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2012年04月

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LOCANDA DELLE FATE / Forse Le Lucciole Non Si amano piu

LOCANDA DELLE FATE / Forse Le Lucciole Non Si amano piu 1977 ITALY
LOCANDA DELLE FATE / Forse Le Lucciole Non Si amano piu1. A Vlle Un Instante Di Quiete
2. Forse Le Lucciole Non Si Amano Piu
3. Profumo Di Colla Bianca
4. Cercando Un Nuovo Confine
5. Sogno Di Estunno
6. Non Chiudere A Chaive La Stelle
7. Vendesi Saggezza


イタリアのプログレッシブ・ロック・バンドLOCANDA DELLE FATEの1stアルバムForse Le Lucciole Non Si amano piu 邦題「妖精」。

変拍子を交えたスリリングなアンサンブルのイントロから、マイルドなフルートとやわらかいシンセのシンフォニックなパートに移行するドラマティックなインスト#1。
ピアノ、チェンバロ、フルート、ギターが織り成す精緻なバッキングに独特のボーカルが乗る#2。典雅なチェンバロとハードなギターという意外な組み合わせでの印象的なインスト・パートや、ツイン・ボーカルなど様々な仕掛けで10分弱の長尺をダレさせずに聴かせます。
ファンタジックなサウンドにイタリアらしいおおらかでキャッチーなボーカル・パートが融合した#3。
雫が転がるようなタッチのピアノ、アコギのアルペジオ、エレキのボリューム奏法が瑞々しいムードを醸成する#4。
ピアノとフルートがユニゾンで奏でるテーマ・メロディのメランコリーに、技巧を凝らした硬質なアンサンブルで起伏を付けた#5。
CHELESTEみたいな優しいボーカルをフィーチュアしたメランコリックなフォーク#6。
フルートとギターの泣きに、ダークなパートとの落差でドラマ性を増強した#7。ピアノとフルートのユニゾンでリフレインする中間部のキメや、フィルターでミュンミュンいわせるシンセなどインスト・パートにも流麗な流れがあり、テクニックとエモーションが共存。クセのある歌声を活かした明朗なボーカル・パート、ダークでメランコリックなインスト・パートという対比も効果的です。
再び優しいボーカルでアルバムをマイルドに締めくくる#8。

ツイン・ギター(内1人はフルート兼任)、ツイン・キーボードの7人編成。
軽やかなピアノ、ボリューム奏法を使用したギター、フルートが織り成すロマンティックなサウンドに、プログレらしいシンセやハード・ロックを思わせる激しさを加えたアレンジ。キャッチーなメロディを陰で支える職人技に、70年代前半のロック/プログレ爛熟期を経過しての整理された洗練が感じられます。
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プログレやHR/HM(ハード・ロック/ヘヴィ・メタル)のレビュー ☆千一夜☆の深い森



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タグリスト: 1970年代  ヨーロッパ  シンフォニック  プログレ 

 

投稿者: 2012-04-28-Sat

IT BITES / Map of the Past

IT BITES / Map of the Past 2012 UK
IT BITES / Map of the Past1. Man in the Photograph
2. Wallflower
3. Map of the Past
4. Clocks
5. Flag
6. The Big Machine
7. Cartoon Graveyard
8. Send No Flowers
9. Meadow and the Stream
10. The Last Escape
11. Exit Song


英国のプログレッシブ・ロック・バンドIT BITES再結成第2弾にして通算5thアルバムMap of the Pastは、バンドのキャリア初のコンセプト・アルバム。タイトル曲自体は昨年からライブで披露していたようなので、当時から構想はあったのかもしれません。

ラジオのチューニング・ノイズ~足踏オルガン風の素朴な伴奏から壮大なオーケストレーションに移行する序曲#1。
静・動の起伏、テンポの変化、鮮烈なシンセ・ソロなど、5分弱のコンパクトな中においしい要素が詰まった#2。
トリッキーなスネアの裏打ちが効いたポップかつプレグレッシブな#3。コーラスやカラフルなシンセが織り成す胸キュンなサビのアレンジがIT BITESらしい。
ジェントルなバラード#4。壮大な中間部での移動遊園地風(?)ペーソスのあるキラキラ・シンセのオブリガードがまたもやIT BITESというかジョン・ベック(Key)の真骨頂。
洒落ていながらキャッチーでアップ・テンポな#5。前作ではあえて前任者フランシス・ダナリーに似せていたかのような部分もあったジョン・ミッチェル(G/Vo)も、歌唱やスリリングなギター・ソロで個性を十分に打ち出しています。
ポルタメントがたっぷりかかった転調しまくりなシンセ・ソロが聴き所なミディアム・テンポの#6。
シタールの味付けが印象に残るポップ・チューン#7。オルガン・ソロがGENESIS風のコード進行。
シンフォニックなオーケストレーションを配した#8。屈折したムードがこれまたガブリエル期GENESIS風。
ブ厚いシンセがリードするイントロからボーカルにエフェクトを掛けたミステリアスな序盤、快活な7拍子へのリズム・チェンジ、ジョン・ベックお得意の浮遊シンセを交えたサビ前から壮大なサビへのドラマティックな移行、等々、場面転換の妙が光る#9。
アルバムを静かに締めくくるバラード#10と#11。

相変わらずの音色センスとさりげないが存在感のあるシンセを操るジョン・ベックを中心にして、ポップかつキャッチーながら、英国的屈折と翳りを適度に配合したIT BITESらしいサウンドは健在。特に#7~#9あたりの英国度は高く、アルバム最大のハイライトとなっています。
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タグリスト: プログレ  イギリス  2010年代  コンセプト・アルバム 

 

投稿者: 2012-04-22-Sun

STEVEN WILSON / Insurgentes

STEVEN WILSON / Insurgentes 2008 UK
STEVEN WILSON / Insurgentes1. Harmony Korine
2. Abandoner
3. Salvaging
4. Veneno Para Las Hadas
5. No Twilight
6. Significant Other
7. Only Child
8. Twilight Coda
9. Get All You Deserve
10. Insurgentes


自らのバンドPORCUPINE TREEの活動をはじめとして、プロジェクトや様々なバンドのプロデュース/エンジニアリング、最近ではKING CRIMSONなどの旧譜リマスターなどでも大忙しのスティーヴン・ウィルソン(Vo/G/Key)による1stソロ・アルバムInsurgentes。

繊細で鬱ながら、ヘヴィなサビではキャッチーさも感じさせるメロディがPORCUPINE TREEっぽい#1。
ローファイなブレイクビーツにオーガニックなアコギとボーカルが乗る静謐な#2。終盤の洪水のような轟音サウンドスケープもなぜか美しく響きます。
妖しいリフにアンビエントなギター、PORCUPINE TREEの盟友ギャヴィン・ハリソン(Dr)のヘヴィなドラムで不条理ダークネスの世界を構築する#3。
霧のようなパッド系シンセ、テオ・トラヴィス(Sax)のサックス、美しいコーラスが、まろやかな陶酔感をもたらす#4。
ダークなリフが終始リード。ジャムのような雰囲気でドラムとギターが呼応しながら徐々に暴力的なアンサンブルに移行する#5。
メジャーセブンスを中心とした爽やかなコードと緩やかなリズムで浮遊感を演出したメロディアスな#6。
クールでダークなリフの#7。バックの音が厚くなってもクールに不変なボーカルが逆に凄みを感じさせます。
メランコリックなアコギとピアノに音響エフェクトを加えた、神秘的なムードのインスト小品#8。
ピアノの弾き語りの静かな序盤から、多層コーラスや歪んだパワーコード、発振ノイズなどで動に移行する鬱系チューン#9。
J-POPからプログレまでジャンルを問わず世界的に活躍する筝奏者 八木美知依のプレイが、オリエンタルなムードを演出する繊細で耽美な#10。

KING CRIMSONやPINK FLOYDのDNAを受け継ぎつつ、サイケやメタル、ブレイクビーツやアンビエントな音響など多彩な要素を融合した独自の世界を持つPORCUPINE TREEと同様の方向性ではあるものの、バンドというある種の制約から開放されて才能を自由に発揮。

より美しく深みのある音楽が楽しめます。
STEVEN WILSONのレビュー


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タグリスト: プログレ  イギリス  2000年代 

 

投稿者: 2012-04-21-Sat

WHITE WILLOW / Terminal Twilight

WHITE WILLOW / Terminal Twilight 2011 NORWAY
WHITE WILLOW / Terminal Twilight1. Hawks Circle the Mountain
2. Snowswept
3. Kansas Regrets
4. Red Leaves
5. Floor 67
6. Natasha of the Burning Woods
7. Searise
8. A Rumour of Twilight


ノルウェーのプログレッシブ・フォーク・バンドWHITE WILLOWの5年ぶりとなる6thアルバムTerminal Twilight。

2nd~4thアルバムに参加していた美声のシルヴィア・エリクセン(Vo)が復帰。サウンドも前作のコンテンポラリー・ポップス路線から、メロディックなプログレ・フォークに素朴で時にダークかつ混沌とした要素を溶け込ませた初期のイメージに近いものに回帰。

シンセによるゆったりとしたアルペジオが神秘的で妖しいムードを醸し出すオープニングや屈折した歌メロが初期のテイストを想起させる#1。終盤にようやくポジティブなメロディの木漏れ日が差し込み、ここまでの暗鬱と対比。
シルヴィアの可憐なボーカルをフィーチュアしたキャッチーなコンテンポラリー・フォーク#2。
色んなところに客演しているゲストのティム・ボウネス(NO-MAN)とバンドの共作でティム自ら枯れた哀愁の歌唱を聞かせるメランコリックなフォーク#3。
シンセの重層的なアンサンブルでシンフォニックに高揚するインスト・パートが圧巻。ボーカル・パートではシルヴィアの素朴で可憐な歌声が楽しめるアルバム前半のハイライト#4。
シンプルなアルペジオにフルートやシンセが絡むイントロ~ボーカル・パートのポジティブなドリーミー感、ヴィンンテージ風オルガンとシンセで少々アヴァンな不条理パートを盛り込みつつも仄かな叙情を感じさせるインスト・パートの対比が見事なプログレ・フォーク#5。
北欧フォークロア風メロディを紡ぐ掠れたメロトロン、シンセを中心としたアンサンブルによるドラマティックなインストゥルメンタル#6。
ドリーミー、叙情、暗鬱と様々な表情を見せるボーカル・パートを、ロックなドラムとメロトロンを始めとした鍵盤群のバックが支える#7。フルートとギターのアルペジオによる寂寥パートから、オルガンのグリッサンドと共になだれ込む激情パートへのドラマティックな場面転換など、起伏に富んだ13分超の長尺曲。
12弦アコギのアルペジオがGENESISっぽい、爽やかでどこか神秘的な余韻でアルバムを締めくくるインスト#8。

優しいメロディがもたらす全体的な暖かみや大作#5,#7でのインスト・パートの構成力、巧みなシンセの音使いなど、垢抜けたメジャー・クラスのアレンジとサウンドに独特の屈折テイストを絶妙に配合したキャリアの集大成にして最高傑作。
WHITE WILLOWのレビュー


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投稿者: 2012-04-08-Sun

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