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OPETH / Watershed

OPETH / Watershed 2008 SWEDEN
PAIN OF SALVATION / Road Salt One1. Coil
2. Heir Apparent
3. Lotus Eater
4. Burden
5. Porcelain Heart
6. Hessian Peel
7. Hex Omega



スウェーデンのプログレッシブ・メタル・バンドOPETHの9thアルバムWatershed。

OPETHの魅力は何と言っても「ギャップ」につきます。
不条理暴虐リフと70年代サイケ&プログレッシブ風味の奇跡的な共存。
バンドの頭脳ミカエル・オーカーフェルト(G/Vo)によるデス声とクリーンなプログレ声。
そして予測不能な曲展開とふいに見せる叙情性。
これらに加え、前作から正式メンバーとなったペル・ヴィバリ(Key)によるメロトロン、ハモンド、エレピ、アコピ等様々な鍵盤によるセピアな彩りが、OPETHの孤高性をフォロワー達の追随を許さぬレヴェルにまで高めています。
実際、アルバム中盤に配されたハイライト曲である#3,#4,#5あたりでのキーボードの使用法は際立って個性的で、これらの曲を唯一無二の存在にしています。

勿論、ミカエルのソング・ライティングもキレキレです。
「今回もオープニングは3連系のメチャかっこ良いヤツだろう」との大方の予想を根底から覆す、OPETH風フォークな#1が意表を突きながらも、次に来るであろう怒涛の展開を逆に予想させ聴き手を身構えさせる絶好のウォームアップとなっている所が憎いですねー。
そして変態アグレッション&プログレな#3。これは誰にもマネできませんね。
続く暗黒叙情フォークの#4の奇妙なコード進行はALL ABOUT EVEのゴシックな名曲Decemberを彷彿させます。
それにしても、こういう曲でのミカエルのクリーン歌唱はホレボレしますねー。ジョン・ウェットンやグレッグ・レイク並みの艶ですよ。

前作Ghost Reveries収録のキラー・チューンGhost of Perdition、The Grand Conjuration程の即効性を持った曲は無いが、サウンドやバンドの格といった部分での広がりと奥行きを感じさせるアルバムです。

ところでこのWatershed、DVD(全7曲の5.1CHサラウンド・オーディオ・バージョン、リハーサル風景と曲解説&インタビュー映像、ボーナストラック3曲)付きのスペシャル版も出てます。
DVDのリハーサル風景では練習スタジオの高校生並みに5人が接近してプレイしてます。ミカエルの自宅スタジオでしょうか?
別のショットでは膨大なレコード・コレクションを収めた棚をバックにミカエルがインタビューに答えてます。
何が入っているのか?・・・非常に気になります。
それとメンバー中一番メタル野郎な風貌で、実際ライブでも大人しい他のメンバーを尻目に一人長髪を振り乱してヘッド・バンギングしていたベースのマルティン・メンデスが、その長髪をバッサリ!
サッカー浦和レッズの鈴木啓太のような短髪にしておりビックリだ。それでも中々似合ってます。
そしてキーボードブースでは俳優・小日向文世のような表情のペル・ヴィバリがサウンド全体を慈父のような眼差しで優しく包み込んでます。


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タグリスト: プログレ  ヘヴィ・メタル  メロトロン  2000年代  北欧 

 

投稿者: 2011-08-05-Fri

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