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2011年09月

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投稿者: -----------

THE GATHERING / The West Pole

THE GATHERING / The West Pole 2009 Netherlands
THE GATHERING / The West Pole1.When Trust Becomes Sound
2.Treasure
3.All You Are
4.The West Pole
5.No Bird Call
6.Capital Of Nowhere
7.You Promised Me A Symphony
8.Pale Traces
9.No One Spoke
10.Constant Run


オランダのオルタナティブ/アンビエント・バンドTHE GATHERINGの9thアルバムThe West Pole。
2007年に歌姫アネク・ヴァン・ガースヴァーゲンの脱退がアナウンスされた時は正直GATHERINGも終わったと思ったが、やってくれました。ノルウェー人の女性ヴォーカリストSilje Wergelandが新加入。デス・メタル~ゴシック・メタル~エレクトロニカと変遷し、オーガニックで普遍的なロックに辿り着いたアネク在籍ラスト作となった前作Home の音楽性そのままに、アネク同様にクリア且つ滑らかに歌いこなす力量で不安を一掃。素晴らしい出来映えとなりました。ゲストで#6にオランダのフォーク・シンガーAnne van den Hoogen嬢が天使のような歌声を、#8ではオランダのゴシック・メタルバンドSTREAM OF PASSIONのシンガーMarcela Bovio嬢が負けじと透明感ある伸びやかな歌唱を聴かせています。これらゲスト陣の参加が、アルバムのアクセントともなっています。特に#6は、ダブル・トラッキングされたウィスパー気味のヴォーカルが時にユニゾンで浮遊感を、そして時にハーモニーで美しく迫る英国トラッド風な新機軸で、個人的に今年のエンジェリック女性ヴォーカルNo.1ですね。
アルバム全体としては、ライブ A Noise Severe で示したようにGATHERINGがもはや所謂ゴシック・メタルでないのは明白ながら、メタル期に示していた独特の寂寥感が、ツーバス連打やディストーション・ギターというヘヴィな装飾が無くなって逆に露になっただけで芯は変わっていないという印象そのままのサウンドで今作も貫かれています。Homeでも感じましたが、又ハード・ロックに戻ってきているような感触もうれしいです。


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タグリスト: ハード・ロック  女性ボーカル  ヘヴィ・メタル  ヨーロッパ  2000年代 

 

投稿者: 2011-09-30-Fri

PAATOS / Breathing

PAATOS / Breathing 2011 SWEDEN
PAATOS / Breathing1. Gone
2. Fading Out
3. Shells
4. In That Room
5. Andrum
6. No More Rollercoaster
7. Breathing
8. Surrounded
9. Smärtan
10. Ploing My Friend
11. Precious
12. Over and Out



スウェーデンのプログレッシブ・ロック・バンドPAATOSの4thアルバムBreathing。

2006年の前作Silence of Another Kind以降、ライブ・アルバムSensorsをベースのStefan Dimleが経営するレコード・ショップ/レーベルのMellotronenからアナログでリリース(2008年)、ギタリストのPeter NylanderにRicard Huxflux Nettermalm(Dr)、Petronella Nettermalm(Vo)夫妻が参加した新ユニットELEPHANT CULTURE結成と、新作のリリースこそ無いものの順調に見えたPAATOSでしたが、2008年11月に衝撃が。

何と、オリジナル・メンバーのStefan DimleとJohan Wallén(Key)の脱退がMyspaceのブログで発表されたのだ。

しかも、この記事がしばらくすると削除されてしまうという不可解な状況もあり、遠く極東の1ファンとしては一体何がPAATOSに起こっているのか解る術も無く前途が心配された状況が続きました。
そして2009年4月に改めてブログで2人の離脱を報告、と共に新作に向けて作業を開始しているという嬉しいニュースも。

しかしバンドはここからさらに沈黙。
しばらくの間オフィシャル・サイトまでもが「工事中」で閲覧できず。でもこれは、新作リリースと同時にサイトをリニューアルするのだな、と好意的に受け取ることもできた。

そしてようやく2010年末、新作が2011年初頭リリースであることがアナウンスされた。
レーベルは良質なプログレ・バンドを多数要するドイツのInsideOut MusicからオランダのGlassville Recordsに移籍。このあたりの契約問題もブランクが長かった要因かも。
メンバーは残った3人に新メンバーUlf Rockis Ivarsson(B)を加えた4人体制。
ジャズのバンドや映画音楽の制作などマルチな才能を発揮するPeter Nylanderが鍵盤にトロンボーン、はたまたバンスリ・フルートなる民族楽器までプレイし、専任鍵盤奏者の不在をカバーしています。意外な所ではゲストのチェロ奏者として、イングヴェイ・マルムスティーンのバンドに在籍したこともあるスヴァンテ・ヘンリソンもクレジットされています。

白夜を思わせる醒めた高揚感とメロトロンが絡むサビのメランコリックな叙情が交錯する#1。
マイナー調なのにPetronellaの歌唱が炭火のような温かさをもたらす#2。
穏やかなフォークから、サビとインスト・パートでは一転して悲哀に転ずる#3。
Petronellaの澄んだ美声が楽しめるPAATOSらしいメランコリック・チューン#4。
ピアノ、管、スキャット、チェロなどが断片的なフレーズを絡ませるインスト小品#5。
Ricardの鮮烈なドラミングをフィーチュアした新機軸のプログレッシブ・チューン#6。
ミステリアスなインスト・パートを内包したメランコリックなタイトル・ナンバー#7。
物悲しいフレーズを奏でるアンビエントなピアノを中心としたサウンドスケープをバックに、スウェーデン語で切々と歌われる#8。
意外性のある洒落たコード進行に乗って、瑞々しいメロディが次々に展開していく#9。
オルゴールの小品#10。
Petronellaがチェロでもがんばる、#2同様にマイナーな中に温かみを感じさせる#11。
PAATOSが時折聴かせるスピード感のあるカッコ良いナンバー#12。

長いブランクで心配された音楽性の変化もさほど無く、それどころかバンドが影響を受けたPORTISHEADやBJÖRKなどのテイストをメランコリックな世界に巧みに消化・昇華したお馴染みのPAATOSらしさに、#6や#9など新たなテイストも加えた会心作ですねこれは。
悲哀の中の醒めた感触(あるいはその逆も)とでも表現したらよいのか、彼らにしか成し得ない独特の個性にますます磨きの掛かったアルバムです。
美声ボーカル・ファン、女性ボーカル・ファン必聴作。


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タグリスト: プログレ  北欧  2010年代  メロトロン  女性ボーカル 

 

投稿者: 2011-09-20-Tue

BLACK SABBATH / Technical Ecstasy

BLACK SABBATH / Technical Ecstasy 1976 UK
BLACK SABBATH / Technical Ecstasy1. Back Street Kids
2. You Won't Change Me
3. It's Allright
4. Gypsy
5. All Moving Parts (Stand Still)
6. Rock'n'Roll Doctor
7. She's Gone
8. Dirty Women



BLACK SABBTHの7thアルバムTechnical Ecstasy。

適度な疾走感とキャッチーさを持った、SABBATH流ロックンロール・ナンバー#1。
オルガンやピアノが絶妙なサジ加減で彩を加えた、ヘヴィな中にも叙情性が宿るドラマティックな#2。
ビル・ワード(Dr)が歌う異色の#3。バラードというほど湿っぽくならず、どこかほのぼのとしたムードが漂う英国ロックらしい裏名曲。
メジャーな調性で広がりあるサウンドを聴かせるロックンロール・タイプの#4。中間部でマイナーになる部分では叙情性も。
リフがリードするブルーズ・ロック#5。
ホンキートンク・ピアノも交えた典型的なロックン・ロールの#6。それでもオジーの独特の声とのっぺりした歌唱、トニー・アイオミ(G)のコリコリしたピッキング・ノイズのギター・ソロがあれば、やっぱりSABBATH以外の何者でもない。
ストリングス・セクションとアコギの物悲しいアルペジオによるメランコリックなバラード#7。
ヘヴィなメイン・リフをはじめ様々なリフが目まぐるしく登場し、ヘヴィネスから叙情へ場面転換していく初期タイプの名曲#8。

オカルティックなおどろおどろしさや全く違う要素を無理やりくっ付けたかのようなプログレッシブで変態的な曲展開といった初期の特徴はもはや無く、よりストレートで構築性のある楽曲にスタイルが変化。その結果、BLACK SABBATHらしさという点では少々物足りなさもありますが、キャッチーな#1や#8の後半で垣間見せるメジャーなキャッチーさは、後のオジー・オズボーン(Vo)のソロ期にも通ずるテイストで興味深いものがあります。


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タグリスト: イギリス  1970年代  ハード・ロック  ヒプノシス 

 

投稿者: 2011-09-19-Mon

BLACK SABBATH / Sabotage

BLACK SABBATH / Sabotage 1975 UK
BLACK SABBATH / Sabotageb1. Hole in the Sky
2. Don't Start (Too Late)
3. Symptom of the Universe
4. Megalomania
5. Thrill of It All
6. Supertzar
7. Am I Going Insane (Radio)
8. The Writ



BLACK SABBATHの6thアルバムSabotage。

ヘヴィで邪悪なブギ#1で颯爽と幕を開け、お約束のアコースティックな小曲#2ときて、ビル・ワード(Dr)のトップ・シンバル連打が聴く者の鼓動までヒートアップさせる熱いリフが”これぞ暗黒ハード・ロック”な#3、という感じで畳み掛けるアルバム序盤の流れが完璧。
特に#3。基本的にリフ中心で組み立てられていますが、突然3連になって場面転換し、中間部以降はアコースティックに展開する予測不能な所がSABBATHの魅力。
続く#4も素晴らしいですね。ムーディ且つヘヴィな導入部とキャッチーなサビの落差が良い感じです。そのサビではランニングするギーザー・バトラー(B)のベースも聴き所です。
”リフ・マスター”トニー・アイオミ(G)の生々しいピッキング・ノイズがヘヴィ感を増強する#5も、一瞬叙情パートがあったかと思うとキャッチーなサビが登場。
#6はオジー・オズボーン(Vo)がソロになってからのDiary of A Mad Manを想起させる、妖しく壮大なクワイヤがトニー・アイオミのギター・リフと神がかり的絶妙のマッチングを見せるインスト。この構成力は凄いですね。
ポップな#7を挟んで、ラストの#8もドラマティックに展開。引き摺るようなリフとドリーミーなほど美しいアコースティック・パートの落差が印象的です。

前作では確かリック・ウェイクマンをゲストに迎えてキーボードを弾いてもらってたはずですが、今作でも効果的にキーボードが使われています。#4中間部のにおける場末のホンキートンク風ピアノや終盤のメロトロン、#5や#7のシンセといったところです。誰が弾いているんでしょう?

初期のようなおどろおどろしさは減退している分、ドラマ性は大いに向上。アルバムごとに音楽的進化を感じ取れる部分もSABBATHのおもしろさですね。


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タグリスト: イギリス  1970年代  メロトロン  ハード・ロック 

 

投稿者: 2011-09-18-Sun

ANEKDOTEN / A Time of Day

ANEKDOTEN / A Time of Day 2007 SWEDEN
ANEKDOTEN / A Time of Day1. The Great Unknown
2. 30 Pieces
3. King Oblivion
4. A Sky About to Rain
5. Every Step I Take
6. Stardust And Sand
7. In For A Ride
8. Prince of the Ocean

スウェーデンのプログレッシブ・ロック・バンドANEKDOTENの5thアルバムA Time of Day。

従来の引き摺るような重金属的ヘヴィネスと比べると若干質感を変えた埃っぽいネバリを感じさせるギター・リフのオーガニックなグルーヴに、メロトロンが絡みつくアップテンポ・ナンバー#1。
サイケなテイストのオルガンがクールに展開する#2。終盤のピアノとメロトロンをバックにした寂寥感たっぷりなフルートのソロが最高。
ルート音の動きが少ないベース・ラインとギターのアルペジオ・パターンで淡々と進行する#3。
ダークな中にも仄かな暖かさを感じさせる歌モノ#4。曇天を思わせるメロトロンは勿論、スペイシーなモーグ・シンセのソロも印象的です。
#4から繋がったインストゥルメンタル・ナンバー#5。ヴィブラフォンが寂寥感を醸し出しています。
アコギのアルペジオをバックにしたフォークな序盤から、メロトロンとARPシンセのスペイシーなインスト・パート、男女ユニゾン・ボーカルの妖しいパートと展開していく静寂の#6。
一転して古びたオルガンとメロトロンのイントロ・リフがリードする軽快なテンポの#7。
再び男女ユニゾン・ボーカルで妖しくも淡々と進行しつつも、ダークな中に一筋の光明を見出してエンディングを迎える#8。

#1,#7のような攻撃的な楽曲を含みつつも、よりリラックスした曲調が大半を占める作風となりました。
代名詞のようなメロトロンももはや飛び道具では無く、ギターやベース、オルガンなど他のパートや他の鍵盤楽器とオーガニックに絡むことで、即効性の有るあからさまな泣きよりもむしろ心の深い部分に突き刺さる訴求力を発揮。バンドとしての成長が感じられます。


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タグリスト: プログレ  北欧  2000年代  メロトロン 

 

投稿者: 2011-09-16-Fri

YES / Fly From Here

YES / Fly From Here 2011 UK
YES / Fly From Here1. Fly From Here - Overture
2. Fly From Here pt I - We Can Fly
3. Fly From Here pt II - Sad Night At The Airfield
4. Fly From Here pt III - Madman At The Screens
5. Fly From Here pt IV - Bumpy Ride
6. Fly From Here pt V - We Can Fly Reprise
7. The Man You Always Wanted Me To Be
8. Life On A Film Set
9. Hour Of Need
10. Solitaire
11. Into The Storm



英国のプログレッシブ・ロック・バンドYESの2011年作、Fly From Here。

80年代以降、目まぐるしくメンバー・チェンジを繰り返しながらバンドとしての看板を守り続けたYES。
今作Fly From Hereは、YESのトリビュート・バンドに在籍していたカナダ人 べノワ・デイヴィッド(Vo)以下、クリス・スクワイヤ(B)、アラン・ホワイト(Dr)、スティーヴ・ハウ(G)、ジェフ・ダウンズ(Key)というDrama以来となるジョン・アンダーソン不在のメンバー編成。そして何と、プロデュースはトレヴァー・ホーン、さらにDramaのアウトテイクだったFly From Hereを収録ということで、Dramaを名盤と信じる個人的には思わずニヤリの条件が揃いました。
中高音部ではジョン・アンダーソンに似た感じのべノワ・デイヴィッド、全体的にはジョン程の透明感や無垢なニュアンスには及ばないものの無難に違和感無くこなしています。

#1~#6の組曲は変拍子も交えた程良い緊張感をベースに、叙情や爽快感で起伏をもたせたドラマティックな佳曲。70年代の大作を彷彿させる構成に思わず頬を緩めるとともに、スティーヴ・ハウの独特な単音オブリガードが入ると、やはりYESらしさが増幅されます。
落ち着いた雰囲気のAORチューン#7。
アルペジオやコード・カッティングなどアコギがリードする洗練されたプログレッシブ・チューン#8。
ジェントルな歌唱がフォーク・タッチの伴奏に溶け込んだ#9。シンセ・ソロの上品なフレージングが、出しゃばらないジェフ・ダウンズらしいセンスを醸し出し、良いアクセントになっています。
ラテンなムードを漂わせたアコギによるインストゥルメンタル#10。エレキでは何かガチャガチャしたイメージのスティーヴ・ハウですが、アコギでは音楽的バックグラウンドの深みを感じさせるのは70年代から不変。
キャッチーでリラックスした中に、疾走感と7拍子のプログレ的展開を織り込んだ#11。

地味ながらツボを心得たジェフ・ダウンズのプレイと音色選択が、シンフォニックからポップ・チューンまでバラエティに富んだ楽曲群を上手くオブラートで包み込み、Drama期にAOR風味を加えたかのような上質な作品に仕上がっています。当然そこにはトレヴァー・ホーンの舵取りもあったわけで、一般的に低く評価されているDrama期YESのリベンジは大成功。
懐古でも前衛でも無い自然体のロック・バンドYESの姿がここに。


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タグリスト: プログレ  イギリス  2010年代  シンフォニック  ロジャー・ディーン 

 

投稿者: 2011-09-14-Wed

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