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2011年05月

THE FLOWER KINGS / The Sum of No Evil

THE FLOWER KINGS / The Sum of No Evil 2007 SWEDEN
THE FLOWER KINGS / The Sum of No Evil1. One More Time
2. Love Is the Only Answer
3. Trading My Soul
4. Sum Of No Reason, The
5. Flight 999 Brimestone Air
6. Life In Motion



スウェーデンのプログレッシブ・ロック・バンドFLOWER KINGSの11stアルバムThe Sum of No Evil。

ウーリッツァー(多分)のくぐもったトーンのフレーズが、バンド・インと共にポルタメントの効いたアナログ・シンセでリピートされると、一瞬にしてブライトなFLOWER KINGSの世界が広がるシンフォニックな#1。
ハッセ・フロベリ(Vo/G)の優しい歌唱、ヨナス・レインゴールド(B)のマイルドなフレットレス・ベースのオブリガードを中心に醸し出す、あくまでもポジティブな桃源郷サウンドは相変わらずです。
勿論、御大ロイネ・ストルト(G)も健在。テーマメロディをジャジーにアレンジし、アーミングを絡めてギターとは思えないニュアンスに仕上げたソロが見事です。
ロイネの渋いボーカルにホーミーっぽいSEを交えてのどかにゆったり進行していく#2は、ダークなパートを経ていきなりシンフォニク&叙情的なハイライトを迎えます。そして、泉のように溢れる豊富なアイディアを具現化した様々なパートが時にジャジーに、時に壮大に、とカラフルな表情を見せて展開していく24分超の大作。
ロイネの素晴らしい歌唱とギター・ソロが堪能できるバラード#3。
序盤のメロトロンとマリンバが支配する静けさから、ダークでスペイシーなシンフォニック・ロックに展開する所が往年のスリリングなFLOWER KINGSを想起させる#4。
トマス・ボーディン(Key)の書いた、ユーモラスなトーンのメイン・フレーズが耳を引くインストゥルメンタル・ナンバー#5。
あくまでも歌モノでありながら、さりげなく重層的なアレンジとテクニシャン達による余裕のプレイでドラマティックに仕上がった#6。

これまでの作品でドラマティックなムードを演出していたインスト・パートのアレンジにおいて、フュージョン風味の比重が増量、アダルトなムードが薫るシンフォニックプログレに進化したアルバムです。

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タグリスト: 2000年代  プログレ  シンフォニック  北欧  メロトロン 

 

投稿者: 2011-05-04-Wed

THE FLOWER KINGS / Paradox Hotel

THE FLOWER KINGS / Paradox Hotel 2006 SWEDEN
THE FLOWER KINGS / Paradox HotelDISC 1
1.Check In
2.Monsters & Men
3.Jealousy
4.Hit Me With A Hit
5.Pioneers Of Aviation
6.Lucy Had A Dream
7.Bavarian Skies
8.Selfconsuming Fire
9.Mommy Leave The Light On
10.End On A High Note
DISC 2
1.Minor Giant Steps
2.Touch My Heaven
3.The Unorthodox Dancinglesson
4.Man Of The World
5.Life Will Kill You
6.The Way The Waters Are Moving
7.What If God Is Alone
8.Paradox Hotel
9.Blue Planet



スウェーデンのプログレッシブ・ロックバンド FLOWER KINGSの9thアルバムParadox Hotel。

名盤Retropolis のオープニングを思わせる冒頭のカウントダウンに続くピンポンのラリーのSEにニヤリとしたものの、2枚組アルバム全体のトーンはもはや初期のようなスリリングなインストパートや叙情性はかなり後退し、ここ数作と同様な爽やかシンフォニック路線。
確かに良く聴くと初期同様に様々な要素が盛りだくさんに詰め込まれておりそのアイディアには敬服してしまうが、レイドバックとまではいかないものの何か”角が取れた”かのような落ち着いたサウンドは正直物足りないですね。
シンセも白玉中心に雰囲気で流すんじゃなくて、ズ太い単音で派手なファンファーレをブチかますとかもっとケレン味たっぷりにグイグイ来て欲しいです。
そんな中、ロイネ・ストルト(G/Vo)先生がヴォーカルを取る楽曲では自らメロトロンも弾いたりと味わい深い印象を残します。
その極め付けが、ロイネお得意のアダルト&叙情フレーバーが堪らないDISC1の#8。
この味のある渋いヴォーカルにアコギの爪弾き、ゾワっと忍び寄るメロトロン、そしてギターによるメランコリックな必殺のリフレイン・フレーズ。ヨナス・レインゴールド(B)のフレットレス・ベースによるソロやトマス・ボーディン(Key)の翳りの有るエレピなどアンサンブルも最高。ハッセ・フロベリ(Vo/G)のハイトーンも悪くは無いが、説得力や聴き手を引き込む歌唱力はロイネが勝っていると思います。

あくまで個人的な意見ですが、ロイネのヴォーカル曲だけに絞り込んで曲数も減らした方がアルバムとしての焦点がまとまって出来が良くなったと思いますね。

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投稿者: 2011-05-03-Tue

WITHIN TEMPTATION / The Heart of Everything

WITHIN TEMPTATION / The Heart of Everything 2007 NETHERLANDS
WITHIN TEMPTATION / The Heart of Everything1. The Howling
2. What Have You Done
3. Frozen
4. Our Solemn Hour
5. The Heart Of Everything
6. Hand Of Sorrow
7. The Cross
8. Final Destination
9. All I Need
10. The Truth Beneath the Rose
11. Forgiven



オランダのゴシック・メタル・バンドWITHIN TEMPTATIONの4thアルバムThe Heart of Everything。

混声クワイヤとプラハ・フィルハーモニック・オーケストラが織り成す荘厳な装飾、オケに溶け込んだ単音主体のソリッドなギター・リフ、そして硬軟織り交ぜた多彩かつ圧倒的な表現力を見せ付けるシャロン・デン・アデル(Vo)の歌唱が一体となり威厳すら感じさせるオープニング・チューン#1。
シャロンの蕩ける様な美声に導かれ、同じレーベル(本作よりROADRUNNERに移籍)所属のゲスト・シンガー キース・キャプートのデュエットで展開する#2。
切ない表情を見せるシャロンの歌唱がグっと来る#3。
混声クワイヤが宗教的とも言える高揚感をもたらす、理想的な荘厳ゴシック・メタル・チューン#4。
リズム・セクションとシンクロしたヘヴィなギター・リフに乗り、ヴァースでのワイルドな歌唱とサビでのクリーンな歌唱を使い分けたタイトル・チューン#5。
ストリングス・セクションとピアノがリードがするオケをバックに、シャロンが艶のある美声でキャッチーなメロディを歌う#6。ゲストのフィドルと珍しいツイン・リード・ギターもアクセントになっています。
バンド主体の演奏に、ゲストのチェロとエフェクトを掛けたシャロンのヴォイスがちょっとしたフックとなった#7。
シャロンが息づかいの生々しい歌唱を聴かせる#8。
アコギのアルペジオにチェロが絡みサビに向けて盛り上がるストリングスをバックに、シャロンがファルセットを含め繊細で優しく歌う希望的なメロディのバラード#9。
一転して、物悲しくもドラマを感じさせるイントロから、クワイヤとストリングス、ギターが荘厳にリフを奏でる得意の3連系ゴシック・ナンバー#10。
ピアノをバックに、しっとりと囁くような歌唱で綴るバラード#11。

前作・前々作あたりで見せたあからさまなケルト風味は影を潜め、#6のフィドル・パートのようにアレンジの一貫として完全に消化。名盤である前作The Silent Forceと同様、バンドとオケが一体となってのゴージャスなシンフォニック・ゴシック路線はもはや完成の域に。

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タグリスト: 2000年代  女性ボーカル  シンフォニック  ヘヴィ・メタル  ゴシック・メタル 

 

投稿者: 2011-05-01-Sun

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