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2011年03月

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PAIN OF SALVATION / Scarsick

PAIN OF SALVATION / Scarsick 2007 SWEDEN
PAIN OF SALVATION / Scarsick1. Scarsick
2. Spitfall
3. Cribcaged
4. America
5. Disco queen
6. Kingdom of loss
7. Mrs modern mother mary
8. Idiocracy
9. Flame to the moth
10. Enter rain



スウェーデンのプログレッシブ・メタル・バンドPAIN OF SALVATIONの6thアルバムScarsick。
3rdアルバムにしてプログレ・メタルの名盤The Perfect Element PartIの続編、待望のPartIIということらしいです。また、クリストファー・ギルデンロウが脱退、ベースはダニエル・ギルデンロウ(G/Vo)が兼任しています。

といいつつ何ですが、ダニエルの才能の赴くまま自由にプログレッシブな作品を連発する彼らに、もはやプログレ・メタルなどという狭隘なレッテルは失礼かも。
演劇のようですらあった前作Beの衝撃は凄まじく、本アルバムも全ての音や展開に何か意味があると思い慎重に聴き入っていると、冒頭2曲もヘヴィなエッジが復活したギターやここのところの彼らの引き出しの一つでもあるフォークロア風味に耳が行って、問題のラップ調ボーカルもすんなり入ってくるから不思議です。並みのメタル・バンドなら違和感を感じるところなんでしょうが。
そしてダニエルの子供さんの声を使用した#3。愛らしい赤ん坊の声と物悲しいピアノのメロディの対比がドラマを感じさせます。
続いてポップな#4、ディスコ・ビートを取り入れた#5と、誰も予想しなかった展開で度肝を抜かれます。
にしても、バンジョー(それとも又もやマンドーラ?)の響きが新鮮なスパイスとなった#4や7拍子のダークなプログレ・パートを盛り込んだ#5など、単純に見せかけて実は丹念に作り込まれた所にインテリジェンスが滲み出ています。そんな裏読み無しでも#5のソウルフルな歌唱とか、ダニエルって本当に音楽が好きなんだなと思わせる本気度が素晴らしい。
とここまでが、Side1とのクレジット。勿論CDなのですが、音楽的コンセプトに基づいたものとのこと。こういった細部への拘りも彼ら・・・というかダニエルらしいですね。
確かにSIDE2冒頭となる#6はこれまでの破天荒路線から、一転してシリアスな思索路線。劇的に盛り上がる部分からの叙情的な展開が美しいです。
エフェクトを掛けたギターのリフにヴォコーダーから始まるクールな#7は、静から動へ幅広いレンジで聴かせるダニエルのボーカルが印象的なナンバー。
左右で微妙にフレーズのタイミングを変えたギター・リフがトリップ感を誘い、ミステリアスなヴァースと中間部のメロディアスなフォークロア風歌メロが対になった#8。
1コードに乗った熱病にうなされているかのような序盤から、サビでようやく開放感を味わえる緊張感に満ちた#9。
そしていよいよオーラスの#10は10分超のエピカルなナンバー。ムーディな序盤から壮大なサビまで丹念に描かれています。


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タグリスト: プログレ  2000年代  北欧 

 

投稿者: 2011-03-21-Mon

PORCUPINE TREE / Fear of a Blank Planet

PORCUPINE TREE / Fear of a Blank Planet 2007 UK
PORCUPINE TREE / Fear of a Blank Planet1. Fear Of a Blank Planet
2. My Ashes
3. Anesthetize
4. Sentimental
5. Way Out Of Here
6. Sleep Together



スティーヴン・ウィルソン(G/Vo)率いる英国のプログレッシブ・ロック・バンドPORCUPINE TREEの9thアルバムFear of a Blank Planet。

引きこもりの少年を題材としたコンセプト・アルバムということで、その少年のものだろうか、パソコンのキーを叩く音で始まる#1。ズ太いギターのリフも飛び出すアップテンポだがダークなサウンドに、スティーヴンのエフェクトで加工した無表情のボーカルが乗るノリの良いオープニング・チューン。リチャード・バルビエリ(Key)の冷ややかな感触のストリングス系シンセが、サビでバンド・サウンドに広がりをもたらしています。
モジュレーションを掛けたエレピが幽玄なムードを醸し出す、暗鬱フォーク#2。繊細なサビは極上の美しさ。
続く#3は17分超のハイライト・チューン。パーカッシブなドラム・パターンとシンセのサウンドスケープをバックにボーカルが綴られる序盤。やがて普通のリズム・パターンとなり、ギター・ソロを経由して4拍子のバックに5拍子パターンのギター・リフがポリリズム的に絡んで進行するトリッキーなインスト部から豪放なサビに移行する中間部。ギャヴィン・ハリソン(Dr)のパワフルかつステディなフィル・インが、アンサンブルの舵取りを果たしているようです。ここのサビと不条理ヘヴィ・リフ、本アルバムで最も(且つ唯一)アドレナリンが噴出する部分ですね。終盤はスロー・テンポにシフト・チェンジして再びダークにクール・ダウン。
タイトル通りセンチメンタルなピアノがリードする端整な#4。ダークな中に、普遍的な美しさを持つサビメロを内包する得意のパターンです。
沈痛なボーカル・パート、霧のような多層白玉シンセ、突如現れる凶暴なギター・リフ、と曲中で様々な表情を見せる#5。
フィルターの掛かったシンセのシーケンスをベースにやがて中近東ムードのストリングス・セクションが被さり、妖しくエキゾチックなムードでアルバムを締めくくる#6。

メタリックさと叙情がもたらすコントラストが明快だった前作と比べると、やや平坦な第一印象ではありますが、先の読めない展開の妙や実は複雑なリズムのアイディアなどマニアックな仕掛けが多数盛り込まれています。RUSHのアレックス・ライフソンが#3でギター・ソロを客演、元HATFIELD AND THE NORTHのデイヴ・スチュワートも参加、と人脈的にも意外な広がりを見せています。

PORCUPINE TREEの作品レビュー


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プログレやHR/HM(ハード・ロック/ヘヴィ・メタル)のレビュー ☆千一夜☆の深い森



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タグリスト: イギリス  プログレ  2000年代 

 

投稿者: 2011-03-06-Sun

THE GATHERING / Souvenirs

THE GATHERING / Souvenirs 2003 NETHERLANDS
THE GATHERING / Souvenirs1. These Good People
2. Even The Spirits Are Afraid
3. Broken Glass
4. You Learn About It
5. Souvenirs
6. We Just Stopped Breathing
7. Monsters
8. Golden Ground
9. Jelena
10. A Life All Mine



オランダのゴシック/トリップ/アンビエント・バンドTHE GATHERINGの7thアルバムSouvenirs。

少ない音数で荒涼としたムードを演出するピアノ、無機質なドラムのビートに、アネク・ヴァン・ガースバーゲン(Vo)によるますます表現力を増したボーカルが乗る#1。
歪んだトーンでの16分単音刻みやノイズなど、フレーズというよりはもはやパーツと化したギターが印象的な暗鬱チューン#2。
中低域が中心だった前2曲から打って変わり、アネクのレンジの広く優しい歌唱が楽しめる#3。レネ・ルッテン(G)の寂寥感を感じさせる枯れたトーンのアルペジオが良い感じです。
アネクのロングトーン中心の伸びやかな美声をフューチュアした#4。ここまでのダークなムードから一転して、清涼感が感じられるフォーク・タッチのオーガニックなナンバー。
枯れたアルペジオと印象的なリフレインがリードするダークでクールな中にも、ボーカル・メロディに温かみの感じられるタイトル・チューン#5。
オクターブ違いの歌唱をダブルトラックでユニゾンしたボーカル・パートが、何となくオリエントっぽいエキゾチックなメロディにマッチして不思議なムードを醸し出す#6。
全体的にはアンビエントな空気ではあるが、エモーショナルなサビに往年のゴシック・メタルの薫り漂う#7。
浮遊するシンセと深い残響効果のギターが妖しいトリップ感を演出する#8。
シンプルなギターやピアノ以外に、ゴースト・ノイズや様々なサウンドスケープをコラージュした#9。
スペイシーなイントロに続いて、ノルウェーのバンドULVERのTrickster Gとアネクがデュエットを聴かせるダークな#10。

長らく在籍したCentury Mediaを離れ、自己のレーベルPsychonaut Recordsからのリリースとなっています。
作風は、前作"If Then Else"でのややゴシック・メタルに回帰しつつ管弦楽を取り入れたオーガニックな作風から一転、改めてアンビエント方面の追求を目指したテイストに。先行シングル"Black Light District"に引き続いて、プロデューサーにSONIC YOUTHなどを手がけたZlaya Hadzichを迎えて制作した事が大いに影響しているようです。


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タグリスト: 女性ボーカル  ヘヴィ・メタル  2000年代 

 

投稿者: 2011-03-05-Sat

LED ZEPPELIN / Physical Graffiti

LED ZEPPELIN / Physical Graffiti 1975 UK
LED ZEPPELIN / Physical Graffiti1. Custard Pie
2. The Rover(5th outtake)
3. In My Time of Dying
4. Houses Of The Holy(5th outtake)
5. Trampled Under Foot
6. Kashmir
7. In The Light
8. Bron-Yr-Aur(3rd outtake)
9. Down by the Seaside(4th outtake)
10. Ten Years Gone
11. Night Flight(4th outtake)
12. The Wanton Song
13. Boogie With Stu(4th outtake)
14. Black Country Woman(5th outtake)
15. Sick Again


LED ZEPPELINの6thアルバムPhysical Graffiti。
アナログはLP2枚組。8つの新曲と過去のアルバムのアウトテイク7曲で構成されている。
#4や#8あたりはともかく、#2や#9や#13がそのままその時のアルバムに収録されていたら、そのアルバムの印象もかなり変わったものとなっていただろう。Physical Graffitiの楽曲として聴いてきた慣れもあるだろうが、やはりアウトテイクにして正解だったと思う。
しかし楽曲としてのクオリティには何の問題も無く、新曲と共に曲調がバラエティに富んだアルバムを構成している。
ソリッドなハードロック#1,#4,#12、LED ZEPPELINの音楽要素CIA(ケルト/インド/アラブ)のインド趣味を反映した大作#6,#7、ジョン・ポール・ジョーンズ(B/Key)のクラヴィネットをフィーチュアしたグルーヴィな#5、レイドバックした#9、ファンキーかつ叙情的なハード・ロック#2、変則チューニングを使用したアコギのインスト#8などなど、単純にLED ZEPPELINの曲がたくさん聴けるという理由でフェイバリットに挙げる人も多いアルバム。


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タグリスト: イギリス  ハード・ロック  1970年代 

 

投稿者: 2011-03-01-Tue

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