----------ジャンル----------
プログレ----------テイスト----------
シンフォニック----------年 代----------
1960年代----------地 域----------
イギリス-----ジャケットアート-----
ヒプノシスUFO / Phenomenon 1974 UK1. Too Young to Know
2. Crystal Light
3. Doctor Doctor
4. Space Child
5. Rock Bottom
6. Oh My
7. Time on My Hand
8. Built for Comfort
9. Lipstick Traces
10. Queen of the Deep
英国のハード・ロックバンドUFOの1974年3rd。失踪したオリジナル・メンバーのミック・ボルトンに代わり、今作からギターがドイツ人のマイケル・シェンカー(ex.SCORPIONS)に。フォーキーな味わいの#2、#7やオーソドックスなロック・チューン#6、ブルーズのカヴァー#8と雑多な楽曲群が混在している所に試行錯誤の後も見られますが、フィル・モグ(Vo)のヴィブラートや歌いまわし、マイケルの艶のあるギター・サウンドは既に独特の個性を感じさせます。端整なインストゥルメンタル#9にはマイケル独特のヨーロッパ的翳りのあるマイナー・メロディも。そんな中異彩を放つのが、後々UFO及びマイケル自身の代表曲となる名曲#3,#5。これらの曲で見せた叙情性とハード・ロック的様式美が、UFOを他とは一線を画す存在たらしめます。独特な構図が印象的なジャケット・アートはヒプノシス。
UFOの作品レビュー
プログレやHR/HM(ハード・ロック/ヘヴィ・メタル)のレビュー ☆千一夜☆の深い森
タグリスト: ハード・ロック ヒプノシス イギリス 1970年代 ギター・ヒーロー
UFO / Lights Out 1977 UK1. Too Hot to Handle
2. Just Another Suicide
3. Try Me
4. Lights Out
5. Gettin' Ready
6. Alone Again Or
7. Electric Phase
8. Love to Love
英国のハード・ロック・バンドUFOの1977年作。ポール・レイモンド(Key/G)が加入。全体的によりハード・ロックっぽくなりドラマティックな構成力も増強。美しい#3ではマイケル・シェンカー(G)ならではのメロディアスなソロが聴けます。最大の聴き所はハモンドのグリッサンドが印象的なドライブ感満点のカッコ良いハード・ロック・チューン#4やプログレッシブかつドラマティックな#8でしょう。ポールのもたらした要素がバンドを数段レベル・アップさせると共にマイケルを大いに刺激、神レベルの魂全開激情プレイが炸裂しております。
UFOの作品レビュー
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タグリスト: ハード・ロック イギリス 1970年代 ギター・ヒーロー
UFO / Obsession 1978 UK1. Only You Can Rock Me
2. Pack It Up (And Go)
3. Arbory Hill
4. Ain't No Baby
5. Lookin' Out For No 1
6. Hot 'N' Ready
7. Cherry
8. You Don't Fool Me
9. Lookin' Out For No. 1 (Reprise)
10. One More For The Rodeo
11. Born To Lose
英国のハード・ロック・バンドUFOの8th。
控え目でメロディアスなポール・レイモンド(Key/G)のオルガンが効いた、軽快なロックン・ロールにドラマティックなマイケル・シェンカー(G)のギター・ソロを配した#1、ソリッドなハード・ロック#2、素朴なリコーダーにヨーロッパの叙情が薫るマイケル作のインストゥルメンタル小品#3(後にソロ・デビュー作で歌入りのTales of Misteryとしてリメイク)、ハード・ロック然としたリフが牽引する#6、とマイケルがソング・ライティングに絡んだ楽曲では従来のUFOらしいテイストが。
その反面、ストリング・セクションを贅沢に配したドラマティックな#5や、ストリングス、チェンバロ、ハープを加えたポジティブなムードの中にクラシカルなテイストをまぶした#11といったバラードで新機軸を打ち出したり、フィル・モグ(Vo)、ピート・ウェイ(B)による楽曲に冴えが感じられなかったりと、アメリカ市場を意識し過ぎたのかスリリングさや叙情性が大きく後退し、どうも迷いのようなものが感じられる作品に。リリース後数ヶ月するとマイケルはバンドを脱退します。
意味不明なジャケット・アートは勿論ヒプノシス。芸術性よりもインパクト重視で、自己のパロディに陥り始めた頃の作品ですね。
UFOの作品レビュー
タグリスト: ハード・ロック ヒプノシス イギリス 1970年代 ギター・ヒーロー