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2011年04月

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投稿者: -----------

WHITE WILLOW / Ex Tenebris

WHITE WILLOW / Ex Tenebris 1998 NORWAY
WHITE WILLOW / Ex Tenebris1. Leaving The House Of Thanatos
2. The Book Of Love
3. Soteriology
4. Helen And Simon Magus
5. Thirteen Days
6. A Strange Procession...
7. ...A Dance Of Shadows



ノルウェーのプログレッシブ・フォーク・バンドWHITE WILLOWの2ndアルバムEx Tenebris。

12弦アコギのアルペジオにシンセが絡む穏やかでドリーミーなイントロで始まる#1。残念なのはボーカルインしてからのメロディとヘボな男性ボーカル。ボーカルの空間処理もさほどされていないので粗が目立つ。楽曲はその後、シンフォニックなインスト・パートに展開するだけに惜しい。
こちらも男性ボーカルがメインながら、繊細なアコギのアルペジオと美麗な女性ボーカルのハーモニーに救われた感のある#2。フルートのソロやメロトロンの優しい装飾も良い感じです。
アコギとピアノで紡ぐメランコリックなメロディが胸を打つイントロから厳かなオルガンのパートを経て、清廉なソプラノ女性ボーカルが登場する神秘的で美しい#3。テイストは違いますが、RENAISSANCEのSistersを連想しました。
美しい女性ボーカルとピアノで綴る静かなフォークに、屈折した不条理インスト・パートを内包した9分超の大作#4。
アコギと女性ボーカルで切々と展開するメランコリックなフォーク#5。
バスドラのビートがトライバルなムードを醸し出す、オルガンやブ厚いパッド系シンセによるインスト#6。
少々屈折したインスト・パートとドリーミーな美声ボーカル・パートが対比した#7。ダークな中間部ではメロトロンが大活躍。

普遍的な美しいメロディの比率が高まり、新歌姫シルヴィア・エリクセン(Vo)の柔らかく透明感のある美声や聴かせ所をはっきりさせたアレンジと相まってバンドがスケールアップ。
特に#2,#3,#5あたりのコンパクトな楽曲は印象的なメロディが多くクオリティが高い。
後は男性ボーカルをやめて、時に冗長になる無意味なインスト・パートが整理されればメジャー級なんですが…。

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プログレやHR/HM(ハード・ロック/ヘヴィ・メタル)のレビュー ☆千一夜☆の深い森



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タグリスト: プログレ  1990年代  メロトロン  北欧  女性ボーカル 

 

投稿者: 2011-04-29-Fri

KING CRIMSON / Three Of A Perfect Pair

KING CRIMSON / Three Of A Perfect Pair1982 UK/USA
Discipline期KING CRIMSONの最終作にして通算10thアルバム Three Of A Perfect Pairのレビュー。

KING CRIMSON / Three Of A Perfect Pair1. Three of a Perfect Pair
2. Model Man
3. Sleepless
4. Man with an Open Heart
5. Nuages (That Which Passes, Passes Like Clouds)
6. Industry
7. Dig Me
8. No Warning
9. Larks' Tongues in Aspic (Part III)



7拍子の引っかかりはあるものの全体的には物憂げなニューウェーブ風ボーカル・チューン#1。ギター・シンセの音色パッチ切り替えが、エフェクト風効果をもたらすソロが面白い。
メロウなパートを持つボーカル・チューン#2。
バスドラ4つ打ちとスラップ・ベースのビートにボーカルとパッド系シンセが被さる#3。
東洋的なニュアンスの浮遊感あるバッキング演奏に乗せたボーカル・チューン#4。
パーカッションをバックにサウンドスケープと様々なギターのインプロビゼーション・フレーズを加えた#5。
反復するリズム・パターンをベースにヘヴィなギターのフレーズやノイズがコラージュしたかのような#6。
#6をよりアヴァンにしたかのような混沌のインスト・パートとポップなボーカル・パートが共存する#7。
インプロビゼーションだが、むしろノイズと言っても良い#8。#9のイントロとしての位置付けか?
太陽と戦慄のパート3ということで話題となった#9。メカニカルなギターのシーケンス・フレーズ、軽いカッティング中心のリフ、シモンズの特徴的なサウンドなど、Discipline期KING CRIMSONのエッセンスを名曲のフォーマットに融合した感じ。ここといった山場に欠けるのが惜しい。

ネタは出尽くしたのか、弦楽器のメカニカルな絡みを中心とした緊迫感やポリリズムのトリックなど、この時期特有のテイストが薄い作品。


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タグリスト: プログレ  イギリス  1980年代  変拍子 

 

投稿者: 2011-04-28-Thu

KING CRIMSON / Beat

KING CRIMSON / Beat1982 UK/USA
再結成KING CRIMSONの2作目にして通算9thアルバム Beatのレビュー。

KING CRIMSON / Beat1. Neal and Jack and Me
2. Heartbeat
3. Sartori in Tangier
4. Waiting Man
5. Neurotica
6. Two Hands
7. The Howler
8. Requiem



メンツはバンド史上初の前作同様ラインナップで、ロバート・フリップ(G)、ビル・ブラッフォード(Dr)エイドリアン・ブリュー(G/Vo)、トニー・レヴィン(B)。

表面のシンプルなビートと裏側の奇数拍子パターンを反復する2本のギターが織り成す表裏一体のポリリズムが不思議な浮遊感をもたらす前作路線の#1。
クリアなカッティング・ギターとアンニュイなムードが印象的なボーカル・ナンバー#2。
無機質にも聴こえるリズム隊とエキゾチックなモードで奏でられるファットでチープなギター・シンセによる緊張感あるパートから、リラックスした南国リゾート風パートへの移行が心地よい#3。
エスニックな有機的ビートを打ち出す方法論が、パーカッションとギターのメカニカルな無機的反復フレーズであるとうパラドックスが面白い#4。
扇情的なサイレン音とエイドリアン・ブリューのボーカル、フリーにランニングするベース、叩きまくるドラム。ジャムの混沌からやがて緻密なアンサンブルに移行するも、変拍子の嵐で容易にその正体を現さないエキセントリックでいながらインテリジェントな#5。
パーカションとクリアなギターのゆったりとしたエスニック感。ギター・シンセのソロをフィーチュアした#6。
5拍子、7拍子など局面で変化するボーカル・ナンバー#7。ノイズをコントロール下に置いたエイドリアンのギター・ソロが唯一無二個性を発揮。
ダークな即興アンサンブルの#8。

アンサンブルに対するプログレッシブな姿勢を一見キャッチーなニュー・ウェイブ風テイストの影で進行させた、普通の音楽リスナーからマニアックなリスナーまで幅広い需要に応えるアルバムです。


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タグリスト: プログレ  イギリス  1980年代  変拍子 

 

投稿者: 2011-04-27-Wed

WHITE WILLOW / Ignis Fatuus

WHITE WILLOW / Ignis Fatuus 1995 NORWAY
WHITE WILLOW / Ignis Fatuus1. Snowfall
2. Lord Of Night
3. Song
4. Ingenting
5. The Withering Of The Boughs
6. Lines On An Autumnal Evening
7. Now In These Fairy Lands
8. Piletreet
9. Till He Arrives
10. Cryptomenysis
11. Signs
12. John Dees Lament



ノルウェーのプログレッシブ・フォーク・バンドWHITE WILLOWの1stアルバムIgnis Fatuus。
アコギやフルートによる静かなバッキングに清楚な女性ボーカルが乗り、シンセやメロトロンが幽玄な装飾を施すダークなフォークを展開しています。

冒頭の物悲しいアコギのアルペジオとハープシコードで心を鷲づかみ。続く美声ソプラノ女性ボーカルの登場で一気に引き込まれる#1。
美声ボーカルをフィーチュア、終盤のイリアン・パイプやシタールがエキゾチックなテイストの#2。
リコーダーを中心に北欧トラッド風メロディを展開する#3。
フルートとヴァイオリン、素朴な男性ボーカルの#4。
中間部のインスト・パートに土着フォークロア部を挿入したメロトロン白玉が儚げな#5。
アコギ、コントラバス、リコーダー、ハープシコードなど、場面ごとに推移する多彩な楽器による演奏に女性のソプラノ・スキャットが。フルートが絡む部分では初期KING CRIMSONのような神秘性も感じさせる#6。
ハープシコードの厳かな調べに可憐なボーカルが映える#7。後半のアコギのカッティングとシンセ・ソロの場面では明るいムードも。
アコギのアルペジオとメロトロンのフルートに美しいスキャットが乗る小品#8。
モーダルなボーカル・メロディが神秘的な中にもコンテンポラリーなムードを醸し出す#9。
不条理なコード進行とメジャー/マイナーの調性があいまいなメロディがフックとなった前半、若干ヘヴィなパートを経てスペイシーなシンセ・ソロに展開する後半からなる11分超の#10。
女性ボーカルが中音域で歌う暗鬱フォーク#11。
ディストーション・ギターが登場する中間部などで暗黒ゴシック路線を垣間見せる#12。

おそらく土着フォークに根ざしたものであろう独特の暗いメロディによるボーカル・パートに、メロトロンをバックにしたシンセのソロなど幻想的な展開を見せるインスト・パートが絡みユニークな世界を醸成。適度に各楽器が聴こえる、必要以上に分厚くなることの無いアレンジも良い感じです。
#4,#5,#12などでの男性ボーカルは意図があってのものだろうが、はっきり言って素人レベル。女性ボーカルで統一した方が良いと思うぞ。



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タグリスト: プログレ  女性ボーカル  1990年代  北欧  メロトロン 

 

投稿者: 2011-04-24-Sun

KING CRIMSON / Discipline

KING CRIMSON / Discipline 1981 UK/USA
KING CRIMSON / Discipline1. Elephant Talk
2. Frame by Frame
3. Matte Kudasai
4. Indiscipline
5. Thela Hun Ginjeet
6. The Sheltering Sky
7. Discipline



KING CRIMSONのスタジオ8th、Discipline。

バンド解散後、ニュー・ウェイヴやポップス方面での活動でリサーチを重ねたロバート・フリップが、フランク・ザッパやTALKING HEADSなどとのセッションでその特異なキャラクターを発揮していたエイドリアン・ブリュー(G/Vo)、両手のタッピングで幅広い音域をカバーする弦楽器=チャップマン・スティックを操るトニー・レヴィン(B)という2人のアメリカ人を加えてKING CRIMSONを再編。イギリス人の旧メンバーも6角形のパッドでお馴染みの電子ドラム シモンズを導入したビル・ブラッフォード(Dr)、ローランドのギター・シンセサイザーGR-300を使用するロバート・フリップ、と最新機材で武装。ちょっとしたNAMM SHOW(毎年1月にアナハイムで開催される楽器ビジネスショー)状態ともいえるバンドが目指したのは、ロバート・フリップが提唱するディシプリン。
規律とでも解釈すれば良いのか、メカニカルなシーケンス・フレーズや各パートがそれぞれ独自の拍子で進行しズレとシンクロが快感を呼ぶポリリズムなど、鍛錬によるテクニックの追求とと幾何学的な整合感が基本コンセプト。

トニー・レヴィンのスティックによる飄々としたリフ(ヴィブラートが肝)、エイドリアン・ブリューのギターによる象の鳴き声、ロバート・フリップのギター・シンセなど、80年代KING CRIMSONの代表曲となった前衛ポップ・チューン#1。
ギターの高速シーケンス・フレーズ、2本のギターによるポリリズムがもたらすズレとシンクロが知的快感を呼び起こす#2。
東洋的ムードを纏ったメロウなポップ・チューン#3。
ビル・ブラッフォードのドラミングをフィーチュアした#4。
ジャングル・ビートに乗った#5。
ギター・シンセをフィーチュアした#6。
シンプルなリズムをバックに、2本のギターが計算されつくした緻密な絡みでエスニックな薫り漂うメロディを紡ぐ#7。

ディシプリンを標榜しながらも、その整合性の対極にある混沌としたエスニック感覚や飛び道具的なエイドリアン・ブリューをあえて起用したところに、ロバート・フリップの音楽的あるいは商売的なバランス感覚を感じます。




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タグリスト: イギリス  プログレ  1980年代 

 

投稿者: 2011-04-23-Sat

WETTON DOWNES / Icon 3

WETTON DOWNES / Icon 3 2007 UK
WETTON DOWNES / Icon 31. Twice The Man I Was
2. Destiny
3. Green Lights And Blue Skies
4. Raven
5. My Life Is In Your Hands
6. "Sex, Power And Money"
7. Anna'S Kiss
8. Under The Sky
9. Don'T Go Out Tonight
10. Never Thought I'd See You Again
11. Peace In Our Time


ジョン・ウエットン(B/Vo)とジェフ・ダウンズ(Key)のユニットWETTON DOWNESの3rdアルバムIcon 3。

80年代風シンセに導かれるメロディアスで勇壮なハード・ポップ#1。
美しいコーラスとWETTON DOWNESでは毎度お馴染みヒュー・マクドウェル(Cello)の滑らかなチェロが印象的なバラード#2。
シンセ・ストリングスの8分刻みやヴォコーダーが80年代風味な#3。
毎回ゲストで女性シンガーを招いている本ユニットの今回の歌姫はアン=マリー・ヘルダー。翳りのある歌声がダークでしっとりとした曲調にぴったりの#4で、ジョン・ウェトンと素晴らしいデュエットを聴かせています。
チェロとピアノによる物悲しく端整なイントロからリズムインし、希望的なムードを垣間見せるサビに発展する#5。
ハードなギター・リフをイントロとサビに配置した#6。
ハープとチェロ、ストリングスで奏でるクラシカルなインストゥルメンタル#7。
コンパクトながらもドラマティックな展開を持つバラード#8。
80年代風シンセのブラスストリングスがリードする快活なヴァースと叙情的なサビの#9。
明るいムードでキャッチーな#10。
アン=マリー・ヘルダーがスキャットとコーラスで登場、クラシカルなメロディをジョン・ウェットンが抜群の歌唱力で歌い上げる#11。

ゲスト女性シンガーとのデュエット、ヒュー・マクドウェルのチェロ、ウェットンとダウンズ共通の嗜好という教会音楽の影響が滲み出たクラシカルなコード進行など、定番フォーマットが確立。
若干マイナー・キーに偏りつつも、美メロが随所で炸裂しております。


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タグリスト: プログレ  イギリス  シンフォニック  女性ボーカル  2000年代 

 

投稿者: 2011-04-20-Wed

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