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2011年02月

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THE TANGENT / Not As Good As The Book

THE TANGENT / Not As Good As The Book 2008 UK
THE TANGENT / Not As Good As The BookDisc one - A Crisis in Mid-Life
1. A Crisis in Mid-Life
2. Lost in London 25 Years Later
3. The Ethernet
4. Celebrity Puree
5. Not as Good as the Book
6. A Sale of Two Souls
7. Bat Out of Basildon

Disc two - Throwing Metal at the Sky
1. Part One - Four Egos One War
2. Part Two - The Full Gamut


英国のプログレッシブ・ロック・バンドTHE TANGENTの4thアルバムNot As Good As The Book。
ミッドライフ・クライシスをテーマにしたDisc1と長尺組曲2曲から成るDisc2との2枚組。

鮮烈なシンセのテーマ・リフに4つ打ちバスドラがキャッチーな#1。オルガンのちょっとしたオブリガードやジャジーなパートでのアダルトなムードから、ジャッコ・ジャクスジク(G)のタッピングを用いたテクニカルなギター・ソロをフィーチュアしたインスト・パートなど、器楽的要素も満載。
テオ・トラヴィス(Sax/Fl)のフルートが醸す落ち着いた雰囲気で統一された、洒落たカンタベリー風ナンバー#2。
アンディ・ティリソン(Key/Vo)の流麗なピアノ・ソロ、ヘヴィなパートでのアンサンブルを持ち込み、スリリングに聴かせる起伏も。 静かな序盤から開放的に盛り上がるクライマックスまで終始リラックスしたムードが流れる#3。
サックスとオルガンがリードするイントロ、オルガンとベースのユニゾンによるミニマルなリフ、#5のイントロ的なクールな4分弱のインスト小品#4。
ズ太いシンセの単音メロディがプログレ然としていながらも、歌唱パートは弾むようなリズムに乗せてキャッチーに展開する#5。静かなパートでのアコギ、マンドリンを交えた叙情が英国っぽくて良い感じ。
幽玄なエレピにアコギ、フルートも加わった静のパートを中心に、少々ダークな動のパートを挿入した#6。
ギターのリフをベースにしたヘヴィなヴァースと、マイルドなサビの対比がおもしろい#7。
女性シンガーをゲストに招きつつ、アンディ、ガイ、ジャッコが各曲でリード・ボーカルをとるDisc2#1。
GENESISの小品のような英国っぽい優しさと翳りを含んだメロディを軸に展開するDisc2#2。インスト・パートは、エキゾチックあり、テンポ・チェンジありで、多彩に聴かせます。

アンディ・ティリソンの味のあるボーカルを筆頭に、各パートが奏でる音にも余裕や優しさが感じられる大人のロック。 聴きやすさの中に玄人を唸らせる職人芸を忍ばせた、さすがの作品。


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タグリスト: プログレ  イギリス  2000年代  シンフォニック 

 

投稿者: 2011-02-28-Mon

PORCUPINE TREE / Deadwing

PORCUPINE TREE / Deadwing 2005 UK
PORCUPINE TREE / Dead Wing1. Deadwing
2. Shallow
3. Lazarus
4. Halo
5. Arriving Somewhere But Not Here
6. Mellotron Scratch
7. Open Car
8. Start of Something Beautiful
9. Glass Arm Shattering



スティーヴン・ウィルソン(G/Vo)率いる英国のプログレッシブ・ロック・バンドPORCUPINE TREEの8thアルバムDeadwing。

テクノ風シンセのシーケンス・パターンにハード・エッジなギター・リフが乗って疾走する#1。中間部にメロディアスなパートと若干の思索パートを盛り込み、展開の妙を見せるPORCUPINE TREEならではの楽曲。
音の間を活かした70年代ロック風ギター・リフがグルーヴィな#2。サビでは超ド級ヘヴィ・リフとギャヴィン・ハリソン(Dr)のパワフルなドラミングが絶妙にシンクロしています。
もはやお家芸とも言える、清廉なメロディのボーカル・チューン#3。リチャード・バルビエリ(Key)の白玉シンセとスティーヴンの囁くような歌唱が爽やかさを演出。
ベースのリフがリードするファンキーさの中に、屈折した音響効果をスパイスに加えた#4。
繰り返されるギターのアルペジオが誘発するトリップ感を軸に、霧のようなシンセやヘヴィなリフ・パートを加え、起伏を生み出す思索路線12分超の#5。
リズム・ボックスの無機的シンプル・ビートに、アコギの優しいカッティングやメロトロンによる足踏みオルガンやクワイヤの有機的なサウンドが乗った不思議なムードの#6。
ダークでトリッキーなリズムをベースにした歌唱パート、ヘヴィなギター・リフ、センチメンタルでメロディアスなサビと、バラバラになりそうな要素が奇跡の融合を果たした#7。
4拍子+5拍子のクールな歌唱パートからサイケなブリッジを経て、メロディアスなサビに展開する#8。終盤での叙情から激情への移行が感動的です。
レコードのスクラッチ・ノイズのSEから始まる、スペイシーかつサイケなムードのトリップ・チューン#9。

様々な音楽的バックボーンを随所に垣間見せながら、最終的にはPORCUPINE TREEのスタイルとして纏め上げてしまう貫禄の1枚。#1,#4の変態的なギター・ソロでエイドリアン・ブリュー、#1,#3,#5のバッキング・ボーカルでOPETHのミカエル・オーカーフェルトが客演しています。(ミカエルは#5で渋いフレージングの2ndギター・ソロも)

PORCUPINE TREEの作品レビュー


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プログレやHR/HM(ハード・ロック/ヘヴィ・メタル)のレビュー ☆千一夜☆の深い森



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タグリスト: イギリス  プログレ  2000年代 

 

投稿者: 2011-02-26-Sat

CURVED AIR / Phantasmagoria

CURVED AIR / Phantasmagoria 1972 UK
CURVED AIR / Phantasmagoria1. Marie Antoinette
2. Melinda (More Or Less)
3. Not Quite The Same
4. Cheetah
5. Ultra-Vivaldi
6. Phantasmagoria
7. Whose Shoulder Are You Looking Over Anyway
8. Over And Above
9. Once Always A Ghost


CURVED AIRの3rdアルバムPhantasmagoria。

メロトロンの使用や3拍子にチェンジする中間部など劇的な進行を見せる#1。メロウな中にもロックな激しさを内包し、タイトルの人物のドラマティックな生涯を表現。
フルートとヴァイオリンのハーモニーが美しい、ソーニャ・クリスティーナ(Vo)作のメランコリックなフォーク#2。出自を物語るシリアスなトラッドっぽさが光る。
ブラスセクションとランニングするベースラインが洒落たムードを醸し出す#3。少々ウィスパー気味にも聴こえるソーニャ・クリスティーナの歌唱パート、シンセとスキャットのユニゾン、クラシカルなエンディングなど、CURVED AIRならではの個性が随所に。
ダリル・ウェイ(Vln)によるスピーディなヴァイオリンの独壇場となったインストゥルメンタル#4。
クラシカルなシンセのアルペジオがリフレインし、パンニングやピッチ・チェンジのエフェクトを付加した実験的インストゥルメンタル#5。
ロックなグリッサンドと端正なオブリガードが融合したオルガンがリードする歌モノ#6。
奇妙なサウンドスケープに、EMS Synthi 100で加工したソーニャ・クリスティーナによるファンタスマゴリア(ルイス・キャロル作)の朗読を挿入したファンタジー実験作#7。
ヴァイオリンとブラス・セクションに歯切れ良いシロフォン、幽玄なヴィブラフォン。ジャジィなコード進行やクラシカルなフレーズなどアイディアを詰め込んだフランシス・モンクマン(Key/G)作のプログレッシブ・チューン。
ブラスセクションや軽快なパーカッション、クールなヴィブラフォンをフィーチュアした陽気なムードの#9。

#1,#3,#6など妖艶かつコケティッシュなソーニャ・クリスティーナの個性を活かしたバンドとしての佳曲がある一方、ダリル・ウェイやフランシス・モンクマンがそれぞれ勝手な事をやりまくった#4,#5,#7といった実験的作品も混在。
バンドとしての完成度とピークを極めた結果としての綻びが渦巻く最高傑作にして問題作。
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タグリスト: プログレ  イギリス  1970年代  女性ボーカル  メロトロン 

 

投稿者: 2011-02-24-Thu

SUPERTRAMP / Famous Last Words

SUPERTRAMP / Famous Last Words 1982 UK
大ヒットした前作Breakfast In Americaに続き、ライブアルバムを挟んでのSUPERTRAMPのスタジオ8thアルバムFamous Last Wordsのレビュー。

SUPERTRAMP / Famous Last Words1. Crazy
2. Put On Your Old Brown Shoes
3. It's Raining Again
4. Bonnie
5. Know Who You Are
6. My Kind of Lady
7. C'est Le Bon
8. Waiting So Long
9. Don't Leave Me Now


中心人物のロジャー・ホッジソン(G/Key/Vo)在籍最後のアルバムだったり、前作のプレッシャー云々で曲調が暗いといわれがちですが、むしろ本来の姿に戻っただけだと思いますね。
#1,#3,#5,#7と多彩かつ多才な表情を見せるロジャーの曲は相変わらず最高。
SUPERTRAMPサウンドの代名詞ともいえるウーリッツァーが目立たなくなったのは残念ですが、ジョン・ヘリウェル(Sax/Cl)のクラリネットやサックスは健在だし、リック・デイヴィス(Key/Vo)の曲はは良くも悪くもいつも通り地味だし、全体の冷ややかな質感もいつも通り。

ラスト#9のタイトルといいセンチメンタルなムードといい、ロジャーの決意みたいなものは感じられますが・・・アルバムとしてのクオリティは、売れ始めてからのここ数作にひけを取らないと思いますね。
しかしそれだけにロジャーとしては、バンドとしてはやり尽くした、という思いだったのかもしれません。


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タグリスト: プログレ  イギリス  1980年代 

 

投稿者: 2011-02-22-Tue

PAIN OF SALVATION / Be

PAIN OF SALVATION / Be 2004 SWEDEN
PAIN OF SALVATION / Be1. Animae Partus
2. Deus Nova
3. Imago
4. Pluvius Aestivus
5. Lilium Cruentus
6. Nauticus
7. Dea Pecuniae
I) Mr. Money
II) Permanere
III) I Raise My Glass
8. Vocari Dei
9. Diffidentia
10. Nihil Morari
11. Latericius Valete
12. Omni
13. Iter Impius
14. Martius/Nauticus II
15. Animae Partus II


ダニエル・ギルデンロウ(G/Vo)率いるスウェーデンのプログレッシブ・メタル・バンドPAIN OF SALVATIONの5thアルバム。
現代の天地創造の物語とダニエルが言うコンセプト・アルバムとなっており、男女による何やら哲学的な問答の#1から緊張感あるインストゥルメンタルに乗って年代と総人口数と思しき数が淡々とアナウンスされる#2に至るオープニングの段階で既に引き込まれていきます。
続く#3はパーカッションを活かしたトライバルなムードを漂わせたダークなフォークロア風チューン。リズムのトリッキーな仕掛けが耳から離れません。
雨のSEに続きピアノの美しくも沈鬱なソロにストリングが絡み、シンフォニックに発展していくインストゥルメンタル#4。
フレットレス・ベースが深遠なうねりを醸成する思索的な序盤から、タテ乗りのハードなパートに展開する#5。
再びフォークロア風な#5。
男女のセリフで綴る#6。
そしてアルバムのハイライトでもある、3部構成のプログレッシブ・チューン#7へ。
ミュージカルのような芝居がかったダニエルの歌唱、QUEENのようなコーラスに管弦楽を交えた国籍不明のシンフォニックなオーケストレーションでドラマティックに展開。
ファンから電話録音で公募した神に対するメッセージをピアノやアコギ、フルート等によるヒーリング・ミュージックに乗せた#8。
一転して、前半のリフと苦悩するボーカルによるヘヴィネスから、オーケストレーションによる神秘的パートの後半に移行する#9。
ストリングスも交えてヘヴィに進行するミディアム・テンポのパートに、#2のスリリングなパートを交えたプログレッシブ・チューン#10。
クリーンなギターのアルペジオを中心にピアノや管弦が絡み、やがて劇的に盛り上がるインスト#11。
荘厳なチャーチ・オルガンをバックに祈りにも似た歌唱が切迫感をつのらせる#12。
雫が滴るようなピアノと管弦によるバックにダニエル渾身の歌唱が乗るヘヴィなバラード#13。本アルバム中ほとんど唯一のギター・ソロがエモーショナル。
トライバルなリズムとフォークロアがリプライズする#14。
エンディングと隠しトラックが用意された#15。

曲中や曲間に何がしかの仕掛けが施されており、1曲だけサクッと聴くという行為を許さないトータル・アルバム。
#6や#8など、もはや楽曲とは言えないようなセリフ・パートを効果的に配し劇的に場面転換していく為、常に知的好奇心を刺激され一気に聴けます。
ブックレットに掲載された謎めいた写真を眺めながら、イマジネーションを働かせて聴いてみてください。


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タグリスト: プログレ  2000年代  北欧  コンセプト・アルバム 

 

投稿者: 2011-02-19-Sat

YES / The Ladder

YES / The Ladder 1999 UK
YES / The Ladder1. Homeworld (The Ladder)
2. It Will Be A Good Day (The River)
3. Lightning Strikes
4. Can I?
5. Face To Face
6. If Only I Knew
7. To Be Alive (He Yadda)
8. Finally
9. The Messenger
10. New Language
11. Nine Voices (Longwalker)


YESの16thアルバム The Ladder。
メンツはジョン・アンダーソン(Vo)、クリス・スクワイヤ(B)、スティーヴ・ハウ(G)、アラン・ホワイト(Dr)のクラシック・メンバーに、ビリー・シャーウッド(G)、イゴール・コロシェフ(Key)を加えた6人編成。

序盤のダークでアンニュイな部分ではどことなくレゲエっぽいグルーヴ。中間部の3連パートを経て徐々にプログレッシブ・ロックに移行し、終盤はシンセやオルガンが壮大に鳴り響くシンフォニック・ロックに展開する#1。
琴か三味線のような東洋的な楽器音が印象的なゆったりとしたナンバーの#2。優しく美しいメロディ、シンフォニックな盛り上がりなどコンパクトな中に旨味を凝縮。
ホーン・セクションを導入したトロピカル・ミュージックにアップテンポのタテ乗りアレンジを施したポップな#3。
パーカッションとスキャットのトライバルなムードをベースにしながらも、シンセの白玉やジョン・アンダーソンの美声により土着風にならず不思議な感触のインスト#4。
爽やかなギターのカッティングがリードする明るく開放的な#5。終盤に登場する、いかにもスティーヴ・ハウというギター・パートが短か過ぎて残念。
伸びやかで美しいボーカル・メロディが、ラップ・スティールやシンセの控えめながらも印象的なバッキングに溶け込んだキャッチーな#6。
なんとなく東洋風なメロディ、シタール風なサウンドなどエスニック要素をポップに昇華した#7。
ポップに飛ばす前半から、シンセ・ストリングスをバックにアコギ、ギター、ボーカルがゆったりとシンフォニックにメロディを奏でる後半に展開する#8。
ファンキーなベースのリフを軸に少々ダークに進行するも、壮大なコーラスを持つサビ前からはYESらしく開放的に進行する#9。
ウェイクマン風クラシカルなオルガンとミニマルなフレーズを繰り返すハウのギターのイントロ、バンド・インしての続く疾走パート、と序盤からスリリングな#10。ボーカル・パートは序盤こそ又もや南国風テイストを漂わせながらも、ミステリアスでダークなパートを経て、メロディが徐々に天高く上り詰めるような最高のサビを迎えるドラマティックな構成。個性的なアコギ・ソロ、メロトロンっぽい白玉など、中簡に配された器楽パートも充実。
パーカッションと雄大なコーラス・ワークがアフリカっぽいニュアンスを醸し出すコンパクトなナンバー#11。

全編通して非常にポップですが、ワールド・ミュージック風なスパイスも嫌味が無く、産業ロックという程のギラついたあざとさも無い、自然体の心地良さが楽しめるアルバム。長尺で起伏ある展開に往年のプログレ・テイストを想起させる#1や#10の出来も素晴らしいです。


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タグリスト: プログレ  イギリス  1990年代  シンフォニック 

 

投稿者: 2011-02-15-Tue

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