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投稿者: -----------

CAMEL / Mirage

CAMEL / Mirage 1974 UK
CAMEL / Mirage1. Freefall
2. Supertwister
3. Nimrodel/The Procession/The White Rider
4. Earthrise
5. Lady Fantasy: Encounter/Smiles for You/Lady Fantasy


英国叙情派プログレCAMELの2nd。オープニングはエッジの鋭いバッキング・ギターがリードするハードロックな#1。とはいえ一筋縄で行くはずも無く、ギター・ソロ部でのジャジーな流れに続き変拍子を絡めてコンパクトな中にもシンフォニックに展開させる構成力はさすが。アンディ・ラティマー(G/Fl/Vo)によるフルートが叙情メロディを奏でるインスト#2。同じく彼のギターによる甘いトーン、ピーター・バーデンス(Key)によるメロトロンやオルガンの包み込むような空間演出、ポルタメントが滑らかなムーグによる印象的なメロディ、ダークなムードを思わせるアレンジの妙で一気に聴かせる#3。イントロの叙情から甘くポジティブなフィーリングをムーグのメロディが演出し、スリリングな中間部で盛り上げる#4。と、各楽曲のキャラ立ても巧み。ハードロック、叙情、スリルを起伏あるアレンジでスムーズに繋げ一時も聴き手を休ませない、それでいて優しい12分超の#5がまさに集大成。

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タグリスト: プログレ  メロトロン  イギリス  1970年代 

 

投稿者: 2009-09-08-Tue

CAMEL / The Snow Goose

CAMEL / The Snow Goose 1975 UK
CAMEL / The Snow Goose1. Great Marsh
2. Rhayader
3. Rhayader Goes to Town
4. Sanctuary
5. Fritha
6. Snow Goose
7. Friendship
8. Migration
9. Rhayader Alone
10. Flight of the Snow Goose
11. Preparation
12. Dunkirk
13. Epitaph
14. Fritha Alone
15. La Princesse Perdue
16. Great Marsh


叙情派プログレの雄CAMELの3rdアルバムThe Snow Goose。
映画「ポセイドン・アドヴェンチャー」の原作者としても知られるアメリカ人作家、ポール・ギャリコの同名短編小説に基づいたコンセプト・アルバム。一部のスキャットを除きオール・インスト。表情豊かなアンディ・ラティマー(G/Fl)のギターやフルート、ピーター・バーデンス(Key)のシンセがストーリーに沿ってメロディを奏で、物語を紡いでいきます。原作の「スノーグース」を知らずとも、美しいメロディを追って行くだけで充分感動に浸れますが、ここはご一読をお勧めします。ストーリーを知る事で感動が10倍くらいになります。第二次世界大戦中のダンケルクの戦いを背景に、奇妙なせむしの男Rhayader(ラヤダー)と彼に心を開いていく少女Fritha(フリス 又はフリサ)、そしてそんな2人の友情(愛情?)を取り持つ事になるスノーグースの活躍が描かれた寓話です。音楽を聴く事で物語の情景が目に浮かび、終盤は涙が止まらなくなります。オーケトスラを従えたシンセとギターが伸びやかな#15を初め、スノーグースを描いた#6,#10などの溌剌とした浮遊感は時に優しく、力強く2人を見守るスノーグースの様を表現しきっているし、#4のギター・トーンやメロディもタイトル通りに汚れ無き世界そのもの。対照的な2人がモチーフとなった#2や#5の描写も見事です。

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タグリスト: プログレ  イギリス  1970年代  シンフォニック  名盤  コンセプト・アルバム 

 

投稿者: 2009-10-23-Fri

CAMEL / Moonmadness

CAMEL / Moonmadness 1976 UK
CAMEL / Moonmadness1. Aristillus
2. Song Within a Song
3. Chord Change
4. Spirit of the Water
5. Another Night
6. Air Born
7. Lunar Sea


英国プログレッシブ・ロックバンドCAMELの4thアルバムMoonmadness。
本作から導入されたアープ・オデッセイによるストリングスの音色が印象的です。フュージョンの趣を持つ硬質なインストゥルメンタル・パートと、ヴォーカル中心の叙情パートがバランス良く配され、完成度の高いCAMELサウンドが楽しめます。
邦題「月夜のファンタジア」通り、月面のクレーターの名前を冠した#1ではムーグが活躍し、スペイシーなムードを醸成。#2はフルートやエレピの端正なアンサンブルによる叙情パートから始まりアープ・オデッセイが活躍する中間部へ、そして終盤は3連のリズムに乗りポルタメントたっぷりのムーグがメロディアスに構築されたソロを奏でる高揚感溢れる展開に。ギター主体でスキャットも交えたフュージョン・ナンバー#3にもお約束の叙情パートが。ピーター・バーデンス(Key)が歌う静謐な叙情を湛えた小曲#4では、声にモジューレーションをかけて幻想的なムードに。ヘヴィな#5は静かなパートが効果的に挿入され、ダイナミズム溢れる作りになってます。#6はアープ・オデッセイのストリングスとアンディ・ラティマー(G/Vo/Fl)のフルート/泣きのギターが堪らないです。#7はアープによるストリングスに導かれるスペイシーで静かなイントロから一転、5拍子のプログレッシブ・フュージョンが展開されます。中間パートでは、滑らかな音色のムーグ・シンセをフィルター操作で表情豊かに歌わせる場面もあり一息つきますが、終盤は再び5拍子に戻りアンディの燃えるようなギター・ソロが炸裂。バンドの演奏はそのままスリリングにフェイドアウトし、ストリングスだけが残りスペイシーに幕を引きます。

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タグリスト: プログレ  イギリス  1970年代  シンフォニック  幻想的 

 

投稿者: 2010-01-15-Fri

CAMEL / Rain Dances

CAMEL / Rain Dances 1977 UK
CAMELの5thアルバムRain Dancesのレビュー。

CAMEL / Rain Dances1. First Light
2. Metrognome
3. Tell Me
4. Highways Of The Sun
5. Unevensong
6. One Of These Days I'll Get An Early Night
7. Elke
8. Skylines
9. Rain Dances



ダグ・ファーガソンに代わり元CARAVANのリチャード・シンクレア(B/Vo)が加入。

飛翔感のあるシンセのメロディがThe Snow Gooseを想起させるインストゥルメンタル#1。時折顔を覗かせる叙情がCAMELらしい。終盤のリフレインでは元KING CRIMSONのメル・コリンズ(Sax/Fl)によるむせび泣くサックスでさらに叙情を増量。
リチャード・シンクレアのジェントルな歌唱をフィーチュアした#2。落ち着いたムードの歌唱パートと対照的なジャズ・ロック的インスト・パートでは変拍子、テンポチェンジを交え躍動感あるアンサンブルを展開。
フレットレス・ベースの滑らかなプレイがアンニュイなムードを醸し出す#3。アンディ・ラティマーG/Fl/Key)のフルートも加わり静謐な空気の中、シンセのアレンジされたソロが徐々に盛り上げるアレンジでジーンとさせます。
シンセのリフやオブリガードがポップなメジャー・キーの歌物#4。少々くすんだエレピが英国的な佇まい。
緊張感あるイントロから洒落たヒネリを持ったノリの良い歌唱パートに続く#5。様々な音色を使用したシンセのソロが中間部でアクセントになっています。
グルーヴィなベースラインに乗ったマイルドなフュージョン・ナンバー#6。
アンディ・ラティマーがシンセやエレピ、ギターを重ねた、神秘的で美しく儚げなインストゥルメンタル#7。
クールなインスト・フュージョン#8。ギターが主導するメイン・パートに、ピーター・バーデンス(Key)による伸びやかなミニモーグのソロを包含。
#1終盤のメロディを奏でるシンセ・ストリングスのリフレインに泣きのフルートが乗った、アルバムを締めくくる感動のインスト#9。

大仰な演出も無く堅実で淡々とした中に必殺の叙情を持ち込み、楽曲を忘れ得ぬものにするCAMELの方程式にキャッチーなリチャード・シンクレアの声と、ドラマティックなメル・コリンズのサックスが加わり、よりポップで叙情的に。
同時に従来のジャジーなムードも取っ付きやすく変化してきています。


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タグリスト: イギリス  プログレ  1970年代  シンフォニック 

 

投稿者: 2010-03-01-Mon

CAMEL / Breathless

CAMEL / Breathless 1978 UK
CAMELの7thアルバムBreathlessのレビュー。

CAMEL / Breathless1. Breathless
2. Echoes
3. Wing and a Prayer
4. Down on the Farm
5. Starlight Ride
6. Summer Lightning
7. You Make Me Smile
8. Sleeper
9. Rainbow's End



5thアルバムRain Dancesより加入した元CARAVANのリチャード・シンクレア(B/Vo)に加え、準メンバーだった元KING CRIMSONのメル・コリンズ(Sax/Fl) が正式加入。

初期の雰囲気は、ヤマハの当時最新鋭シンセCS80のズ太い音色が踊るドラマティックな展開の#2やラストを飾る美しい叙情ナンバー#9に面影を残すに留め、キャッチーな#1やユーモラスな#4、ディスコ・ビート風#7などCARAVAN風英国ポップ風味も加味されたマイルドでコンテンポラリーなAOR風プログレッシブ・ロックに進化。
以前から見せていたジャズ的要素も、ここにきて完全に#8のようなフュージョンに進化。メル・コリンズのSaxが効いてます。

プログレ・オールスターなメンツでいながらにして、この音楽性というギャップがおもしろい。


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タグリスト: プログレ  イギリス  1970年代  シンフォニック 

 

投稿者: 2010-05-01-Sat

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