに支えられたギターやキーボードのツボを得たプレイが、静かなスリルを感じさせてくれる大人な作品です。
名作!

ルーク・マシンは自身のプログレッシブ・メタル・バンドCONCRETE LAKE(PAIN OF SALVATIONからの影響モロ出しな微笑ましいネーミング。Tシャツも"BE"だし!)での作品リリースも予定している模様。
現代的なテクニックを活かした超絶技巧やアヴァンギャルドなフレージングから、少ない音数でセンス良く聴かせるプレイまで幅広くこなすこの男、今後注目されることになるかも。


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タグリスト: プログレ  イギリス  2010年代  シンフォニック  コンセプト・アルバム 

 

投稿者: 2012-02-12-Sun

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