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VAN DER GRAAF GENERATOR / Pawn Hearts

VAN DER GRAAF GENERATOR / Pawn Hearts 1971 UK
VAN DER GRAAF GENERATOR / Pawn Hearts1. Lemmings (Including Cog)
2. Man-Erg
3. A Plague of Lighthouse Keepers
a)Eyewitness
b)Pictures
c)Lighthouse
d)SHM
e)Presence Of The Night
f)Kosmos Tours
g)(Custard's) Last Stand
h)The Clot Thickens
i)Land's End
j)We Go Now


VAN DER GRAAF GENERATORのサウンドは非常にユニークです。和音楽器は鍵盤(オルガンとピアノ)とほぼコードカッティングのみのアコギ。その他SAX or フルートのみ、というシンプルな構成でいながらにしてのこのシンフォニックさ。サウンドの鍵はオルガン、SAXがピーター・ハミルの歌メロをユニゾンでなぞって行く事による音の層の厚さ。そして、押しと引きのドラマティックな構成美。そこに突如、不条理アバンギャルドなインストパートが絡む事で唯一無二のサウンドが醸成されるんです。この4thアルバムは、そんな独特の個性が大作3曲というフォーマットで遺憾無く発揮された傑作です。アコギとフルートの幽玄な調べが導入部のボーカルを導く#1。一転してSAXの攻撃的なリフにオルガン、続いてボーカルと次々とユニゾンで厚みを帯びる所がゾクゾクしますね。インクルードされた、5分半位からの引き摺るようなSAXが主導する不条理インストパートと清廉なボーカルパートの対比も見事です。#2では、ピアノとオルガンによる伴奏が印象的で英国っぽい端正な序盤から狂気のような中間部アバンギャルド・パートへの流れが、他の追随を許さない独創性に溢れています。この落差が効いて、再び端正なパートに戻る頃には神々しささえ湛えるようになっています。そしてそこに再び切り込んでくるヘヴィなSAX。これほどまでに対照的な要素を1曲の中に共存させるセンスがもうぶっ飛んでます。#3は23分超の組曲形式。シアトリカルなボーカル・パフォーマンスとそれを最大限に際立たせるアレンジ。そして、シンフォニックな美とカオティックな混沌パートのスムーズな融合。これら豊富すぎるアイディアをまとめあげるという困難な作業を、抜群なストーリーテリングぶりで達成した奇跡の大作です。このユニークなサウンドと予測不能な展開、誰にも真似できませんね。
VAN DER GRAAF GENERATORの作品レビュー
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プログレやHR/HM(ハード・ロック/ヘヴィ・メタル)のレビュー ☆千一夜☆の深い森

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タグリスト: プログレ  イギリス  1970年代  名盤 

 

投稿者: 2009-09-07-Mon

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