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2013年09月

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MOON SAFARI / Himlabacken vol.1

MOON SAFARI / Himlabacken vol.1 2013 SWEDEN
スウェーデンのプログレッシブ・ロックバンド MOON SAFARIの4thアルバムHimlabacken vol.1のレビュー。

MOON SAFARI / Himlabacken vol.11. Kids
2. Too Young To Say Goodbye
3. Mega Moon
4. Barfly
5. Red White Blues
6. My Little Man
7. Diamonds
8. Sugar Band


トレードマークのコーラス・ワークを活かしたコンパクトながら壮大でファンタジックな序曲#1。
MOON SAFARIがおそらく最も得意とするタイプの、変拍子入り爽快でキャッチーな実質オープニング・チューン#2。構築度の高いテクニカルなギター・ソロがカッコ良い。
QUEENのようなオペラティックなコーラス、何故かキダ・タローのプロポーズ大作戦のテーマを想起してしまったヒネリのあるパート、ダークなパートでのシンセやピアノの合いの手オブリガード、そして序盤は静かな4拍子で提示されたサビをドライブ感と高揚感溢れるアップテンポ3連のパートでリプライズする#3。フック満載で展開していく各パートや伏線からの解決がパーフェクト。エンディングをあっさり終わらせる潔さも何か清々しい感じ。
ヘヴィなリフと曇天のようなメロトロンがダークなムードを醸す序盤と対比するかのように歌唱パートはバラードのように甘い#4。スライド・ギターとELOのようなコーラスが感傷的なアクセントになっている。
静かな序盤からサビで一気にシンフォニックな広がりを見せるバラード#5。
ギター1本だけで歌う#6。幼い息子に対する父親の優しい目線が感じられるほのぼのとした小曲。
仄かに北欧フォークロアをまぶしたモチーフをキラキラしたピアノ、ギター、シンセなどで次々に提示する長めのイントロが既に名曲の#7。クラシカルなコード進行のサビやプログレ然とした器楽パートなどをコンパクトに内包させるアレンジも巧み。
じわじわと盛り上げるドラマティックな#8。3分半からはギターとシンセの絡むインスト・パートと爽やかに疾走する歌唱パートを配置。終盤のマイナー調パートが美しくも透明感があり、余韻を持たせてアルバムを締めくくります。

すっきりキャッチーなプログレを確立した前作やEPの流れを継続してファンの期待に応えつつ、往年のプログレを彷彿させる展開しまくり(ただしパーツはキャッチー)の#3で驚きをも提供。MOON SAFARIの代表曲となるであろう#3はアナログの時代ならA面ラストとかに配置するべき勝負曲のはずだが、あえてアルバム序盤のこのポジションに置くということは、他の曲にも自信があるからだろう。
まだまだアイディアには枯渇しないようだ。vol.1ということで続編にも期待大です。
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タグリスト: プログレ  北欧  2010年代  メロトロン  シンフォニック 

 

投稿者: 2013-09-23-Mon

ANTHONY PHILLIPS / The Geese And The Ghost

ANTHONY PHILLIPS 1977 UK
GENESISの初代ギタリスト アンソニー・フィリップスがGENESIS脱退後に発表した1stアルバムThe Geese And The Ghostのレビュー。

CATHEDRAL / The Last Spire1. Wind-Tales
2. Which Way The Wind Blows
3. Henry: Portraits From Tudor Times
i Fanfare
ii Lute's Chorus
iii Misty Battlements
iv Lute's Chorus Reprise
v Henry Goes To War
vi Death of A Knight
vii Triumphant Return
4. God If I Saw Her Now
5. Chinese Mushroom Cloud
6. The Geese And The Ghost
i Part I
ii Part II
7. Collections
8. Sleepfall: The Geese Fly West


アルバム全体の序曲的な#1に続く、フィル・コリンズの歌唱をフューチュアした#2。ジェントルなフォーク・タッチの中にハッとするコード進行を織り交ぜ、各種ギターの控え目ながらも効果的なアンサンブルも秀逸。
チューダー朝をテーマにした厳かでドラマティックな組曲#3。ナイロン弦やスティール弦アコギ、12弦など各種ギターが織り成す神秘的なアルペジオと繊細かつ威厳のあるファンファーレ、クワイヤがクラシカルで叙情的な物語を紡ぐ。
ヴィヴィアン・マコーリフの可憐な歌唱がドリーミー度を増幅するフォーク#4。
イントロ的な#5に続き、ギターやダルシマー、ブズーキなどが煌びやかに響く組曲#6。リズムが入るパート2の前半はGENESISのようなムードも。
オーケストラも加えた優しくセンチメンタルな#7。
アルバムを締めくくる優しいアウトロ#8。

GENESISの音楽性に多大な影響を与えた12弦ギターはここでも効果的に使われており、数本のギターによるアンサンブルだけで繊細さや広がりを醸し出すところにフルートなどの管が絶妙にブレンドされ、英国の良心ともいえる幻想的なサウンドを聴かせる。
フィル・コリンズ、作曲も手伝ったマイク・ラザフォードの参加もあり、むしろGENESISよりも純粋な英国情緒やファンタジーに溢れた名盤。
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タグリスト: プログレ  イギリス  1970年代  メロトロン 

 

投稿者: 2013-09-16-Mon

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