SEARCH


ARTISTS


アルバム検索


人気のレビュー


RSS


ARCHIVES


>
2011年08月

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
フォローもよろしくお願いします!
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 

投稿者: -----------

WHITE WILLOW / Signal To Noise

WHITE WILLOW / Signal To Noise 2006 NORWAY
WHITE WILLOW / Signal To Noise1. Night Surf
2. Splinters
3. Ghosts
4. Joyride
5. The Lingering
6. The Dark Road
7. Chrome Dawn
8. Dusk City
9. Ararat



ノルウェーのプログレッシブ・フォーク・バンドWHITE WILLOWの5thアルバムSignal To Noise。

メロトロンやフルートが織り成すダークなバッキングに、中低音域を中心にした情感たっぷりの女性ボーカルが乗る暗鬱ゴシック・チューン#1。サビでは激しさを増すバッキングに合わせてハリのあるトーンに声を変化させ、抑えた感情を一気に開放するかのレンジの広さも披露。
暗い叙情を漂わせた変拍子リフレインから優しいムードに一転、静かなパートでのウィスパー風歌唱を中心にしたセルフ・ハーモニーが美しい#2。終盤ではエンジェリック・ヴォイスによる美麗スキャットも登場。
ギターを中心に屈折したメロディで綴るダークで妖しいインストゥルメンタル#3。
爽やかと言っても良いくらい軽やかなサウンドにキュートな歌唱が乗るキャッチーなナンバー#4。くすんだオルガンやメロトロンが巧みに挿入されており、単なるポップに止まらない不思議な心地良さを演出しています。
中間部にヴィンテージ風シンセのソロを中心にしたプログレッシブなインスト・パートを内包した、ピアノのメランコリックなテーマ・メロディが印象的な9分超のドラマティックな叙情ナンバー。ここぞのクライマックスではメロトロンを惜しげもなく大放出。
アコギとエレキのダブルトラックによるアルペジオが透明感たっぷりな、ゆったりしたテンポのフォーク・ナンバー#6。メロトロンの清涼感が良い感じです。
悲哀に満ちたギターのメロディをメロトロン・ストリングスが支えるメランコリックなインストゥルメンタル#7。転調しまくるバックに合わせたテクニカルなシンセ・ソロと表情を変えるメロトロンのトーンも聴き所です。
エキゾチックなメロディや叙情メロディを上手く融合させた、コンテンポラリーな感触を持つ#8。
ドローン音をベースに枯れたエレキ・ギターがモーダルなメロディを爪弾くインスト小品#9。

前作ではゴシック・メタル風なテイストも加味しながらより普遍的なサウンドに変化してきたWHITE WILLOW。今回も看板は女性ボーカルですが、Sylvia ErichsenからTrude Eidtangにメンバー・チェンジ。彼女の時にコケティッシュな幅広い表現力が、より洗練されたバンド・サウンドと見事にマッチしています。
WHITE WILLOWの作品レビュー


アマゾンで買う



プログレやHR/HM(ハード・ロック/ヘヴィ・メタル)のレビュー ☆千一夜☆の深い森



フォローもよろしくお願いします!
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

タグリスト: プログレ  女性ボーカル  2000年代  北欧 

 

投稿者: 2011-08-15-Mon

PORCUPINE TREE / The Incident

PORCUPINE TREE / The Incident 2009 UK
PORCUPINE TREE / The IncidentDISC 1
1. Occam's Razor
2. The Blind House
3. Great Expectations
4. Kneel and Disconnect
5. Drawing the Line
6. The Incident
7. Your Unpleasant Family
8. The Yellow Windows of the Evening Train
9. Time Flies
10. Degree Zero of Liberty
11. Octane Twisted
12. The Seance
13. Circle of Manias
14. I Drive the Hearse
DISC 2
1. Flicker
2. Bonnie the Cat
3. Black Dahlia
4. Remember Me Lover



スティーヴン・ウィルソン(G/Vo)率いる英国のプログレッシブ・ロック・バンドPORCUPINE TREEの10thアルバムは2枚組のThe Incident。

ディスク1は、コンセプト・アルバムでは無いものの、フィクションを含めスティーヴン・ウィルソン自身や世の中で起こっている様々な「出来事」をテーマにした14の組曲。
以前同様静動の対比が生み出すレンジの広さがある種の聴き所であるのに加え、今回は轟音リフのヘヴィネスとフォーキーなアコギのカッティング、パワフルな生身ビートとエレクトロニックな無機質ビート、といった相反する要素が小曲単位で巧みに配され、各曲が切れ目無く繋がっていることも相まって、14曲を一気に聴かせる手腕がますます冴え渡っています。
歌メロが一貫して不思議なねじれ感を持った独特の暗くクールなテイストで紡がれており、「出来事」を受け入れるしかない不条理な様を表現しているようでもあります。
ハイライトは11分超の#9。アコギのカッティングをメインのモチーフとしながら、中間部ではダークなギターのアルペジオにフィードバック寸前のギターのロングトーンがうねるスペイシーな思索/トリップ・パートを配した得意のパターン。カッティングにボーカルが被さる部分が、プロデュースなどで交流のあるOPETHの雰囲気に何となく似ているのが興味深い所。
そして再び#1のリフが登場する#10と来て、メロトロンも交え暗い叙情で余韻を残して締める#14、というトータルの構築性も見事。

ディスク2も単なるアウトテイクに終わるはずも無く、ゆったりしたモダン・サイケな#1、ギター・リフのヘヴィネスやローファイ・エフェクトの使用などアイディアが盛り沢山の#2、くすんだエレピがリードする浮遊ポップ・ナンバー#3、心地良いキャッチーな歌メロ・パートとヘヴィなパートを対比させた#4など、ディスク1とは全く異なるムードでいながらそれぞれ個性的な楽曲に纏め上げています。

スティーヴン・ウィルソンの底知れぬ才能と創造性を見せ付けた充実作です。
PORCUPINE TREEの作品レビュー


アマゾンで買う



プログレやHR/HM(ハード・ロック/ヘヴィ・メタル)のレビュー ☆千一夜☆の深い森



フォローもよろしくお願いします!
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

タグリスト: イギリス  プログレ  2000年代  コンセプト・アルバム 

 

投稿者: 2011-08-13-Sat

OPETH / Watershed

OPETH / Watershed 2008 SWEDEN
PAIN OF SALVATION / Road Salt One1. Coil
2. Heir Apparent
3. Lotus Eater
4. Burden
5. Porcelain Heart
6. Hessian Peel
7. Hex Omega



スウェーデンのプログレッシブ・メタル・バンドOPETHの9thアルバムWatershed。

OPETHの魅力は何と言っても「ギャップ」につきます。
不条理暴虐リフと70年代サイケ&プログレッシブ風味の奇跡的な共存。
バンドの頭脳ミカエル・オーカーフェルト(G/Vo)によるデス声とクリーンなプログレ声。
そして予測不能な曲展開とふいに見せる叙情性。
これらに加え、前作から正式メンバーとなったペル・ヴィバリ(Key)によるメロトロン、ハモンド、エレピ、アコピ等様々な鍵盤によるセピアな彩りが、OPETHの孤高性をフォロワー達の追随を許さぬレヴェルにまで高めています。
実際、アルバム中盤に配されたハイライト曲である#3,#4,#5あたりでのキーボードの使用法は際立って個性的で、これらの曲を唯一無二の存在にしています。

勿論、ミカエルのソング・ライティングもキレキレです。
「今回もオープニングは3連系のメチャかっこ良いヤツだろう」との大方の予想を根底から覆す、OPETH風フォークな#1が意表を突きながらも、次に来るであろう怒涛の展開を逆に予想させ聴き手を身構えさせる絶好のウォームアップとなっている所が憎いですねー。
そして変態アグレッション&プログレな#3。これは誰にもマネできませんね。
続く暗黒叙情フォークの#4の奇妙なコード進行はALL ABOUT EVEのゴシックな名曲Decemberを彷彿させます。
それにしても、こういう曲でのミカエルのクリーン歌唱はホレボレしますねー。ジョン・ウェットンやグレッグ・レイク並みの艶ですよ。

前作Ghost Reveries収録のキラー・チューンGhost of Perdition、The Grand Conjuration程の即効性を持った曲は無いが、サウンドやバンドの格といった部分での広がりと奥行きを感じさせるアルバムです。

ところでこのWatershed、DVD(全7曲の5.1CHサラウンド・オーディオ・バージョン、リハーサル風景と曲解説&インタビュー映像、ボーナストラック3曲)付きのスペシャル版も出てます。
DVDのリハーサル風景では練習スタジオの高校生並みに5人が接近してプレイしてます。ミカエルの自宅スタジオでしょうか?
別のショットでは膨大なレコード・コレクションを収めた棚をバックにミカエルがインタビューに答えてます。
何が入っているのか?・・・非常に気になります。
それとメンバー中一番メタル野郎な風貌で、実際ライブでも大人しい他のメンバーを尻目に一人長髪を振り乱してヘッド・バンギングしていたベースのマルティン・メンデスが、その長髪をバッサリ!
サッカー浦和レッズの鈴木啓太のような短髪にしておりビックリだ。それでも中々似合ってます。
そしてキーボードブースでは俳優・小日向文世のような表情のペル・ヴィバリがサウンド全体を慈父のような眼差しで優しく包み込んでます。


アマゾンで買う


フォローもよろしくお願いします!
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

タグリスト: プログレ  ヘヴィ・メタル  メロトロン  2000年代  北欧 

 

投稿者: 2011-08-05-Fri

 | ホーム | 


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。