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2013年05月

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PINK FLOYD / Animals

PINK FLOYD / Animals 1977 UK
PINK FLOYD / Animals1. Pigs On The Wing 1
2. Dogs
3. Pigs (Three Different Ones)
4. Sheep
5. Pigs On The Wing 2


英国のプログレッシッブ・ロック・バンドPINK FLOYDの1977年作品Animals。
楽曲のタイトルに動物を冠し、豚=資本家、犬=ビジネスマン、羊=労働者といった比喩で社会を風刺したコンセプト・アルバム

それまでのアルバム中に必ず存在していた牧歌的な曲調の楽曲が姿を消し、シリアスでダークな印象が全編を覆っている。
そんな中でもボーカル・パートは比較的キャチーで普遍的なロックとして充分楽しめる上、#2のスペイシーなシンセ・パート、ヴォコーダーを使用した#4のインスト・パートやドラマティックなギター・ソロなど、PINK FLOYDらしい持ち味を巧みに配して10分超の#2,#3,#4といった長尺曲を構成。
さらに、何かが起きそうな期待を抱かせる#2の冒頭、各曲に挿入された動物の鳴き声SE、トーキング・モジュレーターを使用した豚の鳴き声風ギター、3連に乗った躍動感あるギターのカッティングが気持ち良い#4など、強烈に印象に残るフックでの楽曲キャラ作りも相俟って、よく言えばバラエティに富み悪く言えば散漫な感じだったこれまでのアルバムとは一線を画すトータル性の高いアルバムとなった。

アルバムのトータル・コンセプトの重要な一部でもあるジャケット・アートは、イギリスのバターシー発電所の上空に豚の風船を飛ばして撮影したというヒプノシス作。


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タグリスト: プログレ  イギリス  1970年代  コンセプト・アルバム 

 

投稿者: 2013-05-04-Sat

COSMOGRAF / The Man Left In Space

COSMOGRAF / The Man Left In Space 2013 UK
COSMOGRAF / The Man Left In Space1. How Did I Get Here?
2. Aspire, Achieve
3. The Good Earth Behind Me
4. The Vacuum That I Fly Through
5. This Naked Endeavour
6. We Disconnect
7. Beautiful Treadmill
8. The Man Left In Space
9. When The Air Runs Out


ロビン・アームストロング(G/Key/Vo)による英国のプログレ・プロジェクトCOSMOGRAFの4thアルバムThe Man Left In Space。

SPOCK' BEARDのニック・ディヴァリージオやデイヴ・メロス、BIG BIG TRAINのグレッグ・スパウトン、元THE TANGENTのルーク・マシンなど、英米プログレ人脈のゲストを招いて制作。

イントロ的なSEの#1に続き、牧歌的な中にも英国ならではの蔭りとヒネリを滲ませたアコギのアルペジオから一転してLED ZEPPELINのような大きなグルーヴのヘヴィなギター・リフが飛び出しハッとさせられる#2。ローファイなマシン・ビートやさりげないオルガンのバッキングなど、PORCUPINE TREEあたりに倣ったのか70年代クラシックとコンテンポラリーなテイストを共存させたサウンド・デザインにもセンスを感じさせます。
パッド・シンセとギターによるサウンドスケープから、4人期のGENESISのようなシンフォニック・アンサンブルに展開するインストゥルメンタル・チューン#3。
枯れたギターが宇宙空間の寂寥感を感じさせるインストゥルメンタル・チューン#4。
前2曲の流れを汲んだSE中心のインストによる前半からドラマティックにボーカル・パートが登場する#5。
ダークで静かなボーカル・パートと鮮烈かつ流麗なルーク・マシンのギター・ソロを交互に配した#6。スウィープ・ピッキングなどの技を駆使しながらも、微妙なトーン・コントロールでエモーショナルな味わいを見せるルークの伸びやかなプレイが素晴らしい。
アコギとオルガンをバックにした切々とした歌唱、泣きのギター・ソロにグッとくる#8。
再びスペイシーな寂寥感を漂わせながらプログレ的なシンセ・ソロやミュージカル風な展開の妙を織り込みアナログ・レコードのスクラッチ・ノイズで幕を降ろす#9。

人生における成功と失敗についての探求をテーマに、ダークな色彩の中にもスリルや叙情を交えてアルバムを構成。
宇宙飛行士の交信音のようなSEが随所に挿入され、スペイシーなムードでコンセプト・アルバムとしての統一感を保ちながら音楽の旅に浸れます。




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タグリスト: プログレ  イギリス  2010年代  シンフォニック  コンセプト・アルバム 

 

投稿者: 2013-05-01-Wed

BIG BIG TRAIN / English Electric (Part Two)

BIG BIG TRAIN / English Electric (Part Two) 2013 UK
英国のプログレッシブ・ロック・バンド BIG BIG TRAINの8thアルバムEnglish Electric (Part Two)のレビュー。

BIG BIG TRAIN / English Electric (Part Two)1.East Coast Racer
2.Swan Hunter
3.Worked Out
4.Leopards
5.Keeper of Abbeys
6.The Permanent Way
7.Curator of Butterflies



BIG BIG TRAIN / English Electric (Part Two)全曲紹介


スリリングなパートとゆったりとした叙情パートの緩急がドラマティックな15分超の#1。後半、徐々に盛り上がる5拍子のリフレインが壮大なシンフォニック。美しいコーラスや甘美なストリングス、まろやかなブラス・セクションが英国らしい気品を湛えています。
柔らかな管が暖かく響く、センチメンタルな序盤から仄かな明るさを持つサビに移行する#2。
構築度の高いギター・ソロが印象に残る、GENESISの小品のような英国情緒を纏った#3。
どこかオリエンタルなムードに翳りを伴ったヒネリを加え、短い中にドラマを凝縮した#4。
バンジョーやフィドルによる軽快なフォークロア風味と叙情シンフォニックが融合した#5。
Part One 1曲目The First Rebreatherではボーカルやシンセによって奏でられたメロディを管弦の優しいタッチに趣を変えて挿入された#6。
静かなバラードからドマラティックに展開していく#7。アルバム2枚のラストを飾るに相応しい感動のリフレインが胸を熱くします。

前作のEnglish Electric (Part One)同様、蒸気機関車、造船業者、修道院の廃墟を保全する人、蝶の研究家など、近代~現代イギリスにまつわる実話や普通の人々をテーマにした楽曲で構成。管弦を導入した端正な音像と美しいメロディライン、ジェントルな歌唱から、それらの事象や人々にする優しい目線が感じられます。


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タグリスト: プログレ  イギリス  2010年代  シンフォニック  コンセプト・アルバム 

 

投稿者: 2013-05-01-Wed

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