----------ジャンル----------
プログレ----------テイスト----------
シンフォニック----------年 代----------
1960年代----------地 域----------
イギリス-----ジャケットアート-----
ヒプノシスANEKDOTEN / Gravity 2003 SWEDEN1. Monolith
2. Ricochet
3. The War Is Over
4. What Should But Did Not Die
5. SW4
6. Gravity
7. The Games We Play
8. Seljak
スウェーデンのプログレッシブ・ロック・バンドANEKDOTENの4thアルバムGravity。
ヘヴィなグルーヴと唸りを上げるメロトロンによる音のカベが押し寄せるド迫力の#1。ヘヴィな中にもヴィブラフォンのもたらす寂寥感が効いてます。
スペイシーなメロトロンの白玉リフ、アルペジオをバックにした歌唱パートなど、キャッチーに仕上がった#2。終盤のサイケな音色のオルガン・ソロも味わい深いです。
パーカッションとアコギの伴奏をベースに淡々と詩情を綴った#3。冷ややかな音色のメロトロンがサビのコーラス・ハーモニーを増強したり、サウンド全体の陰影を浮かび上がらせたりと活躍。
底辺をうねるベース・ライン、くすんだ音色のオルガンとクリーン・ギターのアルペジオでクールに鬱な叙情を描く、重く静かな#4。
サンプルのように無機的でシンプルなビートに妖しげな男女混声コーラスが舞う#5。エフェクトによるSEのようなサウンドスケープやアンビエントなピアノをあしらって実験的ムードも漂います。
暗鬱ボーカル・メロディとヴィブラフォンによる静のパートと、メロトロンとヘヴィ・グルーヴが覆い尽くす動のパートがせめぎあうタイトル・トラック#6。
グラスハープのようなやわらかい音色のサウンドで霧のように包まれたアコースティック小品#7。
4拍子ながらアクセントをずらしたトリッキーなリズムがフックとなったインストゥルメンタル・ナンバー#8
重金属のようなベースが押し捲る直接的なヘヴィネスがやや後退、トレモロがかかったヴィブラフォンやオルガンの不穏なサウンドでダークな心象風景を描き、メロトロンが効果的にアクセントをつける事でサウンドが整理され、随分聴き易くなりました。このオルガン、クレジットにあるFARFISAなるイタリアの電子オルガンかもしれません。