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2012年10月

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STORM CORROSION / Storm Corrosion

STORM CORROSION / Storm Corrosion 2012 UK/SWEDEN
Anneke van Giersbergen / Everything Is Changing1. The Watch
2. Thunder Has Spoken
3. One Day
4. In The Wilderness
5. Soaring On
6. Let Us Now Make Love
7. Scene Of The Crime
8. End Of The Road
9. Exit


PORCUPINE TREEのスティーヴン・ウィルソンとOPETHのミカエル・オーカーフェルトによるプロジェクトSTORM CORROSIONの1stアルバム Storm Corrosion。

OPETHの2001年作 Blackwater Parkをスティーヴンがプロデュースしたことから始まり、互いの作品に客演するなど交流を深めてきた彼ら。ファン待望のコラボ。
事前に、それぞれの最新作(スティーヴンのソロ Grace For Drowning、OPETHのHeritage) に続く三部作との発言もあったことから、レトロなプログレッシブ・ロックを思いっきり追求してくれるのではと期待していましたが、届いた音は意外にシンプル。
勿論、スタジオワークに定評のあるスティーヴンのインプットと思われる精緻な音作りがもたらすプラスアルファはあるものの、音楽性としては2人の歌唱とアコギ(一部クリーンなエ レキ)を中心としてストリングスや管を加えたダークでメランコリックなプログレッシブ・フォークで統一されています。

ミカエルが歌うダークな#1。中間部のギター・リフ、ピッキングの細かいニュアンスが枯れた味わいを醸すギター・ソロ、奇妙な音使いのアルペジオなど、ミカエルのカラーが前面に出ています。
アコギのアルペジオをバックにスティーヴンが歌うメロウなフォークの#2。こちらはGrace For Drowningの流れを汲む端正で静かなスティーヴン然としたナンバー。終盤のアルペジオはミカエルっぽい音使い。
冷たいメロトロンのストリングスが印象的な#3。静かな中、中間部では若干ヘヴィなパートの起伏も。
アコギのアルペジオとスキャットが、70年代ブリッティッシュ暗黒フォークのような深遠なムードを醸成する#4。
アコギによる6/8拍子のリフにストリングスやエレピなどが重なり展開していくインストゥルメンタル・ナンバー#5。ストリングスのアレンジはデイヴ・スチュワート(元HATFIELD AND THE NORTH)。
OPETHでは見せたことの無いミカエルのウィスパー気味歌唱が新鮮な#6。清廉で神秘的なムードを醸し出す、霧のようなパッド系シンセの白玉が延々続くパートがやや冗長な感じも。後半はスティーヴンのアンビエントな歌唱が寂寥感を掻き立てます。

全体的に、スティーヴンの世界観にミカエルが乗っかり、得意の変態アルペジオなどで捻りを加えた感じ。
また、本家の活動との線引きを意識してか、あからさまなヘヴィネスやめくるめく展開といった要素が抑えられており、起伏に欠けやや一本調子な印象も。
個人的にはそういう部分での2人のケミストリー=相乗効果を勝手に期待していただけにちょっと肩透かしか。
アルバム・カヴァーのアートは2010年に死去したスイス人アーティスト ハンス・アーノルドによるもの。サイケでビザールな独特の世界観に引き込まれます。
STORM CORROSIONのレビュー


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プログレやHR/HM(ハード・ロック/ヘヴィ・メタル)のレビュー ☆千一夜☆の深い森



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タグリスト: プログレ  イギリス  2010年代  メロトロン 

 

投稿者: 2012-10-06-Sat

GATHERING / Disclosure

GATHERING / Disclosure 2012 Netherlands
GATHERING / Disclosure1. Paper Waves
2. Meltdown
3. Paralyzed
4. Heroes For Ghosts
5. Gemini I
6. Missing Seasons
7. I Can See Four Miles
8. Gemini II


オランダのアンビエント/ゴシック・ロック・バンドGATHERINGの10thアルバム Disclosure。
ノルウェイ人女性シンガー シリェ・ヴェルヘラント(Vo)加入後2作目。

躍動感あるアップテンポのリズムをバックに、語りかけるような中音域から絹のような高温ファルセットまでを自在に操り、メランコリックなメロディを流麗に紡ぎ出す#1。
インダストリアル風リズムに導かれ、ウィスパーな女性ボーカルと男性ボーカルのデュオで進行するGATHERINGでは珍しいパターンのヴァースからシリェ・ヴェルヘラント単独に移行しヨーロピアンな叙情を感じさせるサビを迎えるキャッチーな#2。トランペットによる哀愁のソロを挟んでムードはさらに一変、ウィスパー歌唱とトランペットが切々と迫る静かなパートに。キャッチーさと展開の妙を盛り込んだ傑作です。
A音でチューニングしているかのようなストリングスの清楚なムードを突如突き破り、妖しいブラスのフレーズが登場し一気に無国籍なフレーバーが広がる#3。スローテンポな中、滑らかで優しい歌唱が神秘的にフィーチュアされています。
ストリングス、ルネ・ルッテン(G)によるテルミンとお馴染みの枯れたアルペジオ、フランク・ブーイエン(Key)のシンセなどからなるアンビエントな空間にシリェ・ヴェルヘラントの美声がたゆたうバラードの前半。そして中盤からは左右にパンニングされたマンドリン風なシンセのシーケンス・フレーズが寂寥感と同時にトリップ感を生み出す10分超の#4。時折挿入されるトランペットがペーソス感を増量。
ローファイなエフェクトを掛けたアンニュイな歌唱のヴァースから、サビではバックの盛り上がりと共に透明感あるソプラノに変化する#5。音像こそ違えど、展開や醸し出すムードはゴシック・メタル期のそれに通ずるものも。
ピアノなどによるシンプルなバックに、リラックスしたシリェ・ヴェルヘラントの歌唱をフィーチュアした#6。
淡々としたリズム・パターンに清廉なコーラスを中心に進行する前半から、トライバルな肉弾ビートをバックにテルミンなどによるノイズが渦巻く中、テーマ・メロディを延々リフレインするトリップ/トランス系の#7。
#5のメロディを透明感あるソプラノでリプライズする#8。霧のようなパッド系シンセやストリングス、クリーンなエレキのアルペジオ等、インスト陣も繊細でヘヴィな印象の#5と対照的な面を見せています。

一部ゲストの女性シンガーを起用(シリェ・ヴェルヘラントが作詞していない2曲)したりと様子見感もあった前作から一転、ツアーなどでその実力を充分に把握できたからか、今作はシリェ・ヴェルヘラントの個性を前面に打ち出し、フェミニンな魅力に溢れる新機軸GATHERINGを完成。
もはや完全にオリジナルなサウンドを確立したバンマス ルネ・ルッテンが引き続きプロデュースも行い、バンドの状態を反映した充実した作品を届けてくれました。


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タグリスト: プログレ  ヨーロッパ  女性ボーカル  2010年代 

 

投稿者: 2012-10-01-Mon

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