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IQ / The Wake

IQ / The Wake 1985 UK
英国のプログレッシブ・ロック・バンドIQの2ndアルバムThe Wakeのレビュー。

IQ / The Wake 1. Outer Limits
2. The Wake
3. The Magic Roundabout
4. Corners
5. Widow's Peak
6. The Thousand Days
7. Headlong


IQ / The Wake全曲紹介


軽快な5拍子に乗ってシンセ・ストリングスとクリーンなアルペジオがリード。中間部では7拍子にシフト・チェンジしてテーマ・メロディをギターやシンセでアレンジして聴かせる等、定番の手法ながら考え抜かれた構成が見事な#1。
キャチーなテイストも織り交ぜつつ、ミステリアスなシンセのリフレインからドッシリしたビートで堂々としたアンサンブルを展開する#2。
序曲的な#2の余韻に繋げたシンセのぶ厚いイントロから軽快な7拍子、まろやかなフレットレス・ベースがたゆたう歌唱パート、とめまぐるしく展開。サビでは#2のメロディが再登場し関連性を持たせ、スペイシーなギターのシンフォニックなソロでフェイドアウトする#3。
スティール・ドラムのような音色のシンセとエレクトリック・シタールをフィーチャーした無国籍風エキゾチックな#4。
クリーン・ギターの7拍子アルペジオに絡むムード抜群のフルート系シンセとぶ厚いパッド系シンセが織り成す翳りある冒頭から、シンフォニックかつスリリングに発展。希望的な歌メロを補完するパワフルなドラムが楽曲のダイナミクスを増強する9分超の#5。
単にポップに終わるのではなく少々捻ったインスト・パートを挿入するセンスが素晴らしい、ギターの軽快なカッティングとシンセ・ストリングスがリードするキャッチーなボーカル・ナンバー#6。
ラストを飾る#7は伝統的英国叙情を漂わせた静かな冒頭から、ヘヴィなビートに乗せたスケール練習のようなGENESIS風シンセ・ソロとギター・ソロに続き、#1のモチーフを長3度メジャー版にしたフレーズが登場、アルバムとしての統一感を醸成。ラストのフォークロア風味を感じさせるギターのリフレインも良い感じ。

GENESISフォロワーから独自性を打ち出し始める


GENESIS影響下のポンプ・ロック勢の例に漏れず、このIQもピーター・ニコルズ(Vo)のピーター・ガブリエルをよりデフォルメしたような歌唱とマーティン・オフォード(Key)のシンセ・ストリングスを中心としたシンフォニックなアンサンブルが特徴。
ハイトーンに付いていけず、しゃくるような歌唱になってしまう#1のように少々辛い部分もあるピーター・ニコルズ。アイデンティティ確立の過程での試行錯誤の1ページということか。
自然に聴かせる変拍子やここぞという場面でのキメ・フレーズなど、テクニックに走らずメロディとアンサンブルを大切にした等身大のシンフォニック・ロックが好感度高し。彼らのクラシックとも評される1枚。

IQ - The Wake





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タグリスト: プログレ  イギリス  1990年代  シンフォニック 

 

投稿者: 2009-09-02-Wed

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