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2014年04月

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投稿者: -----------

FROST / The Rockfield Files

英国の現代型プログレッシブ・ロック・バンドFROSTのスタジオライブ The Rockfield Files。


FROST / The Rockfield Files 2013 UK
FROST / The Rockfield Files1. Hyperventilate
2. Heartstrings
3. Black Light Machine
4. Dear Dead Days
5. Pocket Sun
6. Milliontown
7. Lantern
8. Black Light Machine


オーディエンス無しなのでライブならではの臨場感は希薄ながら、録音やミックスの良さもあってFROSTらしい音の密度とスリリングなアンサンブルが楽しめる好盤。アレンジをスタジオ盤とは変えている部分もあるが、それがまた新鮮でカッコ良く、改めて楽曲自体の素晴らしさを認識させられる。
ジェム・ゴドフライ(Key/Vo)の弾くキーボードは基本的に最新のデジタル・シンセで、70年代回顧型プログレ・バンド達の好むヴィンテージな音色とは一線を画したソリッドなものなのだが、スタイリッシュなFROSTの音楽性に非常にマッチしている。例えば、ジョン・ミッチェル(G/Vo)が所属するもう一つのバンドIT BITESのジョン・ベックが90年代の良さを漂わせる変幻自在のキラキラ・トーンで楽曲をデコレーションするのとはまた違った方向性で、もっとグイグイと自ら楽曲を牽引する感じなのが新しい。

新作への期待を高める新曲


#2は新曲。BEATLESやELOを微かに香らせる英国ポップらしいキャッチーなメロディを抜群のセンスによるアレンジでプログレッシブに仕上げた中々の名曲。ポリリズムの中、トリッキーなドラミングが印象的なインスト・パートがプログレッシブで、ポップな歌唱パートと良い意味でのギャップを生み出している。
今回はアコースティック・セッションとして収録されたメロウなもう一つの新曲#7と合わせて、2014年リリース予定の新作アルバムに期待が高まります。


Frost : Promo - The Rockfield Files DVD/CD 2013





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タグリスト: イギリス  プログレ  2010年代  シンフォニック 

 

投稿者: 2014-04-30-Wed

THE WATCH / Tracks from the Alps

THE WATCH / Tracks from the Alps 2014 ITALY
イタリアのプログレッシブ・ロック・バンドTHE WATCHの6thアルバムTracks from the Alpsのレビュー。
今回もGENESISの楽曲#4をカヴァー。

THE WATCH / Tracks from the Alps1. A.T.L.A.S.
2. The Cheating Mountain
3. Devil's Bridge
4. Going Out to Get you
5. Once In a Lifetime
6. On Your Own
7. The Last Mile


ガブリエル期GENESISの正統フォロワーTHE WATCH


効果的に使用されるメロトロンやシンセがサウンドに占める割合、起伏や明暗などの楽曲展開等、ピーター・ガブリエル期GENESISの音楽的要素を緻密に研究しつくし我が物としたところが、THE WATCHの特長。このアルバムTracks from the Alpsにおいても、楽曲の印象を大きく左右するポイントであるボーカル・スタイルとギター(サウンドとフレージング)が、もはやピーター・ガブリエルとスティーヴ・ハケットにしか聴こえないくらいにGENESIS化が進行。
マイナーな楽曲にスポットを当てるカヴァーにもリスペクトが感じられ、ガブリエル期GENESISの正統フォロワーとして、より一層レベルアップしている。

元祖の意匠を借りつつも練られたオリジナル曲はハイクオリティ


静かなオープニングからスリリングな5拍子への移行、効果的なメロトロン、冒頭のボーカル・メロディを変奏するシンフォニックなシンセ、終盤の叙情パートなど、ドラマティックな起伏とフック満載の#1。
良く練られたコード進行とキャッチーなパートを持つ#2。
冒頭に雪を踏みしめるSEを配したミステリアスな序盤から躍動感あるパートへ展開。様々な表情を見せるシンフォニックなインスト・パートも聴き所な#3。
メロトロンとフルートが効いている、神秘的な中に叙情を織り込んだ#4。
レトロな音色のリフやバッキング、突如3拍子に拍子チェンジしてのクラシカルなソロとオルガンが活躍する#5。
ギターのアルペジオを中心に進行する静謐な前半からシンフォニックな後半に移行する#6。
フルートとギターのアルペジオの醸し出す叙情、静動のダイナミクス、メロトロンの白玉、、ドラマティックな展開など理想的なプログレ・チューン#7。

オリジナル曲は、単に古い素材を模倣して並び替えたのでは無く、GENESISの新曲としても違和感無く許容できるだけの楽曲クオリティがある。そこにTHE WATCHの凄みを感じる。


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タグリスト: プログレ  ヨーロッパ  シンフォニック  メロトロン  2010年代 

 

投稿者: 2014-04-20-Sun

PANIC ROOM / Incarnate

PANIC ROOM / Incarnate 2014 UK
英国ウェールズの女性ボーカル・シンフォPANIC ROOMの4thアルバムIncarnateのレビュー。

PANIC ROOM / Incarnate1. Velocity
2. Start The Sound
3. Incarnate
4. Nothing New
5. Waterfall
6. Into Temptation
7. All That We Are
8. Searching
9. Close The Door
10. Dust


PANIC ROOM / Incarnate収録曲紹介


ブルーズ・ロック・タイプのギター・リフがリードするミディアム・スローの叙情ナンバー#1。
ストリングスのピチカートによるアルペジオがENYAを想起させる、清涼感のあるポップなナンバー#2。
3音からなるシンプルなアルペジオのリフをベースに、エキゾチックな要素などモーダルな響きを絡めて展開するミステリアスな#3。様々な場面転換がフックとなっている、アルバム中で最もアイディアに満ちた楽曲。
クリーン・トーンのギター・リフとリムショットで淡々と進行するバラード#4。脱退したオリジナル・メンバーのポール・デイヴィスに代わって参加のアダム・オサリバン(G)が渋いギター・ソロを聴かせる。
SUPERTRAMP風のパーカッシブなエレピ(ウーリッツァーか?)がリードするキャッチーな#5。ドラミングもエレピに呼応してタム中心から徐々にスネアを増やして行く良く練ったアレンジとなっている。
モーダルな響きが神秘的なムードを醸成する#6。
メランコリックなロッカバラード#7。ウィスパー気味な序盤から熱唱の大サビまで、アン=マリー・ヘルダー(Vo)のレンジの広いエモーショナルな歌唱が堪能できる。
何となく80年代ポップ風なムードとハーモニカのソロが胸キュンな、軽快なリズムに乗った哀愁チューン#8。
仄かに叙情を織り込んだ広がりのあるサウンドのバラード#9。
深遠でミステリアスなムードの#10。

音楽性が若干変化し、アン=マリーの存在感が増す


ハード・ロック寄りの派手でエッジの立ったプレイが特徴だったポール・デイヴィスと比較すると、アダム・オサリバンは堅実ながらもやや地味なプレイ・スタイル。
ストリングス・セクション、ポール・デイヴィスによるハードなダイナミズムなどで楽曲をドラマティックに彩った前作のダークさや叙情は後退し、全体的にシンプルで透明感が増した印象。 その結果、PANIC ROOM唯一にして絶対的なセールス・ポイントであるアン=マリー・ヘルダーの歌唱がよりフィーチュアされ、#7などの叙情ナンバーでの扇情力は勿論、#2や#5などの伸びやかでキャッチーなナンバーにおいても彼女の歌声と歌唱の普遍的な魅力が引き出されている。

Incarnate - Official Promo Video





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タグリスト: プログレ  イギリス  女性ボーカル  2010年代  シンフォニック 

 

投稿者: 2014-04-18-Fri

ASIA / Gravitas

ASIA / Gravitas 2014 UK
再結成オリジナルASIA 4枚目のアルバムGravitasのレビューです。
脱退したスティーヴ・ハウに代わり、若きサム・クールソン(G)が加入。

ASIA / Gravitas1. Valkyrie
2. Gravitas
3. The Closer I Get To You
4. Nyctophobia
5. Russian Dolls
6. Heaven Help Me Now
7. I Would Die For You
8. Joe Di Maggio's Glove
9. Till We Meet Again


ASIAというよりはWETTON DOWNES


教会音楽などのルーツを感じさせるメロディアスでキャッチーな歌メロと堂々ったる歌いっぷりにジョン・ウェットン(B/Vo)、冒頭にシンセによるオーケストレーションを配した#2やシンセのバッキング・フレーズが80年代ポップ風でBUGGLESを彷彿させる#7等にジェフ・ダウンズ(Key)、と双頭のカラーは顕著ながらスティーヴ・ハウによるクセのある一捻りが不在。その為、イントロやインスト・パートでのアレンジ面では割とあっさりとして工夫に欠ける分、ドラマティックさやシンフォニック度が減少。強力なサビを延々と繰り返す場面などでは退屈に感じることも。その独特のトーンと繰り出すフレーズ自体がフックとなっていたスティーヴ・ハウの存在感の大きさを、居なくなったことで逆に露呈した形。
女性ボーカルのゲスト起用などの自由度こそ無いが、全体的なサウンドはASIAというよりはWETTON DOWNESに近い印象だ。

新ギタリスト サム・クールソンは控え目


スティーヴ・ハウ不在を埋めつつ自身のタッチで新風を吹き込んで欲しいサム・クールソンだが、単純なルート音8分刻みのバッキングや端正なアコギでステディな部分を見せる反面、彼らしさが感じられるオブリガードが聴けないのが残念。
ギター・ソロでは、少々浮いている感もあるもののハイゲイン・アンプを使用したファットなギター・サウンドや徐々にスピード・アップするテクニカルな巡回フレーズの速弾きに個性の片りんを見せ、現代的かつ流麗なフレージングで巧く楽曲に溶け込んでいる。
次回作があれば、今回は遠慮気味だったアレンジ面やバッキング面でのサム・クールソンの貢献に期待したい。

Asia - Valkyrie (Official Video / New Studio Album / 2014)





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タグリスト: プログレ  イギリス  2010年代  シンフォニック 

 

投稿者: 2014-04-14-Mon

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